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[COMPUTEX]Thermaltake,初のPS3&Xbox 360対応ヘッドセットを公開。ゲーマー向けのド派手なヘッドフォンや低価格キーボードなども
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印刷2012/06/12 00:00

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[COMPUTEX]Thermaltake,初のPS3&Xbox 360対応ヘッドセットを公開。ゲーマー向けのド派手なヘッドフォンや低価格キーボードなども

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 ここ1〜2年,ゲーマー向け製品ブランド「Tt eSPORTS」の存在感が目立っているThermaltake Technology(以下,Thermaltake)は,COMPUTEX TAIPEI 2012でも,Tt eSPORTSブランドの新製品を複数公開した。
 4日の記事でお伝えしたBMW Group Designworks USAとのコラボマウス「Level 10 M Mouse」は,「8月の発売に向けた最終調整中」として,カラーバリエーションともども静態展示されただけだったのは肩すかしだったが,ブースにはいくつか興味深い製品が並んでいたので,今回はそれらを紹介してみたい。

Level 10 M Mouseのカラーバリエーション。いずれの色も市場投入されるものという
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SHOCK One Console


 「Console」と付記された製品名からも想像できるとおり,USB接続型のPCゲーマー向けワイヤードヘッドセット「SHOCK One」のゲーム機対応版と位置づけられる製品だ。黒と赤が基調となるTt eSPORTSからすると異質な「黒と黄緑」仕様というインパクトも手伝って,Xbox 360専用というイメージを持ってしまうものの,実際にはPlayStation 3にも対応している。

SHOCK One Console
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黄緑色が目を引くが,基本デザインはオリジナルのSHOCK Oneと代わらない
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 40mmドライバーを搭載する密閉型エンクロージャを採用するなど,ヘッドセット本体の基本デザインはオリジナルのSHOCK Oneと同じ。ただ,SHOCK OneがUSB接続でバーチャルサラウンドサウンド出力だったのに対し,SHOCK One Consoleは,PCに対してUSB接続型ヘッドセットとして機能するほか,Xbox 360とPlayStation 3に対してはアナログ接続のヘッドセットとしても機能するというのが,大きな違いである。
 PCモードとゲーム機モードはインラインのリモコンから変更可能で,ゲーム機モードを選択した場合,Xbox 360との接続時はインラインリモコンとゲームコントローラを付属の2.5mmアナログミニピンケーブルでつなぐことにより,またPlayStation 3接続時はUSBケーブルをPlayStation 3側のUSBポートとつなぐことにより,それぞれマイク入力が可能だ。

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PCおよびゲーム機との接続イメージ図。ゲーム機との接続は,両端がオスメスになっているRCAアダプタをゲーム機のサウンド出力端子もしくはテレビのサウンド入力端子とつなぐという,お馴染みの方式だ
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SCHOK One Consoleのインラインリモコン。マイクミュートのオン/オフボタンが大きく,またオン/オフのインジケータも大きい。Xbox 360のゲームコントローラと接続するためのマイク出力端子もここにある

 なお,SHOCK One Consoleは,市場投入が前提となってはいるものの,現状は参考展示とのこと。そのた,「PC接続時の仕様はSHOCK Oneと完全に同じなのか」といった部分や,価格,投入時期などは未定だ。今後の動向に注目しておきたい。


CRONOS


 すっきりしたデザインのエンクロージャに50mmドライバーを内蔵したアナログ接続型ヘッドセット。交換可能なイヤーパッドの採用,Tt eSPORTSのゲーマー向けグローブ「Gaming Glove」にも採用されている素材で,汗などの臭いを抑えるというポリウレタン製弾性繊維「LYCRA」を用いた頭頂部クッションの採用,細身で丈夫なケーブルなど,使い勝手のよさを追求したことが窺える設計になっている。

CRONOS(クロノス)
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イヤーパッドは展示機だとメッシュ地だったが,合皮タイプに交換も可能という。エンクロージャは密閉型だ
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東レ・オペロンテックス製のLYCRA繊維(ポリウレタンの一種)をヘッドバンド部に採用している

 ケーブルの先端は三つ叉になっており,アナログ入出力のほかにUSB端子も用意されているが,この端子は,エンクロージャとマイクブームに埋め込まれた赤いイルミネーションを光らせるための給電用だ。
 国内発売は9月頃で,メーカー想定売価は7000円前後とのことだった。

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細身のケーブルは専用端子でヘッドセット本体と接続される仕様
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インラインリモコンは音量調整&マイクミュート用となる
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先端は三つ叉。アナログコネクタ部はやや太めだ


