連載
話題のMMORPG「FINAL FANTASY XIV」と,日本ファルコム渾身の新作「英雄伝説 零の軌跡」を取り上げる今週の「読者レビューPickUp!!」
読者レビューランキング 2010.10.11集計版
週刊連載「読者レビューPickUp!!」は,読者レビューの最前線から,今いちばんHOTなタイトルを紹介していく読者参加型企画です。最新の読者レビューランキングと共に,これは! という読者レビューを毎週取り上げていきます。さて,今週は「FINAL FANTASY XIV」(PC)と「英雄伝説 零の軌跡」(PSP)をピックアップしています。読んでいるあなたも,これを機会に読者レビューに挑戦してみよう!
※このランキングは,読者レビューの投稿を元に,本連載が独自の集計を行ったものです。(集計対象:投稿数5件以上,発売から1年以内のタイトル,もしくは正式サービス中のオンラインゲーム)
今 | 前 | 変動 | 機種 | ゲーム名 | ポイント |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | - | STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート) | 99.000 | |
2 | 2 | - | ゼノブレイド | 94.836 | |
3 | 3 | - | マビノギ | 94.600 | |
4 | 4 | - | ゴッド・オブ・ウォーIII | 93.708 | |
5 | NEW! | 英雄伝説 零の軌跡 | 92.133 | ||
6 | 5 | ↓ | StarCraft II: Wings of Liberty | 92.011 | |
7 | 7 | - | LEFT 4 DEAD 2 日本語版 | 91.456 | |
8 | 6 | ↓ | Halo: Reach | 91.433 | |
9 | 8 | ↓ | ゴースト トリック | 90.600 | |
10 | 9 | ↓ | Forza Motorsport 3 | 90.500 | |
11 | 10 | ↓ | EVE Online | 89.978 | |
12 | 11 | ↓ | OPERATION7 | 89.200 | |
13 | 12 | ↓ | Dragon Age: Origins | 88.933 | |
14 | 13 | ↓ | Alan Wake | 88.500 | |
15 | 14 | ↓ | アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団 | 88.473 | |
16 | 15 | ↓ | トトリのアトリエ 〜アーランドの錬金術士 2〜 | 87.675 | |
17 | 16 | ↓ | New スーパーマリオブラザーズ Wii | 87.129 | |
18 | 17 | ↓ | METAL GEAR SOLID PEACE WALKER | 87.109 | |
19 | 18 | ↓ | ギルド ウォーズ | 87.050 | |
19 | 18 | ↓ | ファイアーエムブレム 新・紋章の謎 〜光と影の英雄〜 | 87.050 | |
20 | 19 | ↓ | ペルソナ3ポータブル | 86.500 | |
21 | 20 | ↓ | Alliance of Valiant Arms | 86.056 | |
22 | 21 | ↓ | End of Eternity(エンド オブ エタニティ) | 85.900 | |
23 | 22 | ↓ | スプリンターセル コンヴィクション | 85.600 | |
24 | 23 | ↓ | ときめきメモリアル4 | 85.500 | |
25 | 24 | ↓ | Master of Epic: The ResonanceAge Universe | 85.262 |
2010年10月11日集計分の「読者レビューPickUp!!」をお届けします。先週,集計の対象となる条件である“5本のレビュー”が揃い,チャートインしてきた作品は5本ありました。
GameScore 92ポイント,5位に登場してきたのは日本ファルコムのRPG「英雄伝説 零の軌跡」です。本作は非常にクオリティの高い作品のようで,多くのレビュアーがとても高く評価しています。今週のピックアップでは,先週掲載の記事で予告した「FINAL FANTASY XIV」(PC)と,この零の軌跡を見ていきましょう。
