Xiaomi，税込4万3800円の5Gスマートフォン「Mi 11 Lite 5G」を発売。Snapdragon 780G搭載＆おサイフケータイにも対応

　2021年6月24日，Xiaomi Corporation（以下，Xiaomi）は，5G対応の新型スマートフォン「Mi 11 Lite 5G」を7月2日に国内発売すると発表した。約6.81mmという薄型筐体にQualcommのミドルハイクラス市場向けSoC（System-on-a-Chip）「Snapdragon 780G」や3眼式カメラを搭載しながら，税込4万3800円という価格を実現したのが見どころだ。また，「おサイフケータイ」が利用できるのもポイントだ。

Mi 11 Lite 5G

ディスプレイの左上にパンチホール式のインカメラを備える

　ディスプレイは，約6.55インチサイズで解像度1080×2400ドット，横持ち時のアスペクト比が21：9の縦長有機ELパネルを採用する。最大リフレッシュレート90Hz表示に対応するのに加えて，タッチパネルのサンプリングレートは240Hzと高速なのが特徴だ。
　容量6GBのメインメモリも含めて，ゲーム用途にも活用できそうな製品だが，画面左上にあるパンチホール式インカメラは好みが分かれそうである。
　
　アウトカメラは，標準と広角，望遠という3眼式構成だ。このうち，望遠カメラは最短撮影距離が3cmと短く，マクロカメラのように利用できるという。
　
　日本国内では，Snapdragon 780Gを搭載した製品がほかにないため，ハイエンド市場向け端末と比べてどの程度の性能かはなんとも言えない。ただ，ミドルハイクラス市場向けSoCや3眼式カメラ，Felica対応で4万円台前半という価格を実現したMi 11 Lite 5Gは，価格対スペック比に優れた製品とは言えそうだ。

●Mi 11 Lite 5Gの主なスペック

メーカー	Xiaomi Corporation
OS	Android 11
ディスプレイパネル	約6.55インチ有機EL，解像度1080×2400ドット，アスペクト比 9：21，最大リフレッシュレート90Hz
プロセッサ	Qualcomm製「Snapdragon 780G」 ・CPUコア：Kryo 670（最大2.4GHz） ・GPUコア：Adreno 642
メインメモリ容量	6GB
ストレージ	128GB
アウトカメラ	3眼式 ・標準：約6400万画素，F1.79 ・広角：約800万画素，F2.2，画角119度 ・望遠：約500万画素，F2.4
インカメラ	約2000万画素，F2.24
対応5Gバンド	未公開
対応LTEバンド	未公開
対応3Gバンド	未公開
無線LAN対応	Wi-Fi 6（IEEE 802.11ax）
Bluetooth対応	5.2
バッテリー容量	4250mAh
待受時間	未公開
連続通話時間	未公開
USBポート	USB Type-C
公称本体サイズ	約75.73（W）×160.53（D）×6.81（H）mm
公称本体重量	約159g
本体カラー	トリュフブラック，シトラスイエロー，ミントグリーン

　また，Xiaomiは，2021年2月に国内発売したLTE対応スマートフォン「Redmi 9T」のラインナップに，内蔵ストレージ容量を従来の2倍となる128GBに強化した上位モデルの発売も発表した。メーカー想定売価は2万1800円となっている。

Redmi 9Tのストレージ128GBモデルを追加

Xiaomiの日本語公式Webサイト

Xiaomi（シャオミ、本社：中国 北京、CEO：雷軍）は本日、Mi 11 スマートフォンシリーズの新機種「Mi 11 Lite 5G」を7月2日（金）に発売することを発表しました。「Mi 11 Lite 5G」は昨年9月にau限定で発売された「Mi 10 Lite 5G」に継ぐモデルとなり、ミドルレンジながら5nmプロセスのQualcomm Snapdragon 780Gを国内で初めて※2採用、フラッグシップ並みの機能を搭載した超軽量でスタイリッシュな5Gスマートフォンに仕上がっています。


「Mi 11 Lite 5G」は世界最薄※1となる約6.8mmの薄さを誇り、重量も約159gと非常に軽量なモデルで、FeliCa（おサイフケータイ）にも対応しています。

