「ラヴァートヒーローズ」「アルテイル」「アルテイル2」の夏のチャンピオンが決定！　「アルテイルネットリアルフェスタ」レポート

　GPコアエッジがサービスしているオンラインカードゲームポータル「アルテイルネット」のオフラインイベント「アルテイルネットリアルフェスタ」（以下，リアフェス）が，秋葉原にあるT's秋葉原で7月18日に開催された。
　「ラヴァートヒーローズ」や「アルテイル 〜神々の世界『ラヴァート』年代記」（以下，アルテイル），そして「Alteil II 〜銀陽帝大戦」（以下，アルテイル2）のラヴァートクラシック大会「TSUNAMI」の決勝戦が行われたほか，恒例となった，ものまねタレントのジョニーさんによるパフォーマンス，ビンゴ大会など，お楽しみ要素満載のリアフェスの様子をレポートする。

「アルテイルネット」公式サイト

今回もものまねタレントのジョニーさんが登場。さまざまな持ちネタを披露し，会場を沸かせていた

MCを務めたのは，アフロヘアとサングラス，そしてウェットスーツという扮装でアルテイルファンにはおなじみのDJ鬼切氏

グランドチャンピオンシップ進出を懸けた熱戦が展開

　上で述べたように，今回のリアフェスの最大の目玉となったのが，ラヴァートクラシック大会「TSUNAMI」の決勝戦だ。ラヴァートクラシックには，春に行われる「SAKURA」，夏に行われる「TSUNAMI」，そして秋に行われる「KURENAI」の3大会があり，それぞれ，各タイトルの最強イクサー（プレイヤー）を決する規模の大きな大会となっている。
　ラヴァートクラシックの優勝者は，12月に開催される「グランドチャンピオンシップ」の出場権を獲得し，各タイトルの2009年ナンバーワンイクサーの座を懸け，激しいバトルを繰り広げることになるのだ。

　それでは，ラヴァートヒーローズ，アルテイル，アルテイル2の各タイトルのTSUNAMI決勝戦の結果をお伝えしよう。

ウィジャ選手

＜ラヴァートヒーローズ＞
　決勝に進出したのは，普段はほとんどグランを購入せずに遊んでいるというクアイア選手と，ギルドの存続を懸けて戦った（戦うハメになった？）ウィジャ選手。
　「狩人『カサンドラ』」の抱き枕カバーを肩にかけて入場したウィジャ選手が，そのカサンドラのカードで勝ちを決めるという劇的な試合展開に，会場は大いに沸いていた。

マグノ＝ビバン選手

＜アルテイル＞
　アルテイルの決勝には，決勝進出者の中では紅一点となったcrux71選手と，マグノ＝ビバン選手が進出した。マグノ＝ビバン選手は，アルテイルをプレイし始めてから1年未満という新星イクサー。対するcrux71選手は，2007年のSAKURAにも出場経験があり，また最大RP（レーティングポイント）が2000を超えるという実力者だ。
　試合は，マグノ＝ビバン選手が終始リードする展開となり，そのまま勝利をもぎ取った。試合後，crux71選手が「完敗でした」とコメントしていたように，経験不足を感じさせない，マグノ＝ビバン選手の落ち着いた試合運びが印象に残る決勝戦となった。

AncientGrey選手

＜アルテイル2＞
　イベントの最後に行われたアルテイル2の決勝戦は，AncientGrey選手とまごたん選手による戦いに。
　両選手は，2008年のグランドチャンピオンシップに進出した実力派同士ということで，試合前からプライドのぶつかり合いとなっていた。その年のグランドチャンピオンシップではまごたん選手が勝利を収めたが，今回のTSUNAMIではAncientGrey選手が見事雪辱を果たした。

アルテイルのバージョンアップと
「プレミアムサービス」の発表会

　アルテイルのTSUNAMI決勝戦のあと，アルテイルネットに関する発表会が行われた。
　最初に紹介されたのは，新たに実装が予定されている「バトルリプレイ機能」だ。これは，対戦終了後，相手とチャットしながら試合の流れを振り返れるというもの。例えば，戦った相手と，勝負の行方を決定づけた一手を振り返ったり，ベテランイクサーがビギナーにアドバイスを送ったりといった用途が考えられる。
　より強いイクサーを目指す人ならばぜひとも研究に役立てたいところだし，お互いのスキルを称え合うなど，イクサー同士の交流の深まりにも効果がありそうだ。

