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[TGS 2019]HyperX,独自メカニカルスイッチ採用キーボード「Alloy Origins」を国内発売。ヘッドトラッキング機能対応のヘッドセットも
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印刷2019/09/13 01:41

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[TGS 2019]HyperX,独自メカニカルスイッチ採用キーボード「Alloy Origins」を国内発売。ヘッドトラッキング機能対応のヘッドセットも

ブースで行われたイベントで製品を紹介したHyperXのアジア太平洋シニアセールスマネージャーであるAkira Shih(アキラ・シー)
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 2019年9月12日,Kingston Technology(以下,Kingston)は,東京ゲームショウにおいて,ゲーマー向けブランド「HyperX」の周辺機器6製品を国内発売すると発表した。
 目玉となるのが,HyperXブランドでは初という独自メカニカルキースイッチを採用したキーボード「Alloy Origins」の日本語配列モデルで,ブランド初の独自キースイッチ「HyperX mechanical switch」(国内ではHyperX レッドキースイッチ)を採用するのが特徴だ。10月7日の発売を予定しており,Amazon.co.jp(※リンクはAmazonアソシエイト)にて税込1万6093円で,予約注文可能である。

Alloy Origins
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 Alloy Originsは,筐体天板にアルミニウム合金を採用したフローティングデザインのフルキーボードだ。HyperXがCOMPUTEX TAIPEI 2019で公開したときは,キートップが黒で下側が白いキーキャップを用いたモデルを展示していたが,国内モデルではいまのところ黒いキーキャップのみとなるとのこと。

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 COMPUTEX TAIPEI 2019の期間中,Kingstonは,会場近くのホテルでゲーマー向けブランド「HyperX」の製品を披露していた。新製品の中から,同社初の独自メカニカルキースイッチを採用したキーボード「Alloy Origins」と,7.1chバーチャルサラウンド再生対応ヘッドセット「Cloud Alpha S」を紹介しよう。

[2019/06/01 14:30]

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最近のゲーマー向けキーボードでよく見る,キーが浮かんだようなフローティングデザインを採用
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キー底面のスタンドは2段階で傾きを調整可能だ

 注目のHyperX レッドキースイッチだが,見た目はCherry MX Red(以下,Cherry赤軸)とあまり変わっていない。スペックを確認すると,押下特性が45gで,キーストロークは3.8mm,アクチュエーションポイントが1.8mmとなっており,キーストロークとアクチュエーションポイントが,Cherry赤軸よりも0.2mmとわずかに短く,素早く入力できるのがポイントだ。「有名な他社製品(Cherry赤軸)と比べても負けない自信がある」とシー氏は自信を示す。

十字型の軸といい,ほぼCherry MX赤軸といった感じの見た目。ただ,ハウジングの外にLEDがある点は,Cherry MX RGBスイッチとは異なる
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 また,8000万回の打鍵に耐える耐久性と,スイッチのLEDが目立ちやすい構造も,HyperX レッドキースイッチならではの特徴だという。

HyperX レッドキースイッチの特徴
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 シー氏は「独自スイッチの採用はもちろんのこと,これまでHyperXから登場したキーボードのいいところが全部入っている。自分も会社で使っているが,いい製品に仕上がっている」とアピールした。

Alloy Originsの概要。これまでのHyperX製キーボードが持つ特徴をすべて兼ね備えているという
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Waves Nxのヘッドトラッキングに対応した「Cloud Orbit S」


 そのほかにもHyperXは,新製品として,「Cloud Orbit S」と,その下位モデル「Cloud Orbit」,および7.1chバーチャルサラウンド再生対応の「Cloud Alpha S」を国内発売する。それぞれの製品の発売日と,Amazon.co.jpでの税込価格は以下のとおり。

  • Cloud Orbit S(※リンクはAmazonアソシエイト):9月30日発売,3万9800円
  • Cloud Orbit(※リンクはAmazonアソシエイト):9月30日発売,3万5680円
  • Cloud Alpha S(※リンクはAmazonアソシエイト):9月23日発売,1万4980円

