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エキサイト,ロボットMMORPG「Age of Armor」の発表会を開催。プロモーションムービー3本もUp
会場は渋谷駅から5分ほどの距離にある,SHIDAXホール。まず,エキサイトのオンラインゲーム部 部長 松平剛也氏が,同社のゲームポータル「Game.excite」の現状と方向性,そして新作タイトル投入へ至った経緯などを述べた。
こうした方針で,今回エキサイトが選択したタイトルがAOAというわけである。前述のとおり,AOAの開発元はSnail Gameという中国のデベロッパ。エキサイトにとって,中国産のオンラインゲームを手がけるのは初の試みではあるが,開発現場を直接見に行くなどしつつ重ねてきた長期間に及ぶ交渉の末,Snail Gameが日本市場向けにも本格的に取り組んでくれるということになり,契約が実現したのだそうだ。
また松平氏は,エキサイトという企業が,オンラインゲームを専業としているわけではなく,幅広い意味での“メディア”を取り扱っていることに触れ,ゲーム内広告などの基礎研究を重ねていることについても言及した。しかし,アメリカや韓国などからゲーム内広告に関するさまざまなテクノロジーを紹介されているものの,現在のところ満足のいくようなものには出会えておらず,具体的な展開については当分先のことになる模様だ。
種族を選び,変形ロボットを駆使して敵対勢力との戦争に挑む
資源問題に端を発した地球規模の内戦状態を嫌った人々が,「アーサー同盟」を結成して火星へ進出。アーサー同盟の発展は地球に残った人々の脅威となり,地球に残った人々は内戦を終結させ,「地球連邦政府」が成立。その後,国家として独立しようとするアーサー同盟と,これを阻止しようとする地球連邦政府の戦争が始まるという設定だ。プレイヤーはヒューマン(中距離攻撃が得意),ヒューマノイド(近接攻撃が得意),ネオヒューマン(遠距離攻撃が得意)から種族を選択し,いずれかの勢力に属し,もう片方の勢力との戦争に加わることになるというわけである。
スクリーンショットなどを見てもらうと分かるとおり,この世界で人々は「アーマー」と呼ばれるロボットを操り,戦闘を繰り広げるのだ。このアーマーはパーツごとに分かれており,また,パーツにはシリーズがあるが,異なるシリーズのパーツを組み合わせることもできる。こうしたパーツの組み合わせにより,1000種類以上に及ぶカスタマイズが可能となっている。
さらに,「変形モジュール」を組み合わせれば,ロボットから車や飛行機へ「トランスフォーム」(変形)もできてしまう。トランスフォームすることで,より強力な攻撃や,高速な移動が可能になるのだそうだ。
なお,車や飛行機のみならず,恐竜や動物のような形のロボットへもトランスフォームできるとのことで,「トランスフォーマー」にたとえるならば本編のみならず「ビーストウォーズ」的な世界観をも含有していると言えなくもないかもしれない(?)。
「滅亡システム」「合体システム」は,当面実装されない模様
ただし,オープンβテスト,正式サービスの時期については,クローズドβテストの結果を見て決めていきたいとのことで,明らかにされていない。
ちなみに,クローズドβテストの段階では,地球連邦政府とアーサー同盟の直接的な戦い……すなわちPvPやギルド戦といった要素,トランスフォームシステムは盛り込まれず,登場するアーマーの種類も全体の半分以下とのこと。テスト期間が短いため,まずは世界観に慣れてもらいながら,Mob狩りをしながらのレベルアップなどを楽しんでほしいのだそうだ。
ところで先ほどもお伝えしたとおり,4GamerではAOAの情報を2005年からお届けしてきている。その中で,一方の陣営が滅亡するとサーバーの構成が変わって新たにゲームがスタートする「滅亡システム」や,5体のロボットを合体させて大型ロボットを作り上げる「合体システム」などについても紹介したことがある。
しかし,今回エキサイトが行った発表に,この二つの要素は影も形もない。そこで広報担当者に聞いてみたところ,どちらのシステムも仕様が固まっていない段階で,日本でのサービスへの実装の可否も含めて検討中とのことだった。
「Age of Armor」プロモーションムービー3本をUp
なお今回,発表会で配布されたプレスキットの中に,本作のプロモーションムービーが3種類収録されていた。すべてを4GamerサーバーにUpしたので,こちらでまとめて掲載しておく。
一本目は,本作の世界観を描いたCGムービー。二本目は,プレイシーンを中心とした映像に,本作のバックグラウンドストーリーを紹介する字幕が入れられたものだ。
三本目もやはり,プレイシーンを中心とした映像と字幕で世界観を解説するものになっているが,対立する勢力間の武力衝突と思しきシーンが見られるほか,宇宙や惑星での戦闘シーンなども含まれており,本作が宇宙時代を描いた作品であることを再認識させてくれる。
■「Age of Armor」 http://aoa.excite.co.jp/
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