Captain DRACCO,Signature DRACCO,DRACCO


Captain DRACCO。従来的なTt eSPORTS製品らしいデザインになっている
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 中国語で「ファッション」という意味を持つ「CHAO」(潮)シリーズとされ,ゲームから離れた“普段使い”にも堪える製品として訴求されるのがDRACCO(ドラコ)の3モデルだ。うち,Captain DRACCOはヘッドセット,Signature DRACCOとDRACCOはヘッドフォンとなっている。
 Captain DRACCOは,比較的シンプルな外観の40mmドライバ−搭載型アナログ接続モデルなのだが,ヘッドフォンの2モデルは,従来のTt eSPORTSで継承されてきたイメージを覆すデザインになっているのが大きな特徴だ。

日常的に使えるヘッドセットということで,Captain DRACCOは,持って歩けるよう,小さく畳んだり,ケーブルを取り外せたりするようになっている。インラインのリモコンは,ボリュームコントロールとマイクミュート対応
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 Signature DRACCOとDRACCOは,Captain DRACCOをカラフルかつ派手にしたようなデザインが特徴。基本的には同じ製品だが,Signature DRACCOだと,エンクロージャ部とヘッドバンド部をつなぐブリッジ部品が金メッキされ,また,アナログケーブルがエンクロージャ部から分離可能になっているのがポイントだという。

Signature DRACCOとDRACCO。エンクロージャとヘッドバンド部をつなぐブリッジ部に金メッキのほどこされた3製品(左端とその右隣,右端)がSignature DRACCOだ。なお,“無印”DRACCOにはもう一色,黒とピンクを基調としたモデルも用意される
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 日本サーマルティクによると,Captain DRACCOとSignature DRACCOはまもなく発売予定で,メーカー想定売価は順に8000円前後,1万1000円前後。DRACCOはメーカー想定売価8000円前後で7月の発売予定になっているそうだ。
 Signature DRACCOとDRACCOが日本でどういった評価を受けるのかは分からないが,RazerやSteelSeriesの“派手路線”に対抗する製品をTt eSPORTSが投入してくるというのは興味深い。

Signature DRACCOのエンクロージャ内部と着脱式ケーブル
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BAHAMUT


BAHAMUT
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 DTS製のヘッドフォン向けバーチャルサラウンド技術「DTS Surround Sensation Headphone」に対応し,手持ちのアナログ接続型ヘッドセットでバーチャルサラウンド出力を利用できるUSBサウンドデバイスが,BAHAMUT(バハムート)である。
 手元で音量の調整やマイクミュート,音声出力ミュートを行えるのも特徴だ。

ヘッドセット接続インタフェースは3.5mmミニピン。用意される操作系は音量調整ダイヤルとマイクミュート,音声出力ミュートボタンの3つで,ダイヤルを囲むように設けられたLEDインジケータにより,音量設定を確認できる
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本体底面
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 日本市場ではまもなく,メーカー想定売価4000円前後で発売予定。低価格なUSBサウンドデバイスで,バーチャルサラウンド出力に対応し,かつ,操作系を手元に引き出せる製品というのは案外多くないので,登場となれば注目を集めるのではなかろうか。


KNUCKLER


デモ機ではカーソルキーのキートップが取り外され,プランジャーの搭載が分かりやすくなっていた
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 4000円前後という低価格で,まもなくの日本市場投入が予定されているキーボードだ。
 キースイッチはメンブレンだが,プランジャー(plunger,ピストン)がメンブレンラバードームに取り付けられており,メカニカルキーボードのような「押し込んでいくにつれて重くなる」感覚を得られるというのが,大きな特徴となっている。

KNUCKLER(ナックラー)。展示されていたのは繁体字中国語仕様だったが,日本市場へは日本語配列で投入予定という。通電時は本体手前中央にあるTt eSPORTSロゴが光るとのこと
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 接続インタフェースはPS/2およびUSBで,[W/A/S/D]キーを中心とした範囲内において,PS/2接続時は16キー,USB接続時は12キーでのAnti-Ghostingが保証される。つまり,押したはずのないキーが誤入力されるようなことはない,というわけだ。
 またPS/2接続時は,キーリピートの速度を1x/2x/4x/8xのなかから選択できるという。

底面を見ると水抜き用らしき孔がいくつか見られるが,Tt eSPORTSはとくに耐水性などを謳っていないため,用途は不明だ
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GALERU


 持ち運ぶことが想定されたケーブルアンカー(マウスバンジーともいう)だ。読みは「ガレル」。まもなく,1500円前後の価格で発売予定となっている。

GALERUはかなり重く,安定していたのが好印象。LANパーティなどへ向けて持ち運ぶことを想定してアンカー部はマグネット固定式が採用され,根元から取り外せるようになっている
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■おまけ


Level 10 GT」のカラーバリエーション「Battle Edition」(左)と「Speed Edition」(右)。こちらも販売予定があるそうだ
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Tt eSPORTS日本語公式Webサイト

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