本稿では,初日の舞台開幕前に行われたインタビューとゲネプロ(公開リハーサル)の模様をお伝えしていく。
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【舞台「ダンガンロンパTHE STAGE」関連記事】
●「ダンガンロンパTHE STAGE〜希望の学園と絶望の高校生〜」ゲネプロレポート
●「スーパーダンガンロンパ2 THE STAGE〜さよなら絶望学園〜」ゲネプロレポート
■「ダンガンロンパ3 THE STAGE 2018 〜The End of 希望ヶ峰学園〜」出演者(敬称略)
◯キャスト(ステージ)
西銘駿,岡本夏美,神永圭佑,飯田里穂,木津つばさ,鮎川太陽,永山たかし,山下まみ,三秋里歩,永島聖羅,高橋りな,玉木健仁,石田安奈,船岡咲,七海,一徹【トリテン】,工藤紬,大久保圭介/市川美織,竹若元博【バッファロー吾郎】
◯映像/音声出演
松風雅也(映像出演),中村優一(映像出演)/TARAKO(声の出演),貴家堂子(声の出演)/仲田博喜,神田沙也加(映像出演)
ゲネプロ前に行われたインタビューには,本公演の座長を務める西銘 駿さんなど出演者7名と,脚本および演出を担当した西森英行氏が登場。それぞれ本公演に向けての意気込みが語られた。
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●苗木 誠役:西銘 駿さん
いよいよ初日を迎えました。今はものすごく緊張していますが,適度に肩の力を抜いて緊張をほぐし,全27公演を怪我なく,かつ全力で頑張っていきたいと思います。「ダンガンロンパ」はファンの皆様から愛されている作品ですので,その期待に添えるように頑張ります。よろしくお願いします!
●霧切響子役:岡本夏美さん
本日からいよいよ公演が始まります。皆で丁寧に,気持ちをつないでいけたらと思っています。頑張ります!
●十六夜惣之助役:神永圭佑さん
ある役者の先輩と,去年の舞台でご一緒させていただいた時に「役者は“汁”を出せ」と強く言われました。その教えを生かして,今回は稽古の段階からたくさんの汁を出して頑張ってきました。本番も汁を出しつつ,頑張っていきたいと思います。
●朝日奈 葵役:飯田里穂さん
2.5次元作品に出演するのは初めてなので,とても緊張しています。ですが,最後までしっかりと朝日奈 葵を演じきりたいと思います。
1か月くらいでしょうか。キャストもスタッフの皆さんも,一生懸命にお稽古をしてきました。本番も最大限の力を発揮できるように,そして最後まで誰1人欠けることなく頑張りたいと思いますので,どうぞ応援をよろしくお願いします。
●天願和夫役:竹若元博さん(バッファロー吾郎)
いろいろな舞台に立たせてもらっていますが,このようにキャストやスタッフの皆さん全員の力で作品をひとつの形にまとめ上げるという体験は,とても貴重で新しいものでした。一緒に楽しみたいと思っています。
●宗方京助役:中田博喜さん
全員一丸となって積み上げてきたものが,皆の絆となっています。この初日に良いスタートを切って,大千秋楽まで誰1人欠けることなく,一緒に作っていきたいと思います。最後まで,応援をよろしくお願いします。
●塔和モナカ役:市川美織さん
NMB48を5月に卒業してから初めての舞台になります。今までにも,歌や舞台に出演させていただいていましたが,これが女優としてのデビューになります。塔和モナカちゃんの,可愛いところとダークなところをいっぱい皆さんの心に刻めるよう,頑張って演じていきます。
先輩方やスタッフの皆さん,いろんな人に支えてもらいながらお稽古してきました。これから女優として一歩を踏み出す私を,この舞台で感じていただければと思います。
●脚本・演出:西森英行氏
舞台「ダンガンロンパ3」は,舞台「ダンガンロンパ」の歴史,そして(ゲームの)「ダンガンロンパ」の歴史を踏まえて作る,集大成のような作品だと思っています。製作時は「迷ったら原作を観ろ」を合言葉に,作品を作っていました。
役者とスタッフ一丸となって,作品の面白さを伝えていきたいと思います。どうぞ,よろしくお願いします。
この後には質疑応答の時間が設けられ,登壇者が個々の質問に答えていく形となった。本作の見どころを聞かれた西銘さんは「シリアスなシーンが続く中で“人の命の重み”を感じられる作品になっていますので,そういった部分を大切にお芝居したいです」とコメントした。
また,西森さんは原作を「仕掛けの多い作品」としたうえで「アニメーションで表現した事をどこまで再現できるのか,という課題への限界に挑戦しつつ作り上げました」と,舞台化を行う上での目標とした要素について語ってくれた。原作を体験済みのファンは,見比べてみるのも面白そうだ。
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ここからはゲネプロの模様をお伝えしていこう。なお,ネタバレには配慮しているが,シリーズ作品の核心に触れるキーワードも登場するので注意してほしい。
今回の舞台は,ゲームシリーズとつながりを持つTVアニメ「ダンガンロンパ3」の「未来編」をベースとした物語が展開する。“超高校級の絶望”が引き起こした「人類史上最大最悪の絶望的事件」によって壊滅寸前となった世界を救うために結成された組織「未来機関」の拠点にて,その物語の幕が開く。
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シリーズ第1作の「ダンガンロンパ」にて絶望を打ち破った苗木 誠は“超高校級の希望”として未来機関の一員となっていた。しかし,彼は戦いの中で「絶望の残党」と呼ばれる敵対勢力を助けた事により,未来機関で尋問を受ける立場となる。
英雄である苗木の処分について激論が交わされる最中,突如として施設に睡眠ガスが注入される。意識を取り戻した未来機関のメンバーの前に現れたのは,倒したはずの“絶望”の尖兵であるモノクマだ。施設を封鎖したモノクマは,彼らに「最後のコロシアイ」の開始を宣言する。
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その内容は「機関の内部にいる“裏切り者”を探し出して殺害する」というもの。参加者の腕にはバングルが取り付けられ,一定時間ごとに睡眠薬が注射されるが,裏切り者だけが起き上がって未来機関のメンバーを殺害していくのだ。モノクマの「学級裁判」とは違った緊張感がある密閉空間の中で,彼らはどんな結論を導き出すのだろうか。
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驚いたのが,全部で12話あるTVアニメのストーリーを見事に2時間の舞台にまとめあげたところ。原作の物語をなぞりながら,シリーズならではの恐怖や焦燥感が見事に表現されていた。必要な要素はキッチリと組み込みつつ,早足に感じさせない構成の上手さも注目ポイントのひとつ。会話シーンのテンポの良さや,原作でも重要なファクターとなっている「NG行動」が推理を楽しむポイントとして機能していたところも印象的だった。
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また,推理に必要な情報はキッチリと演出の中に織り込まれており,「ダンガンロンパ」をあまり知らないという人でも,一つの“推理モノ”として十分に楽しめる仕組みになっていると感じた。観劇の際には,細かな言動や演出にも目を向けてみよう。
殺陣を含むアクションシーンも,大きな見どころのひとつだ。黒子として演出を助ける「モノクマダンサーズ」も前作から引き続き登場し,ゲームやアニメにおける“エフェクト”に近い部分を,体全体を使ったアクションで表現してくれる。舞台の隅から隅まで動き回るモノクマ達にも注目してほしい。
本日(7月23日)まで行われる東京公演,7月27日から29日までの大阪公演に続いて,8月3日から8月13日までは東京凱旋公演が行われる。気になる人は,日程やチケット販売といった詳細を公式サイトで確認しよう。
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