「EU3ナポレオンの野望」に2.2パッチ。技術開発コストが25％低下

　サイバーフロントは4月28日に「ヨーロッパユニバーサリスIII　ナポレオンの野望【完全日本語版】」のVer2.2パッチを公開した。
　製品パッケージ購入時のバージョンである2.1と比べたとき，多くの不具合が解消され，また，変更点はかなり多岐にわたる。とくに技術開発コストに関する変更は，ゲーム展開全般に極めて大きな影響をおよぼすので，ぜひとも導入をお勧めする。

「ヨーロッパユニバーサリスIIIナポレオンの野望【完全日本語版】」2.20パッチ

リリース日
2008年4月28日

ファイルサイズ
22MB（23,108,514バイト）

　→パッチのダウンロードは「こちら」

パッチ概要（Paradox Interactive公式サイトより）

○ゲームバランス関係
・技術開発コストが25％低下
・破産による被害を低減
・外交行動に関する不具合を多数解消（とくに独立保障と警告に関する動作を改善）
・戦闘消耗がセーブデータに記録されるようになった
・軍隊の移動に関するいくつかの不具合を解消
・宣教師のコストを削減，代わりに必要時間が増加
・COTは中核州以外には設置できないように

○インタフェース関係
・画像処理に関するいくつかの不具合を解消
・外交関係のダイアログを表示するスペースが増加，さらに長い説明文が入るように
・植民の基本成功率が正しく表示されるようになった
・植民成功を報告するダイアログがより使いやすく
・技術開発によって植民範囲や交易効率の上昇などが発生した場合、それらが表示されるようになった
・各種情報表示がより正確かつ詳細になった
・各種誤字脱字の訂正

○AI関係
・経済関係のAIを完全にリニューアル
・資金はあるのに指揮官を雇用しない不具合の修正
・AIは維持上限の200％でなく，125％までしか軍隊を生産しなくなった
・AIが入植者/商人/スパイの雇用などについて行っていたチートの排除
・AIが破産するようになった
・必要に応じて施設を建てるための資金を貯めるようになった
・平和時で，かつ戦争の準備段階にない場合，AIは軍の維持費を削減するようになった
・AIが税収向上のための建物を建てる優先度をわずかに上昇させた
・AIが他国から資金援助を受けるに当たっての判断基準が変わった
・誰かの属国が，その宗主国と軍事同盟を結んでいる場合，AIはその属国に宣戦しなくなった。
・維持費の問題がない限り，AIは最前線で部隊を解散しないようになった
・借金の利息が月の収入の3分の1を超えると，植民しないようになった
・属国化のために必要となる戦勝点の計算方法が変わった
・市場開放を連打してくるAIを改善
・軍事行動AIが大幅に改善された
・AIは反乱軍を敵であると認識し，勝てるならば反乱軍に攻撃するようになった
・軍隊の生産に当たって，より最適化が進んだ
・前線に送られる予定の軍隊が動かなくなってしまう不具合の解消
・攻撃を行うに当たって最適な軍隊を判断する基準を改定
・AIが自国の都市が包囲されているとき，救援の軍隊を送らないことがある不具合を解消
・包囲軍に対する攻撃を仕掛けるに当たっての判断基準を，より攻撃的な方向に改定
・包囲戦において，士気の下がった部隊を切り離すといった行動の抑制
・プレイヤーの軍隊規模を0と判断してしまう問題を解消
・軍隊の移動に必要となる資金管理を行うようになった
・HoI2のように，複数方面からの同時攻撃が行われるようになった
・前線において攻撃を仕掛ける判断基準をより攻撃的に設定
・勝率を計算するに当たって，渡河修正を加味するようになった
・明らかに勝てない陸戦からは，できるならば離脱しようとするようになった
・海戦AIが彼我の艦隊の強さを判断するに当たって，より適切な情報を複数参照するようになった
・敵の艦隊が港を封鎖している場合，出航するかどうかの判断を慎重に行うようになった
・侵攻AIが，プレイヤーの持つ軍隊の規模を正確に把握するようになった
・内陸にある軍隊を海岸に輸送する場合に発生していた不具合を是正
・AIの艦隊が停止してしまう問題の解決
・海戦AIは，封鎖を始める前に敵艦隊の撃滅を積極的に行うようになった
・陸軍ユニットを海上輸送する場合，ユニットが搭乗していないのに艦隊が移動し始めてしまう問題を解消
・輸送および攻撃AIを大幅に改善。見てすぐ分かるくらい変わった

○データベース関係
・フェルガナの歴史を修正
・イギリスとハンガリーの同盟確率を向上
・オランダの終盤で政府が変更されるイベントを追加
・マップ上のチロルの色を変更し，オーストリアと区別しやすくした
・明と満州の初期国策を変更
・東南アジアにいくつか防御施設を追加
・各種イベントの発生確率や効果を修正