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[TGS 2017]プロジェクト「Music 2.0」の新情報が明かされた「World of Tanks」のステージイベントをレポート。コミュニティを対象とした楽曲コンテストを実施
「World of Tanks」公式サイト
同社のPublishing Strategy Director - APACのOzan Kocogle(オザン・コチョール)氏,グラスホッパー・マニファクチュアのミュージックコンポーザー山岡 晃氏,ウォー・メタル・バンドSabaton(サバトン)のベーシスト,Pär Sundström(パル・スンドストロム)氏が出演し,プロジェクト「Music 2.0」の詳細や今後の展開などが明かされた同イベントの模様をお伝えしよう。
サウンド面の強化を目的とし,2016年に動き出したプロジェクトである「Music 2.0」。これまでも第1のステップとして,車両の走行音や発砲音を実際の音に近づけるため,戦車を砂漠で走らせたり,発砲させてみたりしながら,30以上の車両でサウンドエフェクトの改善をしてきた同プロジェクトの次なるステップとして,ゲーム内音楽の改良に取り掛かるという。
マップのHD化といったグラフィックス面の進化に合わせて,音楽も進化させる必要があると話すKocogle氏。各マップの地形にあった音楽や,風で草が揺れる音といった細かい音,そして「守勢のときはプレッシャーを感じるような楽曲を,攻勢に出るときは勢いのある楽曲を」と,状況やアクションによってダイナミックに変化する音楽作りを目指しているようだ
続いて,先日発表されたSabatonと山岡氏それぞれとのコラボレーションの話題に。
山岡氏はミンスクの「WoT」オーディオチームと共に制作した楽曲「Battle in Japan」について「『WoT』のオーディオチームはゲーム業界でもトップクラスの技術と発想力を持っている人達だと思いました。とても勉強させていただきましたね」と話し,また「ミンスクの音楽は,演歌などの日本の音楽に近いものもあり,そのあたりが面白かったです。私も「WoT」プレイヤーなので,自分が『こういう音楽がマップで聴けたらいいな』というプレイヤー目線で,ゲームがより面白くなるための音楽作りを心がけました」と語った。
続いて,音楽をテーマとした新たなコミュニティイベント「TANKFACTOR」の開催が発表された。これは世界中に大きく広がる「WoT」のコミュニティを対象とした楽曲コンテストで,カバー部門とリミックス部門の2つが実施される。
参加方法は,特設サイトのTANKFACTOR.COMに,完成した楽曲をアップロードするというもので,コミュニティの投票で上位に選ばれた楽曲から,山岡氏やオーディオチームといった審査員のジャッジを経て,ベスト10が選出されるそうだ。
各部門の優勝者は12月23日に開催が予定されている「Wargaming Fest」に招待され,さらに山岡氏と同じステージに立ち,パフォーマンスができるとのこと。これについてSundström氏は「これまでステージに立てなかった人達にとって,いいチャンスになる」と話し,この企画へ大きな期待を寄せていた。
最後に,ガンホー・オンライン・エンターテイメントのサバイバルアクション「LET IT DIE」とのコラボレーションが発表された(関連記事)。ゲーム自体の進化はもちろん,さまざまなイベントやコラボレーションで楽しませてくれる「WoT」に今後も期待したい。
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