GameScore 76ポイントでチャートインしてきたのは,PC用タイトル「マウント&ブレード:ウォーバンド【完全日本語版】」。海外ゲームらしい自由なプレイが楽しめる作品です。
フランス生まれのMMORPG「DOFUS(ドフス)」も,今週チャートに姿を現しました。世界中でサービスが行われているという本作ですが,どうやら日本でも良い感触で受け入れられつつあるようです。
さらに今週は“龍が如く”シリーズ初のPSP作品「クロヒョウ 龍が如く新章」と,迫り来るゾンビを次から次へとなぎ倒していくアクションゲーム「デッドライジング2」(PS3 / X360)もランクインしています。
他方,今週はNDS用タイトル「真・女神転生 STRANGE JOURNEY」が,発売から一年が経過してチャートから姿を消しました。
今週のピックアップタイトル
FINAL FANTASY XIV(旧) | 48 | ― |
発売元:スクウェア・エニックス | 発売日:2010/09/30 |
開発元: | 価格:オープン |
「FINAL FANTASY XIV」は,スクウェア・エニックスが9月30日に正式サービスを開始したMMORPGです。 本作のコレクターズエディションは,正式サービスの一週間前である9月22日に発売され,購入者を対象とした“先行ログイン”は,その日の10:00から行われました。4Gamer読者レビューへの投稿は,正式サービス開始となる30日から可能になりましたが,投稿可能になるやいなや,非常に多くのレビューが集まりました。現在4Gamerに集まっている読者レビューには,先行ログインからプレイを始めた,非常に熱心で,本作の発売を心待ちにしていたファンの意見が多数含まれています。 本作は大人気の“ファイナルファンタジー”シリーズの正式なナンバリングタイトルであり,また,現在でも大勢の人にプレイされているMMORPG「ファイナルファンタジーXI」に次ぐ“MMORPGのFF”ということで,発売前から大いに話題となっていた作品です。 投稿されたレビューを見たところでは,このゲームを購入してプレイした人の中には,現在の作品の内容に対して,非常に大きな不満を覚えている人も大勢いるようです。各レビューの評点と投稿ペースからは,本作のことをとても楽しみにしていたのに,実際に触ってみると期待していたものとは異なり,その出来映えが納得できないことからレビューを投稿したという人が,多数いることが見てとれます。 どんな点に不満が集まっているのか。まず,本作の悪い点として“UIの使いづらさ”を多くのレビュアーが挙げています。一つのアクションをするために必要な手順がとても多く,操作していてストレスが溜まりやすいとのこと。UIの設計自体に練り込みが足りないのではないかという意見も見られます。“ゲーム内に多数のアイテムが存在するのに比して,アイテム所持可能個数の上限が低いこと”や“チャットがとてもしづらい”ことなども,UI関連の不満点として数えられるものでしょう。 さらに“入力に対する反応がとても悪い”ということも,多くのレビュアーに良くない点として挙げられています。これはハイスペックなPCでプレイしている場合でもそうなるようで,多くの人はこれが,クライアント側のマシン性能ではなく,サーバーやプログラムに起因するものではないかと見ています。 “選択から決定”という操作を多く行う必要があるUIデザインであるところに,レスポンスの悪さが重なった結果,この部分に大きな不満が集中することになったのでしょう。 またレスポンスの問題は,戦闘部分にも大きな影響を与えているとのこと。モンスターが瞬間的に移動したり,魔法などのアクションが思うように発動しなかったりと,反応の悪さが本作をスムースには楽しめないものにしてしまっているようです。特に人の多いサーバーではその傾向が顕著であるとのこと。 他方では“売買システムの使いづらさ”を良くない点として挙げている人も多数存在します。本作では“市場”のような場所でリテイナーという“売り子NPC”(1キャラにつき1体)を利用できるのですが,リテイナーには看板などで自分がいま売っているものを分かりやすく提示する機能がなく,また“市場内の一括検索”のようなこともできないので,目的のアイテムを見つけたり,価格を比較したりといったことが非常に難しく,このシステムを利用する意味が失われているということです。 また,“戦闘時の特定の行動から,開発側が意図していたよりも多くの修練値が入ってしまう”といった不具合に対する運営元の対応に関して不満を感じている人の数も少なくありません。