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[CES 2018]深度センサーの採用でSteelSeriesは何を狙っているのか。新型マウス「Rival 600」のデモを見てきた
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印刷2018/01/11 19:43

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[CES 2018]深度センサーの採用でSteelSeriesは何を狙っているのか。新型マウス「Rival 600」のデモを見てきた

 CES 2018に合わせて,SteelSeriesは,右手用ワイヤードマウスシリーズであるRivalの新製品「Rival 600」を発表した。サーフェストラッキング用の光学センサー「TrueMove3」とは別に,マウスがサーフェスからどれだけ離れたかを測るための深度センサーを搭載するのが大きな特徴だ。
 そんなSteelSeriesは,CES 2018の会期中,米国・ラスベガスの高級ホテル独自の展示ルームを展開し,そこでRival 600を披露していたので,本稿ではその実機レポートをお届けしてみたい。

Rival 600。SteelSeriesはTrueMove3と深度センサーの組み合わせを「TrueMove3+ Dual Sensor System」と呼んでいる
SteelSeries


e-Sportsプレイヤー向けという位置づけのRival 600


 SteelSeriesの担当者によると,Rival 600は,FPSおよびMOBAといったe-Sportsのプレイヤーに向けて開発した製品だそうだ。
 よく知られているとおり,FPSプレイヤーは,AIMの精度重視でローセンシ設定を好むことが多い。その場合は当然のことながら,「マウスパッド上でマウスを持ち上げてマウスパッドの上下左右中央付近までマウスを戻す」動きが必要になり,だからこそ近年のゲーマー向けマウス,少なくともFPSゲーマー向けの上位モデルで各社は,「マウスを持ち上げたとき,センサーが反応しなくなる距離」であるリフトオフディスタンス(lift-off distance)周りの最適化を行ってきたのである。

 SteelSeriesがRival 600で行ったのは,そのリフトオフディスタンス調整を行うため,専用の光学センサーを搭載するという決断である。PixArt Imaging製のセンサーを「Lift off sensor」として搭載することで,サーフェスごとに,正確なリフトオフディスタンスの計測を行えるようにしたという。

Rival 600の底面(左)とセンサー部分の拡大写真(右)。縦長で大きめの孔が,平面での移動を計測するプライマリセンサーで,その上にある小さな孔には,深度計測用のLift off sensorがある
SteelSeries SteelSeries

 展示ルームでは,ちょっと珍しいデモを見ることができた。Rival 600と,Logitech G(日本では「Logicool G」)の「G502 Proteus Spectrum RGB Gaming Mouse」(以下,G502)を「マウスを持ち上げては下ろす」という機械に取り付け,リフトオフ時の挙動をグラフ化するというものだ。

Rival 600(左)とG502(右)のリフトオフ時における動きをグラフ化するデモ機。マウスの奥側にある機械で,短いサイクルで持ち上げては降ろすを繰り返す
SteelSeries

 その結果はなかなか興味深いものだ。短いサイクルで持ち上げては下ろすを繰り返すと,G502は誤差が累積していくのに対して,Rival 600はそうした様子が見られない。実際のプレイフィールにどのような影響をどれだけ及ぼすかまで,このテスト結果だけで断言することはできないものの,リフトオフディスタンスを気にするゲーマーにとって,Rival 600は興味深い製品と言えるのではないだろうか。

測定中のPC画面を撮影してみた。左はG502で,基準となる赤線から,徐々にずれていっている。一方,右のRival 600は,基準線からぶれることなく,マウスの上下動を正確に判定しているのが分かる
SteelSeries SteelSeries



持ち方に応じて重心位置を変えられる錘


Rival 600に付属する錘と,ゴム製の錘用ケース
SteelSeries
 最近では,マウスに錘(おもり)を内蔵して重量を変えられる製品は珍しくなってきたが,Rival 600は,錘による重量カスタマイズを積極的に取り入れている。
 具体的には,重量4gの錘が計8個付属しており,筐体左右のカバーを外すと現れるソケットへ取り付けられる仕様を採用してきた。Rival 600の公称重量は約96gだが,ここに錘を取り付けることにより,4g刻みで最大128gまで重くすることができるわけである。

Rival 600の左右側面パーツは,小さな磁石で固定されており,簡単に取り外せる(左)。右は,錘を付けていない状態の右側面。四角い凹みが4つ並んだ部分はゴム製の素材で,金属製の錘をはめ込めるようになっていた
SteelSeries SteelSeries

 錘を取り付けられるスロットは左右それぞれ4つずつ。担当者によると,「持ち方や好みに合わせて,重心位置を変えられるようにするため」このような配置になっているそうだ。たとえばテールヘビーにしたいなら手前側に錘を取り付ければいい,といった具合である。
 e-Sports向けマウスで「マウスを重くする」ことのニーズがどれだけあるのかという,大きな疑問は残るものの,ここまでカスタマイズできるなら,確かにやりようによっては意味があるのかもしれない。

左右4つずつあるスロットには,好きな場所に錘を追加できる
SteelSeries


メインボタン用には,2つのバネを使う独自スイッチを採用


 今どきのゲーマー向けマウスらしく,Rival 600はカラーLEDイルミネーション機能を搭載している。LEDは「8つのゾーンに分かれている」そうだが,ぱっと見だと,スクロールホイール部とSteelSeriesロゴ,そして2本のラインという4ゾーンしかない。
 不思議に思って聞いたところ,ライン部分はそれぞれ3ゾーンに分かれており,それぞれ色や発光パターンを変えられるとのことだった。ライン2本で6ゾーン分なので,合計8ゾーンというわけである。
 発光パターンや発光色のカスタマイズは,もちろん,SteelSeriesの総合設定ソフトウェア「SteelSeries Engine 3」で行える。

真上から見た状態。メインボタンから左右に向かって流れるようなラインは,それぞれ3つのゾーンに分かれているのだそうだ
SteelSeries

 また,メインボタンのスイッチにも特徴があるという。Rival 600は,約6000万回のクリックに耐えるという高耐久性が売りの独自スイッチ「60-million click mechanical switches」を採用しているのだが,「通常,スイッチの内部にバネは1個だが,Rival 600のスイッチでは2個使っている。これにより,通常のスイッチよりも精度が高まっている」(担当者)そうだ。
 残念ながら,スイッチを直接見ることはできず,製造元も公表してもらえなかったが,メインボタンのスイッチも,Rival 600における注目すべきポイントとなりそうである。

メインボタンのスイッチは,2つのバネを使う独自のものとのことだ。なお,左側面(左)には,3つのサイドボタンを装備する。右側面(右)には滑り止め用のパーツがあるだけだ
SteelSeries SteelSeries

 北米市場ではAmazon.comで先行販売となるが,世界市場では2018年2月末に販売開始する予定であるとのこと。国内販売の予定もありとのことなので,日本市場に登場すれば,話題を呼ぶ製品となるだろう。なるべく早いタイミングで出てくれることを期待したい。

[CES 2018]SteelSeries,新型ワイヤードマウス「Rival 600」を発表。2つの光学センサーで最小0.5mmのリフトオフディスタンスを実現

SteelSeriesのRival 600 製品情報ページ

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