今回の発表に関して東アジア担当ゼネラルマネージャーのスティーブン・ワンは以下のように述べています。
「かつてない薄さと軽さの5Gスマートフォン、Mi 11 Lite 5Gは、見た目にこだわりがある方にも魅力的なデザインに仕上がっているかと思います。また AnTuTu などのベンチマークツールで非常に高く評価されている Qualcomm Snapdragon 780G 5G のチップセットが搭載されており、日本では市場初登場※2となります。まだ Xiaomi の端末を手に取ったことがない方にもぜひお試しいただき、ハイミドルとは思えないパフォーマンスを実際に体感いただければと思います。」

TrueColorのAMOLEDディスプレイで違いを体感
「Mi 11 Lite 5G」の6.55インチ有機ELドットディスプレイは、10-ビット TrueColor サポートにより10億7000万色の表示が可能です。どの角度から見ても滑らかなカラーグラデーションと、より自然な色調の移り変わりが実現され、画像のノイズ、滲み、カラーバンディングなどが最小限に抑えられています。
「Mi 11 Lite 5G」は DCI-P3 対応につき、高い色精度と保色性が実現されており、鮮やかで写実的な画像を捉えます。また HDR10＋対応で、シャープなコントラストがよりダイナミックな映像視
聴体験を提供します。

もちろん音質も画像品質に負けていません。ハイレゾオーディオとハイレゾオーディオ・ワイヤレス認証を受けたデュアルスピーカーが、没入感満載の格別な音楽体験を提供します。

「Mi 11 Lite 5G」のリフレッシュレートは90Hz、タッチサンプリングレートは240Hz で、使用中の遅延を全く感じることなくサクサクと操作をすることができます。

フラッグシップ並みのパフォーマンス
日本市場初登場※2となる Qualcomm Snapdragon 780G 5G のモバイルプラットフォームは、その5nmプロセッサーとLiquidCoolテクノロジーが頼れるパワーと速さを提供します。さらに4,250mAhのバッテリーと33Wの急速充電が長い一日の使用もフルにサポートします。

突出したカメラパフォーマンス
「Mi 11 Lite 5G」の3つの背面カメラは6400万画素のメインカメラ、800万画素の超広角カメラ、そして500万画素のテレマクロカメラで構成されており、どなたでも簡単にプロ並みの写真や動画を撮ることができます。
フロントカメラは2000万画素で、背面の800万画素の超広角カメラと同様、暗所での撮影に最適化されているので、沈みゆく夕陽や煌く夜景、夜のお出かけ時のセルフィーでの撮影もより明るく、シャープなコントラストで詳細まで余すところなく捉えます。新たな動画撮影モードやフィルターも加わり、高価な機材や専門的知識がなくてもプロ級の映像作品を制作できます。

鮮やかなデザインと心地よい触り心地
たった6.81mmの厚さと159gの重さを誇る「Mi 11 Lite 5G」は、しっくりと手におさまり負担を感じさせません。パンチホール型のフロントカメラと非常に薄い 1.88mm のベゼルが画面の最大化を実現しており、日常的な使用で発生するキズや万が一の落下に対しても Corning Gorilla Glass 6 がしっかりと守ります。

「Mi 11 Lite 5G」のメモリーは 6GB＋128GB で7月2日（金）より以下販売店にて発売されます。カラーバリエーションは「ミントグリーン」、「トリュフブラック」と「シトラスイエロー」※3の3色となります。

• MVNO：株式会社インターネットイニシアティブ、NTTレゾナント株式会社（goo Simseller）、ビッグローブ株式会社
• オンライン：アマゾンジャパン合同会社、株式会社NTTぷらら、株式会社ストリーム、SB C＆S株式会社、株式会社ムラウチドットコム
• 量販店：株式会社エディオン、株式会社コジマ、上新電気株式会社、株式会社ソフマップ、株式会社ノジマ、株式会社ビックカメラ、株式会社ヤマダデンキ、株式会社ヨドバシカメラ
※7月2日より順次取り扱い開始予定となります。取扱店舗については各販売店へお問合せください。

■価格
市場想定売価：43,800円（税込）

※1当社調べ。
※2当社調べ。
※3「シトラスイエロー」の発売日は7月9日となります。

■Mi 11 Lite 5Gスペック表