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[COMPUTEX]Thermaltake,初のPS3&Xbox 360対応ヘッドセットを公開。ゲーマー向けのド派手なヘッドフォンや低価格キーボードなども
4日の記事でお伝えしたBMW Group Designworks USAとのコラボマウス「Level 10 M Mouse」は,「8月の発売に向けた最終調整中」として,カラーバリエーションともども静態展示されただけだったのは肩すかしだったが,ブースにはいくつか興味深い製品が並んでいたので,今回はそれらを紹介してみたい。
SHOCK One Console
「Console」と付記された製品名からも想像できるとおり,USB接続型のPCゲーマー向けワイヤードヘッドセット「SHOCK One」のゲーム機対応版と位置づけられる製品だ。黒と赤が基調となるTt eSPORTSからすると異質な「黒と黄緑」仕様というインパクトも手伝って,Xbox 360専用というイメージを持ってしまうものの,実際にはPlayStation 3にも対応している。
PCモードとゲーム機モードはインラインのリモコンから変更可能で,ゲーム機モードを選択した場合,Xbox 360との接続時はインラインリモコンとゲームコントローラを付属の2.5mmアナログミニピンケーブルでつなぐことにより,またPlayStation 3接続時はUSBケーブルをPlayStation 3側のUSBポートとつなぐことにより,それぞれマイク入力が可能だ。
なお,SHOCK One Consoleは,市場投入が前提となってはいるものの,現状は参考展示とのこと。そのた,「PC接続時の仕様はSHOCK Oneと完全に同じなのか」といった部分や,価格,投入時期などは未定だ。今後の動向に注目しておきたい。
CRONOS
すっきりしたデザインのエンクロージャに50mmドライバーを内蔵したアナログ接続型ヘッドセット。交換可能なイヤーパッドの採用,Tt eSPORTSのゲーマー向けグローブ「Gaming Glove」にも採用されている素材で,汗などの臭いを抑えるというポリウレタン製弾性繊維「LYCRA」を用いた頭頂部クッションの採用,細身で丈夫なケーブルなど,使い勝手のよさを追求したことが窺える設計になっている。
イヤーパッドは展示機だとメッシュ地だったが,合皮タイプに交換も可能という。エンクロージャは密閉型だ |
東レ・オペロンテックス製のLYCRA繊維(ポリウレタンの一種)をヘッドバンド部に採用している |
ケーブルの先端は三つ叉になっており,アナログ入出力のほかにUSB端子も用意されているが,この端子は,エンクロージャとマイクブームに埋め込まれた赤いイルミネーションを光らせるための給電用だ。
国内発売は9月頃で,メーカー想定売価は7000円前後とのことだった。
細身のケーブルは専用端子でヘッドセット本体と接続される仕様 |
インラインリモコンは音量調整&マイクミュート用となる |
先端は三つ叉。アナログコネクタ部はやや太めだ |
Captain DRACCO,Signature DRACCO,DRACCO
Captain DRACCOは,比較的シンプルな外観の40mmドライバ−搭載型アナログ接続モデルなのだが,ヘッドフォンの2モデルは,従来のTt eSPORTSで継承されてきたイメージを覆すデザインになっているのが大きな特徴だ。
Signature DRACCOとDRACCOは,Captain DRACCOをカラフルかつ派手にしたようなデザインが特徴。基本的には同じ製品だが,Signature DRACCOだと,エンクロージャ部とヘッドバンド部をつなぐブリッジ部品が金メッキされ,また,アナログケーブルがエンクロージャ部から分離可能になっているのがポイントだという。
日本サーマルティクによると,Captain DRACCOとSignature DRACCOはまもなく発売予定で,メーカー想定売価は順に8000円前後,1万1000円前後。DRACCOはメーカー想定売価8000円前後で7月の発売予定になっているそうだ。
Signature DRACCOとDRACCOが日本でどういった評価を受けるのかは分からないが,RazerやSteelSeriesの“派手路線”に対抗する製品をTt eSPORTSが投入してくるというのは興味深い。
BAHAMUT
手元で音量の調整やマイクミュート,音声出力ミュートを行えるのも特徴だ。
KNUCKLER
キースイッチはメンブレンだが,プランジャー(plunger,ピストン)がメンブレンラバードームに取り付けられており,メカニカルキーボードのような「押し込んでいくにつれて重くなる」感覚を得られるというのが,大きな特徴となっている。
接続インタフェースはPS/2およびUSBで,[W/A/S/D]キーを中心とした範囲内において,PS/2接続時は16キー,USB接続時は12キーでのAnti-Ghostingが保証される。つまり,押したはずのないキーが誤入力されるようなことはない,というわけだ。
またPS/2接続時は,キーリピートの速度を1x/2x/4x/8xのなかから選択できるという。
GALERU
持ち運ぶことが想定されたケーブルアンカー(マウスバンジーともいう)だ。読みは「ガレル」。まもなく,1500円前後の価格で発売予定となっている。
■おまけ
Tt eSPORTS日本語公式Webサイト
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