特にこの件では,“この不具合のために定量以上の修練値を得てしまったプレイヤーに対して自己申告を促すアナウンスがあった”ことに,釈然としないものを感じたレビュアーが多いようです。 そのほか,がっつりやり込みたい人にとっては,とくにうまみのある冒険(ギルドリーヴ)を受ける機会や,移動魔法の使用が限定されていることが,不満要因のひとつになっています。本作が“ボリューム不足”であると明記しているレビュアーもいます。また,ゲーム内には似たような景色が繰り返し続く場所があるとのことで,旅を楽しみたいプレイヤーにとっては,こういったことも減点材料となっているようです。 本作のことを悪いとするレビューがとても多く集まっていますが,投稿されたレビューの中には,一部“そうではない”とするものも見られます。 そういったレビューの中で良い点として多く挙げられているのは“グラフィックス”および“サウンド”のクオリティです。この二点については,厳しいスコアをつけている人の中にも,良い点として挙げる人が多く見られます。 また“生産や採集の仕組み”自体については,“複雑だが,そのぶんやり甲斐も感じられる”と評価する声が見られます。“戦闘をしなくてもキャラクターを育てられること”“カジュアルなソロプレイにも対応していること”などを良い点として挙げている人もいます。また戦闘部分については“新しいことをしたいという意気込みは感じる”という見方もあるようです。 ただし,こういったよく思える点の数々も,先述のレスポンスの悪さのような良くない点によって,現状では非常に見えづらいものとなってしまっていると,レビューからは読み取れます。 フレッシュな戦闘システムも,遅延などのせいで楽しめず,プレイヤーを「それを評価しよう」というところまで導くことができていないということでしょうか。やり甲斐のある生産システムは,先述のUIの問題やレスポンスの悪さ,リテイナーの問題があるため,やはり意図どおりに機能していない現状が,レビューからは読み取れます。とくにこちらは,素材アイテムの種類が豊富だったり,ほかの人が作った材料が必要だったりと,プレイヤー間で活発にやりとりをしてほしいという意図が見えるにもかかわらず,そのやりとりをする方法が上手く機能しておらず,さらに,「アイテムの種類が多い」という要素と「カバンの容量が少ない」という要素がぶつかってしまって,相乗効果で印象を大きく落としてしまっているようです。 冒険者は街を飛び出して戦いに行き,職人達はその装備を調え,やりとりを行っていくことでゲーム内経済が構築される。そんな厚みのある世界の上で,プレイヤー達は互いの絆を深めあっていく――肯定的なレビュアーの中には,本作からはそのような作り手の描く未来像が伝わってくるという人もいます。しかし大多数を占める否定的な意見を持つレビュアーに言わせれば,「そうなのかもしれないが,それ以前の問題があまりにも多すぎて,話にならない」ということなのでしょう。本作が今後どのように変化していくのかは,多くの人にとって非常に気になるところです。 |
- 世界観は日本人の感性にあっていいと思う。グラフィックも道端の書き込みなどもすごかったり,遠くまでの景色が表示されるので,歩いていて何もなかった空間にとつぜん山が表示されるといった事がない。また,暗いところから明るい場所に出たとき,まぶしい表現があったり非常にこっていると思いました。(メロンパン/男性/30代)
- 戦闘システムは好みが分かれそうだが,方向性は嫌いではない。問題は相当多いが。アイテムの流通などはまだ始まったばかりなのでどうとも言い難いが,この先経済が浸透し,冒険者や職人などがあふれユーザーが世界を作る。そういった未来像は伝わってきます。まだバランス調整に気をつけなければいけないようですが。(OZONE/男性/20代)
- 生産が面白い。FF14はクラフトに力が入っています。1個作るのにも数分時間がかかりますが,やりがいがあります。FF11にあった競売が無くなった事で相場が安定せず,生産赤字は今のところ無い。なんだかんだで休日は20時間を越えてプレーしたりとハマっています。しかし,戦闘,生産,採集をバランスよく,疲労度を計算しつつ,コツコツ実行できるタイプでないと,ハマれないかもしれないと思います。(くまくま/男性/30代)
