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「Diablo III:Reaper of Souls」のAdventureモードや新クラスのCrusaderを,BlizzConにプレイアブル出展されていたデモ機で体験してきた
「Reaper of Souls」のリリース時期はまだ発表されていないものの,「第5章」として描かれるキャンペーンの一部や「Adventure」モード,さらにPlayStation 4版を体験するチャンスに恵まれたので,その模様を紹介しよう。
「Diablo III」公式サイト
「Reaper of Souls」では,BlizzCon初日のニュースでお伝えしたように,ブラック・ソウルストーンの力で「死界」の能力を得た堕天使・Malthael(マルサエル)が,天界と魔界の血が流れるサンクチュアリの人間を“魔”として駆逐すべく,侵攻を開始するというストーリーが描かれる。
「Crusader」(クルセイダー)というクラスが追加されるほか,新しく「Adventure」モードが実装される。また,アイテムドロップ関連の仕組みを一新した「Loot 2.0」が導入される予定だ。
なお,PlayStation 4版「Diablo III」は,「Diablo III: Ultimate Evil Edition」というパッケージで販売され,「Reaper of Souls」の内容を含んだものになることが明らかにされている。
「Reaper of Soul」キャンペーンの一部をCrusaderを使用して体験
「Reaper of Souls」の舞台になるのは,サンクチュアリの南西部だ。この地域は,パラディンの大軍勢が,魔界のクリーチャー達を狩りながら西へ西へと進んでいったことから,「Westmarch」(ウエストマーチ)と名付けられたらしい。
新クラスのCrusaderは,パラディンの中でも屈強な意思と天の恩恵を受けた能力を持つ精鋭兵という設定で,「Order of Zakarum」(ザカラム教団)から魔の汚染を取り除き浄化することを目的としている。
堕天使・Malthaelがウエストマーチに侵攻し,この地にあったザカラム大聖堂にまで影響が及んだことから,Crusader達は誰からの影響も受けないサンクチュアリの成立を目指し,自らが先頭に立って戦っていくことになるのである。
今回試遊できたデモでは,レベル33のクルセイダーを使用して「The Fall of Westmarch」と呼ばれるミッションをプレイできた。
ミッションは,「Lorath Nahr」という人物が,モンスター達との戦闘中にウエストマーチの郊外である「ウエストマーチ・アウトルック」に到達した,という場面から始まる。
Lorathはプレイヤーに,ウエストマーチの兵士を率いる「General Torion」がザカラム聖堂を守るために市中に向かったが消息不明となっているので,大天使・Tyrael(ティラエル)を探し出して助言を請うように伝える。
そこでプレイヤーは,ウエストマーチの城内へと向かうのだが,城門が閉ざされているため,下水路や裏道を通って聖堂に向かうことになる。ここでは,Malthaelの力によって市民や兵士達が変貌したモンスターが襲いかかってくるのだ(関連記事)。
マウスの左クリックに割り当てられていた「Punish」は,標準的な近接攻撃で,ヒットするごとにCrusaderにとってのマナである「Wrath」(憤怒)のパワーが溜まっていくというもの。そのほか,光のハンマーを相手に投げつける「Justice」,盾のオーラで敵を殴りダメージを与える「Shield Bash」,光の柱を天から落としてエリア攻撃を行う「Fist of the Heavens」といったスキルが,マウスクリック攻撃のプライマリ/セカンダリに設定されていた。
アクティブスキルでは,ヘルスを自動回復させるエリアを作り出す「Consecration」,幽体のような馬に乗って高速移動ができる「Steed Charge」,周囲の仲間の攻撃力が増す「Law of Valor」,ジャンプ後に剣を使って大振動を起こし,エリア内の敵にダメージを与える「Fallen Sword」といったものがショートカットキーに割り当てられていた。
新鮮な気持ちで何度も繰り返しプレイできるAdventureモード
Bountiesは,「賞金(バウンティ)がかけられた敵を倒す」というスタイルで,Diabloシリーズらしいダンジョンクロールを楽しめるコンテンツとなっている。
デモ機では,第1章から第4章までに加えて「World」と名付けられたマップがあり,それぞれに10種類から20種類程度のウェイポイントが用意されていた。ウェイポイントのうちいくつかには「!」マークが付いており,これがバウンティのついた敵がいるかどうかの目印だ。
バウンティ対象はさまざまで,ディアブロのようなボスキャラやユニークモンスターを倒したり,ダンジョンのモンスターをすべて倒したり,特定のイベントを発生させたりすることで賞金を獲得できた。
そのマップは,地下墓地のようなマップを越えたらジャングルに行き着くというように完全にランダムで,最大で10層程度の構成になっている。登場する敵やその配置もランダムで,ZealotとButcherが同時に出てきたり,ウェイポイントからちょっと先に進んだだけでユニークモンスターが複数登場したりと,キャンペーンだったら“あり得ない”組み合わせが実現する。
さらに,ゲージを100%にすると「Nephalem Rift」が開きボスキャラクターが登場するのだが,そのボスやスキルセットもランダム化されている。筆者がプレイしたときは,ポイズン攻撃を備えた巨大なDeath Maidenがボスキャラとして登場した。
Adventureモードは,キャラクタークラスが上限に達したあと,いわゆる“エンドゲーム”と呼ばれる状態に達したプレイヤーに向けたコンテンツといえるが,そういったプレイヤーにとっても新鮮な感覚でプレイできる内容になりそうだ。個人的にも非常に楽しみである。
PlayStation 4版には独自のソーシャル要素を導入予定
先述したようにPS4版では,Act5までのキャンペーンやAdventureモード,新クラスのCrusaderやLoot 2.0システムなどがすべて適用された,拡張パックを含んだ内容でリリースされる。
またPS4版には,PC/Mac/PS3版にはないソーシャル要素を含んだ独自コンテンツの開発が進められている。
中でも注目なのが,プレイヤーキャラクターを倒したモンスターがオンラインを介して,その友人のゲームに出現するという「Adventure Kill」というもの。Adventure Killでは,プレイヤーを倒したモンスターが,レベルアップしたり数々のアビリティを習得したりというように,どんどん凶暴に成長していく。仲間のプレイヤーのところには成長した状態で現れるため,“被害者”が増えれば,手に負えないほど強くなっていってしまうというわけだ。
そのほか,プレイヤー同士のアイテム贈与や交換を可能にする「Player Mail」や「Player Gift」といったコンテンツも,PS4版向けに用意されているとのこと。
DUALSHOCK 4での操作は,移動が左のアナログスティック,攻撃は○/×/△/□ボタンと左右のトリガーボタンで行う。スキルやインベントリなどのウインドウ表示はコントローラのタッチスクリーンを使用する形になっていた。
ちなみに,PS Vitaを使ったPS4版のリモートプレイは,解像度の問題から開発が見送られたことが,今回のBlizzConで明らかにされている。
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