連載
男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第265回「私は選挙に行く」
ちなみに今週末(2014年2月9日)の東京都知事選投票日には試合があるんだけど,ちゃんと投票にも行くわよ。理由は簡単,東京に住んでるから。「私に金も地位もなく,偽装結婚すらできないのは全部政治が悪い!」って言いたいから,私は選挙に行くのです。
だいたいね,選挙に行くのに政治について詳しい必要などないと思うのよ。もっとも,世の中的には「政治について詳しくない大人は半人前だ」って思われている節があるわ。政治家さん達や詳しい人達は,「国民は政治について何も分かっていない」って思っているかもしれない。
それに関して言えば,そりゃまあそうでしょうよ,と。政治家より政治が分かる人がいるんだったら,その人が政治をやったほうがいい。プロってそういうものでしょう。現在ゲイムを作ってる人より,面白いゲイムを作れる人がいるんだったら,その人がゲイムを作ったほうがいいでしょ? 例えば私の場合,一般の人よりもプロレスを成立させることができるから,ゲイのプロレスラーとしてヤっていけているのよ。我々は自分好みの面白いゲイムを作ることができないから,自分の好みに比較的合ったゲイムを買うしか理想を実現する方法はないわけ。
乱暴な言い方もしれないけど,たぶん政治も同じ。私は政治が分かっていないから,投票することしかできない。分からないなら分からないなりに,自分の思い描く世の中にしてくれそうな人に投票する。政治に強い興味があるわけじゃないけど,今年で37歳になろうという人間が興味のあることしかしないのは……さすがにね? そんなこんなでとりあえず,私は私なりのスタンスで選挙に行こうと思っているわ。
そんな私の最近の悩みというか失態というか,気がかりなことは,PlayStation 4の予約をまだしていないこと。今から予約したとして,無事に発売日に買えるのかしらね? すでに予約している人からしてみれば,この段階でまだ予約していない私が発売日に買えたりしたら,面白くないんじゃないかしら?
予約済みの人にしてみたら,ちょっとしたジレンマがあるわよね。予約したからには,発売日に品薄で先見の明があった的な優越感がほしいはず。私だって予約していたらそう思うはず。でも,いっぱい売れて,どんどん面白いゲイムがPlayStation 4に投入されてほしい。きっとそんな矛盾した気分を抱えていると思うのよ。
一方,売る側には,消費者が抱えるジレンマより,もう少し具体的なジレンマがあると思うの。できるだけ多く売りたいけど,予約数よりはるかに多く生産しても,それがきっちり売れるかどうかは分からないし,そもそも予約をとる意味だって薄くなる。お店もメーカーも,できることなら多くの在庫を抱えたくない。でもやっぱり数多く売りたい,という。
でもまあ,たくさん売れることに越したことはないから,今から予約しても買える世の中であってほしい,と願っております。予約を忘れた身としては。今から予約しても買えない状況だと,ヤりたいタイトルが出そろうまでは様子見でいいやって気分になりそう。だから,発売日に買いたいんだけども……どうなることでしょうねえ。
そうそう,最近はそこそこ忙しいんだけど,ゲイムはちゃんとプレイしているわ。もはや,「ワールドサッカー ウイニングイレブン 2014」(以下,ウイイレ2014)と「実況パワフルプロ野球2013」(以下,パワプロ2013)のPlayStation 3版はライフワークみたいなものね。
ちなみにウイイレ2014は,マスターリーグオンラインでのレートが550〜600でようやく安定してきた感じ。今作はパスが流れやすいから,足元に止めるためにフライスルーパスを解禁してみたら勝てること勝てること。なので,みんながフライスルーばっかり使ってるから反骨心が生まれてきて,意表を突くタイミング以外にはなるべく使わないようにしているわ。
そして,チームのメンバーは前作に引き続き,2文字の名前縛り。GKのドニとMFのデコが昨年で現役引退したから,今作には収録されてないのが痛い。でも,それを含めてじわじわと楽しくなってきてる感じ。
パワプロ2013のサクセスモードでは,オールA選手が4人出来上がったわ。そのうち,初期能力が高い「天才タイプ」は2人。天才が出ればオールAはそこまで難しくないので,そこが勝負かしらね。と言いつつも,ダイジョーブ博士の手術さえ成功すれば天才でなくてもいい選手は作れるというバランスも憎い。いまだに飽きる予兆なし。
……というわけでなんだか近況報告めいたものがずいぶん長くなってしまったんだけど,先週の続きにいきましょうか。そう,次に来る「無双」は何か? って予想。私なりに考えていった結果,これまでの無双シリーズには,