 注目したい製品は,Cloud Orbit Sで,Waves Audioのヘッドトラッキング技術「Waves Nx」を用いたバーチャルサラウンドサウンド再生に対応するのがポイントといえよう。頭を左右に動かすと,その向きや動きを検知して,それに応じて音がする方向が変化するというものだ。
 なお,Cloud Orbit Sは,Audeze製のWaves NX対応ヘッドセット「Mobius Headphone」の外観を少し変更した姉妹モデルである(関連記事)。よって,基本的な特徴は,Mobius Headphoneとまったく変わらない。

Cloud Orbit S
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Cloud Orbit Sの概要
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スイッチやインタフェースは左エンクロージャにまとめている。「3D」とあるボタンを押すと,ヘッドトラッキングの有効と無効を切り替えられる。その横にマイク用の端子,USB Type-Cポートと続く
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USB Type-Cポートの横には,4極3.5mmミニピン端子,マイクの音量調整ダイヤル,ヘッドホンの音量調整ダイヤルを配置している
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 ヘッドトラッキング技術を活用して,頭部をかたむけるといったジェスチャーを,ゲームのキー入力として割り当てられる機能があるという。たとえば首を左にかたむけると,画面内のキャラも体をかたむけて銃を構えるといったような操作できるとのことだ。これにより,直感的な操作を可能とするほか,身体の可動域に制限があるゲーマー向けの操作方法としても期待できるという。

 なお,Cloud Orbitは,Cloud Orbit Sから,ヘッドトラッキング技術を省いた製品となる。

「スペシャルな機能」として紹介した動画から。まっすぐに正面を向いているときは,画面内のキャラも正面を向いている。首を左にかたむけると,それに合わせてキャラも体をかたむける
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 最後のCloud Alpha Sは,7.1chバーチャルサラウンドサウンド再生に対応するUSB DACをインラインリモコンに内蔵したヘッドセットだ。また,エンクロージャの下側に低音調整用のスライダーを設けており,スライダーを動かすと空気孔が開いて,低音域を強調できる。
 また,イヤーパッドは,前モデルである「Cloud Alpha」よりも,よりもクッション性の高い素材を採用して,装着感が向上したそうだ。

Cloud Alpha Sの概要
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面白いのはエンクロージャ下側にある低音調整用のスライダー。写真は閉じた状況だ
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スライダーは2段階で調整できる。実際に聞いてみると,たしかに空気孔が開いた状態では,低音が強調されているように感じる
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Qi対応のワイヤレスマウスと充電器も国内発売


 このほかの新製品として,ワイヤレス充電規格「Qi」に対応したワイヤレスマウス「Pulsefire Dart」と,ワイヤレス充電器「ChargePlay Base」も国内販売する。いずれも9月30日の発売を予定し,Amazon.co.jpでの税込価格は,順に1万2981円(※リンクはAmazonアソシエイト),6980円(※リンクはAmazonアソシエイト)となっている。

Pulsefire DartとChargePlay Baseの概要
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 Pulsefire Dartは,搭載センターにPixArt Imaging製の光学モデル「PWM3389」を,メインボタンのスイッチにオムロン スイッチアンドデバイス製を採用するのが特徴のマウスだ。PCとの接続は,2.4GHz帯の独自方式無線通信を利用する。
 HyperXの統合設定ソフトウェア「HyperX NGenuity」から,ボタンの割り当てや,キーマクロの設定,LEDの発光色や発光パターンを調整可能だ。なお,バッテリー駆動時間は最大50時間とのこと。

Pulsefire Dart
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 一方,ChargePlay Baseは,最大2台のQi対応デバイスを充電可能な充電台だ。出力は,1台のデバイスを充電する場合で10W(5V 2A),2台のデバイスでは7.5W(5V 1.5A)ずつの合計15Wに対応する。電源と接続するためのケーブルは着脱可能で,充電器側のインタフェースはUSB Type-Cポートになっていた。

ChargePlay Base
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マウスのほかに,スマートフォンなど最大2台までのQi対応デバイスが充電可能だ
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HyperXの公式Webサイト

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