- 現在のネットゲームの主流は基本無料のアイテム課金で,戦闘のシステムの派手で爽快感があるものが多いと思いますが,FFXIVはそれらのネットゲームの主流である戦闘でキャラを育成していく,コンテンツを攻略していくという同じイメージで始めると期待ハズレになってしまうと思う。存在するのはゲームの世界感のみ。競売がなく,リテイナーの自分のキャラのみで生産を流通させていく,その中でどう自分がプレイするかを考えるそれは,MMORPGの元祖のウルティマオンラインと同じものに近い感じを受けた。(Myle/女性/30代)
- オンラインゲームの特徴として,グラフィックの向上などは後付けしにくく,システム・プログラムは修正しやすいことがあげられます。現在判明している悪い点が半年後も残っているようなら,開発のやる気・姿勢を疑うべきですが,発売後すぐの状況としてはそこまで問題は無いでしょう。ただし,本気で使いにくいシステムばかりなので,やるつもりなら何をやるにもストレスを感じることを覚悟しましょう。(SVN/男性/20代)
- FF11でさんざん言われていた要望がとことん通ったゲームだと感じます。合成や採取が座るだけでつまんない→ミニゲーム式でユーザー介入の余地あり。戦闘がオートアタックでもっさり→ややアクション性の高い戦闘に。パーティ必須でソロが厳しい→PT不要で経験値もお金も美味しいクエスト。お金稼ぎがつらい→クエスト報酬で十分まかなえる。狩りを行う場所が少ない→移動して狩れる仕様に。(パーラー/男性/20代)
- 昨今の量産アイテム課金MMOに絶望してしまった人にはぜひプレイして頂きたい作品です。チュートリアルの不親切さもあり,初めは全く理解できない数々の仕様もランクも20を越えた頃には製作者側の細部までの練りこみとMMORPGに対する思い,哲学にただ驚くばかりでした。細かい事は抜きにして合う人には理屈抜きでなんとなくプレイしていて楽しい。そう感じる作品です。(nike/女性/20代)
- ユーザーインターフェイスの操作性の悪さ,前時代的とも言える程お粗末なUIで本当に酷い。特に感じるのがトレードや倉庫,製作全般やアイテムの売り買いとあらゆる場面で謎の読み込みラグが発生する。多少のラグなら問題無いのだが,1つ1つの行動をするたびにサーバー側と通信しているのか1〜2秒程のラグが入るのでとにかくストレスが溜まる。(GG/男性/20代)
- あまりにもひどすぎるラグ。攻撃からダメージ表示までの間隔がバラバラだったり,突然呪文の詠唱時間が3倍になったり,敵が攻撃を受けても棒立ちだったりするのはゴールデンタイムには当たり前。他にも人の多い時間帯ではアイテムのNPC売りがうまくいかないなどゲーム進行に支障をきたすレベルのラグが頻繁に発生している。まずなによりもこれを改善してもらわないことにはコンテンツの評価などする価値もないと言わざるをえないのが現状である。(マニ/男性/20代)
- 戦闘バランスについて。開発側がパーティーの役割を考えて設計したとは思えないレベルです。戦闘としてはかなり大味であり。ソロが可能というよりはソロですらバランスがとりきれていない,という方が正しいと思います。過去のMMOのクラス分けのシステムを否定し,新しいことをしたい。という意気込みは素晴らしいのですが…残念ですが現状は絵に描いた餅です。というよりは作ってる方もパーティーの形がわかっていないのではないでしょうか? ユーザー側が思考し戦うというロジックが働く余地がまるでありません。(SF-X/男性/20代)
- 戦闘バランス。ケアルヘイトの大きさや,修練値(経験値)が特定操作で簡単に稼げる等,βテストで潰しておくような穴が多くあります。11の最初期も似たような状態でしたが,そういう経験がまったく生かされてません。当初言われていた距離や範囲を考慮して行うタクティカルな戦闘は実質不可能です。(エルサボレ/男性/20代)
- PTプレイを純粋に楽しめない仕様。キャラクターの成長システムが歪で戦闘中にも戦い方に気を使う必要がある。 例えばケアルを味方にかけると幻術士としての経験値が入るが,実際に回復しないと入らないので,PTに入る仲間の幻術士と回復を争う事になる。味方の幻術士と競合し,win-loseの関係になるので場合によってはギスギスしたPTプレイになる可能性もある。(えんでるく/男性/20代)
- 生産については素材となる部品が細かすぎる割に所持できるアイテム数が少なく,また生産には他の技能が複合スキルとして必要となるため非常に煩雑です。売買については,販売員を雇うバザー形式ですが,非常にわかりづらいです。チャットツールとして使おうにも生産や採取をやっているときは,強制的にチャット入力欄が閉じられてしまい,満足に会話もできません。(アメノウズメ/男性/20代)
