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コーエー「信長の野望」最新作の第一報も飛び出した! 「戦国魂ライブ2009」レポート
信長の野望13のプロデューサー 北見 健氏は,ステージに上がり,「今回は“道”をフィーチャーしている」と述べた。いきなり“道”といわれても,漠然としており少々戸惑ってしまうが,詳細については続報を待ちたいところだ。なお,会場にいたコーエーのスタッフに聞いてみたところ,戦国時代に隆盛した流通や貿易もポイントになっているとのこと。信長の野望最新作は,そうした文化交流も含めた,さまざまな形の“道”が表現されるタイトルになるのかもしれない。
加えて,ニンテンドーDS用ソフト「采配のゆくえ」の設定資料集の企画が進行中であることも明らかになった。ゲームのイベントシーンや雑誌に掲載された描き下ろしイラストを収録した内容で,サウンドトラックが付属する可能性があるとのこと。
歴史物イベントに黄色い歓声? 歴女ブームを実感
このイベントを主催した戦国魂は,京都を拠点に,戦国時代にまつわるイベントの主催・共催やグッズの企画・販売,デジタルコンテンツ配信や書籍の出版などを行っている。今回の戦国魂ライブは,2009年における関東進出の集大成として企画されたもので,会場に集まった観客の大半は,ここ数年急増した通称“歴女”と呼ばれる歴史ファンの女性だった。
ステージでは,「関ヶ原バトルトーク」と題して,東軍か西軍かを問わず,関ヶ原の戦いで活躍した真の強者は誰かについてのトークショーを披露した。徳川家康や石田三成,細川ガラシャなどの戦国武将や歴史上の人物に扮した戦国魂のメンバーが,ときに熱く,ときにコント調で,ときに歴史オタクっぽく論争を展開。かなりマニアックな──それこそ歴史をよく勉強している人や,「信長の野望」をやり込まないと分からないような武将の名前やエピソードにも,歴女達は反応を示しており,よくいわれる歴史ブームや武将ブームが事実であることを証明していた。
しかしそんな歴女達が最も沸いたのは,「戦国無双2」で石田三成役を演じた声優の竹本英史さんの登場時だ。竹本さんが,ゲーム内の決め台詞を口にするたびに客席からは黄色い歓声が上がっていた。そんな竹本さんは,石田三成について,当初は悪い奴,小物だと思っていたという。しかし,すべての武将をヒーローとするコーエーの演出に触れることで,そのイメージは崩れ,また歴史に対する考え方も変わったとのこと。
そのほか会場では,歴ドル(歴史アイドル)の小日向えりさんが「戦国魂音頭」を,風鈴火山,WRECK SQUAD,MYST.の3バンドそれぞれが戦国をモチーフにした楽曲を披露。イベントの最後では,戦国魂のプロデューサーを務める孫一郎こと,鈴木智博さんが「戦国時代は世界にアピールできる魅力的なコンテンツ」と言及。関ヶ原を従来の勝者側からだけでなく,敗者側などさまざまな視点から改めて確認することで,現代社会にも新たな何かが見えてくるのではないかと締め括った。
小日向えりさん |
風鈴火山 |
WRECK SQUAD |
MYST. |
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