(1)国民的作品
(2)そもそも主人公が無双
(3)意外性がある
(4)すでにゲイム化はされている
という共通点があることを突き止めたわ。
これを踏まえて次の無双を考えようってわけなんだけど。えー,さらっと答えを発表してしまうと「アンパンマン無双」。これだと思ってる。
国民的であることに疑う余地はないし,主人公は無双だし,意外性もあるでしょ? そして,これまでに何度もゲイム化されている。操作キャラクターが多くなりそうなのも無双シリーズっぽくていいしね。シリーズ史上で,一番毒のない無双になるかもしれない。ばいきんまんに嫌がらせをされると無双ゲージが蓄積されていき,これが極限に達すると繰り出せる無双乱舞「ファイナルアンパンチ」。そのエフェクトに注目したいところ。
どう? いい線いってるでしょ? 致命的なまでに無双シリーズの購買層と重なっていないのは惜しいんだけど,それ以外はパーフェクトに条件を満たしている。予想ではあるけど,当たっちゃってたら気まずいなーごめんなさいねコーエーテクモゲームスさん,重大な情報をリークしちゃって。
で,アンパンマン無双が本命だとして,対抗として候補があるとすれば「ルパン無双」かしらね。これも条件をすべて満たしているし,相手を倒していくというよりはお宝を探していくエッセンスを強くすれば,また新しい形の無双が生まれそうじゃない? これに関してはぶっちゃけ思いつきではあるけど,本気でちょっと面白いんじゃないのかという気がしてきたわ。いや,アンパンマン無双がイマイチなんじゃないか,なんて思ってるわけじゃないよ?
ただね,売れそうかそうでないか,という観点からいくとどちらも若干弱い気はする。“売れる”ということを大前提に考えていくと,次に来そうな無双は……「AKB48無双」! これは売れるわよ。無双してるし,なんなら夢想させてるし,国民的で意外性もある。キャラクターも豊富。ゲイムにもなってる。実際,ちょっと遊んでみたい気がするもの。一体何と戦うのかも気になるし。それに関して言えば,現実のAKB48も活躍の場が広すぎて何と戦ってるのか分からんがな。
というわけで,2週にわたってまで行うべきネタでもない“人気シリーズの次回作を勝手に予想”のコーナーでしたが,いかがでしたでしょうか。
無理やり意味を作るとすると,こういう想像をするのも,ゲイムの楽しみの副産物だと思うのですよ。ゲイムの楽しみ方は,人それぞれ。買ったゲイムを純粋に楽しむのもいいし,ゲイムのキャラに萌えあがるのもいい。私のように,ゲイムのいいところや自分に合わないところを探しながら,勝手に次回作を想像するのもいい。
要は,人生に無駄なことは多いけれど,それを楽しむことができるメンタリティを持つこと,すなわちゲイムを楽しもうとする姿勢が大切なんじゃないかなって。絶対に政治家さんのほうが私よりも頭はいいし,政治のヤり方を知ってるでしょう。
私が世の中のことを思うあまり選挙に出馬して,「偏見のない世の中を!」とスローガンを掲げても勝ち目はないわ。今のところは。でも,私は断言する。どの政治家さんよりも,私のほうがウイイレ2014は強いってことを。無駄でしょう,この強さ。でも,私の人生にとってこの無駄は,必要な無駄なの。
だから,私は選挙に行く。自分の足りてない部分を政治のせいにしたいし,胸を張ってウイイレ2014の無駄な強さを世の中に誇りたいから。ヤりたいゲイムをヤる。ヤりたいことをヤる。でも,それはヤるべきことをヤったうえで。ヤりたいゲイムをヤる自堕落な生活を正当化するために,国民,都民として最低限必要なことは押さえておく。
そのために,私は選挙に行く。最終的にゲイムの話ではないことに驚愕しつつ,また来週。
今週のハマりゲイム
(文字通りゲイムスロットにハマっているゲイム)
PlayStation 3:「真・ガンダム無双」
PlayStation Vita:「サカつく プロサッカークラブをつくろう!」
PSP:「サモンナイト5」
Wii U:「The Wonderful 101」
Wii:「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン」
ニンテンドー3DS:「ゼルダの伝説 神々のトライフォース2」
Xbox 360:「Minecraft:Xbox 360 Edition」
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- 関連タイトル:
ワールドサッカー ウイニングイレブン 2014
- 関連タイトル:
実況パワフルプロ野球2013
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