- リテーナーによるバザー。とにかく何がどこに売っているか,まったくわかりません。私はメインが格闘士なので格闘系の武器を探したのですが,100ぐらいのバザーを見て回ってもみつかりませんでした。そもそも出回っている品なのかさえ,事前に確かめようがありません。また売る側の立場になると,いくらぐらいで出品したらいいのか,指針になるものがありません。(オコジョ/男性/30代)
英雄伝説 零の軌跡 | 92 | ― |
発売元:日本ファルコム | 発売日:2010/09/30 |
開発元: | 価格:通常版:6090円/限定ドラマCD同梱版:7980円(ともに税込) |
「英雄伝説 零の軌跡」は日本ファルコムから9月30日に発売されたPSP用のRPGです。同社の人気RPG“英雄伝説”の最新作であり,「英雄伝説 空の軌跡」シリーズの続編にあたる作品です。本作は,世界設定こそ空の軌跡から引き継いでいますが,物語や主人公は異なっており,本作からプレイを始めても楽しめる内容になっています。 投稿された読者レビューを見ていると,非常に良い点数をつけているものが多く,この作品からとても高い満足度を得ているレビュアーが多いことに気付きます。となると,本作のどこがそんなに良いのかが気になるところですが,多くのレビュアーは本作の良いところとして“ストーリー”“サウンド”“グラフィックス”,スピーディーな“戦闘システム”,そしてそれらを組み合わせた“演出”など複数のポイントを挙げており,“どこか特別な一点”を挙げているわけではありません。どうやら本作は“特別な部分はないけれども,全体的な完成度が非常に高い作品”となっているようです。 ストーリーに関しては,見せ方の演出が秀逸で,思わず引き込まれる魅力にあふれ,ボリュームも十分であるとのこと。サウンドはさすがの“ファルコムクオリティ”で印象的な名曲ぞろい。グラフィックスはPSPの性能を十二分に引き出していると感じられ,戦闘などのシステム周りは,プレイヤーがストレスを感じずにいられるように隅々まで気が配られているとのことです。 悪い点としては“ストーリーの端々に前作を知らないと十分には楽しめない部分があること”や“いくらか未回収の伏線が残ること”,“UMDのアクセス音が気になるのでメディアインストールに対応してほしい”などが挙げられていますが,それも「あえて言うのならば」というレベルであるようです。中には,本当にゲームの隅々まで作り手の神経が行き届いており“文句の付け所がない”と評している人もいるほどです。 集まったレビューを一つ一つ読んでいると,本当に多く人が,この作品に非常に満足してレビューを書いていることが分かります。良い作品に出会ったときには,それをほかの人に強く勧めたくなるものですが,レビューからはまさにそんな気持ちが伝わってきます。本作のことが気になった人はこちらにムービー,こちらにプレイレポート,そしてこちらには日本ファルコム代表取締役 近藤季洋氏へのインタビューがあるのでぜひチェックを。新鮮野菜ジュースを作ろうとして練り団子が完成しちゃうエリィさんって……可愛い。ちょっとびっくりしてるし。 |
- 最近のJRPGのアンチテーゼとなる作品ではないだろうか? アクション性が高いわけでもなく、風変わりなシステムがあるわけでもなくグラフィックにも特異性は感じられない。それでいてここまでRPGらしいRPGは見たことがない。なんというか、「いい点がある」というより「悪い点が全くない」といった方が分かりやすいかもしれない。テキストパターンや、プレイヤーを不快にさせない配慮、細かい部分ひとつひとつに作り手の抜け目ない情熱と努力を感じさせる。(ネイノー/男性/20代)
- ファルコムは完璧に期待に答えてくれました。ほんとうによくここまで作りこんだと言いたくなるボリュームです、単純なプレイ時間の長さだけでなく、グラフィック、キャラクター、サウンド、全てが非常に密度が高くまた、違和感なく調和しています。本当に文句の付け所がありません。以前の空の軌跡の良い点を進化させ、悪い点を丁寧に削り落としたという感じです。このゲームは間違いなく歴史に残る名作と言えるでしょう。(ファクトリー/男性/20代)
- 零の軌跡が出るのを楽しみにしていましたが、予想以上の出来で、他の人に安心して勧められる作品に仕上がっていると思います。最近はグラフィックがきれいでも中身が伴わないゲームが結構ある中、ストーリー、キャラ設定、音楽すべてで楽しませるこの作品は、良グラフィックのゲームが必ずしも良いゲームではないということを証明してくれているゲームだと思います。さすがはファルコムさんです。次回作にも期待したいと思います。(kazu/男性/30代)