　次に，アルテイルネットの新サービス「プレミアムサービス」の情報が公開された。
　プレミアムサービスは，30日間のみ有効の「プレミアムチケット」を購入することで受けられるサービスで，例えば，バトルが終わったあと，そのバトルの様子を動画として保存し，マイページで再生する機能が利用できる。
　またプレミアムサービスでは，動画として保存したバトルを，自分のブログなどに貼り付ける機能も提供される。これは，バトルの動画が見られるページのURLが発行される方式となっており，そのURLをブログやウェブサイトに組み込むだけなので，簡単に利用できそうだ。
　自分の熱戦を公開できるだけでなく，ほかのイクサーの戦いぶりを参考にする機会が増えることで，イクサー全体のスキル向上にもつながるのではないだろうか。

　プレミアムサービスに関してはそのほか，ファイル（デッキ）の保存数が通常の10から20に増加する，フレンドメールの送信可能文字数が通常の500文字から2000文字に増加するといったサービス内容が明らかにされた。
　プレミアムサービスの提供開始後も，新たな機能が追加予定になっているとのことだ。

夏祭りを意識した演出やお楽しみ要素が満載

　ラヴァートヒーローズのTSUNAMI決勝戦のあとに用意された30分間の“お祭りコーナー”では，来場者は，会場に用意された射的“ザ・狙撃”でカード獲得を目指したり，GMや，GPコアエッジの宮本貴志 代表取締役社長とアルテイルのカードゲームで対戦したりと，思い思いに楽しんでいた。



　なお先日お伝えしたように，今回のリアフェスでは，浴衣，ハッピ，ジンベエという，夏らしさを感じさせる服装で来場した人に対し，特典としてゲーム内通貨500グラン（500円相当）がプレゼントされた。
　実際，そのような服装に身を包んだ参加者がちらほら見受けられたほか，会場前方には，夏をイメージして描かれた“着せ替えカードイラスト”の特大ポスターが貼られるなど，会場はいかにも夏といった雰囲気に包まれていた。

ジョニーさんのものまねコーナーでは，上で述べた来場者特典にちなみ，ジンベエに着替えたジョニーさんがGACKTのものまねを披露。「首から上と首から下に大きなギャップがある気がしますが……」とコメントして来場者の笑いを誘っていた。ちなみに個人的には，NHK教育「つくってあそぼ」に登場するゴロリというキャラのものまねが“ツボ”にハマった

　アルテイルネットに関する発表会のあとには，前回同様（関連記事），アルテイルネット関連のクイズとビンゴをミックスした「チョイスでBINGO!!」が行われた。
　このゲームでは，まず画面にクイズが表示され，それに正解した人が数字を選べる。クイズは，カードイラストの一部を見て，何のカードかを当てるものや，GM陣が記憶力を頼りに描いたイラストから元のカードを当てるもの，アルテイルのバックストーリーに関するかなりマニアックな問いなどが用意されていた。
　「もらっても……」と思わずにはいられない珍品から，豪華なものまで，さまざまな賞品が用意されていたが，その名前はヒントが書かれた紙で伏せられており，ビンゴを達成したのに肩透かしを食う人がいて，爆笑の連続だった。

GPコアエッジ代表取締役社長 宮本貴志氏

　表彰式に続いてステージに上がった，GPコアエッジの宮本貴志 代表取締役社長は，「オンラインゲームの良さはなんといっても，人と人との交流にあります。今回のリアルフェスタでは，射的や，リアルカードでの対戦コーナーなどを設けましたが，皆で楽しく過ごせたのではないかと思います」と述べ，イベントを締めくくった。

　夏っぽさを全面に押し出して開催された今回のリアフェス。宮本社長が話していたように，スタッフと参加者が一緒になって祭りを楽しむといった雰囲気に包まれていたのが印象に残るイベントだった。