「イナズマイレブンGO ファン感謝祭」レポート。劇場版の監督やキャスト陣が裏話を披露

　2011年10月15日，16日の両日，東京ビッグサイトで開催された「LEVEL 5 WORLD 2011」で，ステージイベント「イナズマイレブンGO ファン感謝祭」が行われた。レベルファイブ代表取締役社長 日野晃博氏と，「イナズマイレブンGO シャイン／ダーク」に出演している声優陣によるトークライブなどが行われたイベントの内容をレポートしよう。なお，10月15日には「バージョンA」，16日には「バージョンB」と，それぞれ内容の異なるステージが行われたので，本稿ではまとめてお伝えする。

　最初に10月15日に行われた「イナズマイレブンGO ファン感謝祭/バージョンA」の内容を紹介しよう。ステージが始まると，寺崎裕香さん（松風天馬役），佐藤健輔さん（三国太一役），田野めぐみさん（佐久間次郎/壁山塀吾郎役），金野 潤さん（浜野海士役），北原沙弥香さん（空野 葵役）がそれぞれのキャラクターのセリフを披露しながら登場し，自身が演じるキャラクターを紹介してた。

左から，寺崎裕香さん，北原沙弥香さん，佐藤健輔さん，田野めぐみさん，金野 潤さん

　日野氏によると，ゲーム収録にはかなり時間がかかったそうで，寺崎さんと竹内さんは，夜の1時くらいまでかかったという。また，田野さんは「6時間待って一言も喋らない」なんていう日があったらしく，「本当にすみませんでした」と日野氏が謝罪する一幕もあった。

　続いて，「イナズマイレブンGO」のゲーム版とアニメ版との違いを比べた検証ムービーが公開。オープニングの一部分や，剣城の表情，キャラクター同士の再会シーンなどが微妙に変わっていることが確認できた。日野氏によると，ファンに楽しんでもらえるよう，あえて演出を変えそうだ。加えて，ゲームでもアニメでも，楽しんでもらえるのであればどちらでも構わないと話していた。
　イベントの最後には，声優陣がそれぞれ来場者へ向けて挨拶し，「イナズマイレブンGO」に対する意気込みを語っていた。

ステージ終了後には北原さんが，アニメ「イナズマイレブンGO」の初代エンディングテーマ「やっぱ青春」と，「イナズマイレブンGO ダーク」のエンディング曲「愛情・情熱・熱風」を披露した

　10月16日に行われたバージョンBには，寺崎裕香さん（松風天馬役），斎賀 みつきさん（神童拓人役），大原 崇さん（剣城京介役），北原 沙弥香さん（空野 葵役），そして12月23日公開となる「劇場版 イナズマイレブンGO 究極の絆 グリフォン」の監督である宮尾佳和氏が登場し，同作の話題を中心にトークを繰り広げた。また，日野氏も15日に引き続き，聞き手としてステージに上がっていた。

レベルファイブ代表取締役社長 日野晃博氏（左），宮尾佳和氏（右）

左から，寺崎裕香さん，斎賀 みつきさん，大原 崇さん，北原 沙弥香さん

　ステージでは最初に，「イナズマイレブンGO シャイン／ダーク」と「劇場版 イナズマイレブンGO 究極の絆 グリフォン」のPVが紹介された。劇場版について，「必殺技，化身，生き物など，前作よりもすべてがパワーアップしている」と宮尾氏はコメント。来場者に向かって，ぜひ期待してほしいと話していた。

　続いてはキャスト陣が，劇場版で自身が演じるキャラクターの見どころを紹介。北原さんは，葵のヒロインらしい部分が見られるとコメント。大原さんは，化身にはかなり迫力があるし，さらにキャラクター同士がどういう風に関わってくるのかといったドラマ性も見てほしいと語っていた。また，寺崎さんは制作途中の映像を見て泣いてしまったそうで，「今までのイナズマイレブンにはない展開が見られる」とコメント。いったいどんな展開が待っているのだろうか。


　最後に宮尾氏が，「『劇場版 イナズマイレブンGO 究極の絆 グリフォン』の脚本があがってきたのは2011年3月11日なんですね。そこから映画を作っていく中で，どういうメッセージを込めていくのかをを考えました。一言で表すと“心の復興”がテーマですが，あまり難しく考えず，今年も皆さんに楽しんでいただけたらといいなと思います」と，劇場版に対する想いを述べてステージを締めくくった。

北原さんと，T-Pistonz＋KMCのライブも行われた

「イナズマイレブンGO シャイン/ダーク」公式サイト