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[E3 2007#29]拡張パック「Age of Empires III:The Asian Dynasties」がプレイアブルで展示
AoE IIIの拡張パックとしては2作目となる本作は,ヨーロッパの帝国主義の時代から,アジアの大国へとモチーフを変え,文化的にも非常にユニークな日本,中国,インドの3か国がフィーチャーされている。
開発を手掛けているのは,本体を開発したEnsemble Studiosではなく,Microsoftから「Rise of Nations」を出したことのあるBig Huge Games。ストラテジーゲームに対する造詣は深く,サードパーティとしては適任だろう。
ホームシティでも三つの文明に特徴ができるように工夫されているようだ。これまでは,ほぼすべての国家に三つのVillagerカードが用意されていたが,日本は人口が最も少ないことを考慮してか,二つに減らされている。ただ,その代わりカードを2度使用できるらしい。同様に,中国にはMigration(移民)カードが与えられて,VillageやTown CenterでVillager 1人ごとにVillager 1人をスポーンさせられる。インドの場合は,Villagerカードそのものを取り払い,ほかのカードを使用するごとにVillagerがスポーンされるボーナスが与えられている。このことで,序盤の戦略もかなり違ったものになってきそうだ。
さらに,デモでは確認できなかったものの,日本文明ではDaimyo(大名)が登場。このユニットは,デモを担当した開発者が「歩く兵站所」(Walking Barrack)と表現したほどで,戦場で次々とRonin Samuraiを生産できるという。「Age of Empires IIIの中でも最強のユニットではないか」とまで,彼は言っていた。しかも,このDaimyoよりも上位にあたるShogun(将軍)も登場するということだが,詳しいことは説明してもらえなかった。また,Shinran(親鸞)やIkko Ikki(一向一揆)などの名称もチラリと見かけた。
The Asian Dynastiesでは,大仏やタージ・マハールなど15種類のWondersが登場。また,ヨーロッパ文明の一つを選んでConsulate(大使館)を設立することで,後半の開発技術を補えるようになるという。
リリースは今秋の予定で,インストールやマネージメントが簡単なGames for Windowsタイトルとして発売される。(ライター:奥谷海人)
- 関連タイトル:
マイクロソフト エイジ オブ エンパイア III:アジアの覇王
- 関連タイトル:
マイクロソフト エイジ オブ エンパイア III
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