- 総合的な完成度が高い作品です。特にその牽引役となっているのは、サブストーリーのテキストで、ゲームの世界観を補完するには十分すぎる量です。私は英雄伝説の楽しみの50%がサブストーリーにあると思います。PSPをお持ちで、テキスト読みが嫌いでなければ、零の軌跡は一度プレイして損の無いゲームです。(あずー/男性/20代)
- 戦闘もスムーズで難易度も選べるし、バランスも絶妙だと思います。またやりこみ要素も前作同様あるし、今回は警察という新たな設定で、選択肢をじっくり考えるほどハマってしまいました。プレイ時間は100時間を超えましたが、まだまだできそうです。(pochi/男性/20代)
- 好印象なのは、プレイヤーがプレイしやすい環境を、徹底して作りこんである所。プレイヤーが、あってほしいと思うシステムは全て作られています。ここまで妥協点が見当たらないゲームは初めてかもしれません。ストーリーの展開には度肝を抜かれっぱなしでした(;´Д`)。前3部作をプレイ済みの方はあたらしい世界観に感動できるでしょう。(こふきいも/男性/20代)
- ストーリー中に前作の絡みがあるため先にプレイしていればよかったと後悔している。(kiriha/男性/20代)
- 気になる点としては、他のレビュワーさんも仰られていますが、シリーズを通して張られたままの伏線があること。次回作を期待すると共に、回収できるのかやや不安です。(kitton/男性/20代)
- 本当に頻繁に変わっていくので全会話を見届けようとすると膨大な時間がかかる。基本的に良い点ではあるものの、あまりに頻繁に変わっていき、また変わる範囲が広いため「全ミニイベントを見届けたい!」という人には少々苦痛になってくる。(カクリコン/男性/20代)
- ちょっともっさりしている部分がある点。特に戦闘はキャラの声出しなんかでUMDアクセスが発生し、ちょいとうざい。(やんもん/男性/30代)
- 反面、戦闘にクセを持つ作品なので人を選ぶ部分はあるかも知れません。携帯機という事で何処でも出来ますが、正直を言えばPCでプレイしたかったです。さて、次回作は何年後かなぁ・・・。(グーグス/男性/20代)
- 悪いというより、もうちょっと欲しかったなーと思ったのは一枚絵・イベント絵でしょうか。劇や集合写真を絵で見たかったなーと個人的に思いました。(ペタン/男性/20代)
「読者レビューPickUp!!」では,毎週取り上げたタイトルごとに抽選で一名,1000円分のWebMoneyもしくはAmazonショッピングカードをプレゼント。今回の当選者は……,
こちらの2名です。おめでとうございます!
当選者の方はお手数ですが「こちら」を参照し,「アカウント管理画面」から発送先住所と氏名の入力をお願いします。
今週の募集タイトル
本連載では,最近レビュー募集が開始された中から,「これは気になる!」というタイトルにてプレゼント企画を行います。今週のピックアップは以下の6作。それぞれ締め切りまでにレビューを投稿していただいた人の中から抽選で,これまた1000円分のWebMoneyもしくはAmazonショッピングカードをプレゼント! 皆さん奮ってご応募ください。
■プレゼント付読者レビュー募集タイトル
(10月12日追加分,締め切り:10月25日 0:00まで)
(10月5日追加分,締め切り:10月18日 0:00まで)
■今週のプレゼント付読者レビュー当選者
※お手数ですが「こちら」を参照し,「アカウント管理画面」から発送先住所と氏名の入力をお願いします。
※これまでのプレゼントは,8月31日当選分まで発送済みです。お問い合わせは「こちら」。
それでは,また来週,お会いしましょう。
- 関連タイトル:
FINAL FANTASY XIV(旧)
- 関連タイトル:
英雄伝説 零の軌跡
- この記事のURL:
キーワード
(c)2010 SQUARE ENIX CO.,LTD. All Rights Reserved.
※SQUARE ENIXおよびSQUARE ENIX ロゴ,ファイナルファンタジー/FINAL FANTASYは,日本およびその他の国における株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングスの商標または登録商標です。
※エオルゼア/EORZEAは,日本およびその他の国における株式会社スクウェア・エニックスの商標または登録商標です。
(C)2010 Nihon Falcom Corporation. All Rights Reserved.