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米海軍の原子力空母「ロナルド・レーガン」一般公開レポート
米国第7艦隊に所属する航空母艦というと,日本に配備された初の原子力空母――原子炉を搭載し,核反応による熱によって蒸気タービンを駆動させる仕様となっており,航行に燃料を必要とせず,また,大量の電力消費にも堪えられるのが大きな特徴――であるニミッツ級(Nimitz-class)6番艦「USS George Washington CVN-73」(以下,ジョージ・ワシントン)がよく知られていた。そんな同艦が整備などのために米国へ帰ることとなって,その代わりに配備されたのが,今回の主役であるニミッツ級9番艦,ロナルド・レーガンという理解でいい。
ちなみに,基準排水量は8万トン以上。これはいずもの同1万9500トンと比べて,ざっと4倍以上だ。搭載可能な艦載機の数は90で,これまたいずもの14と比べると圧倒的である。「World of Warships」(以下,WoWs)において,周囲のヘイトを集めながら空母ツリーをせっせと拡張している艦長や,「艦隊これくしょん -艦これ-」(以下,艦これ)で翔鶴改二と翔鶴改二甲のどっちをメインで運用するか悩んでいるような提督であれば,このスペックの強烈さもイメージできるのではないかと思う。
そういう事情もあって,公開が10:00から,入場締め切りは13:00という発表に対し,筆者が列に並んだ7:00過ぎの時点で確実に100名以上は並んでいるという状況だった。聞くところによれば,10:30頃,「いまから並んでも入場できない」という,事実上の“ロナルド・レーガン完売”アナウンスが出たときには,CFAYの最寄り駅である京急横須賀中央駅より1つ横浜寄りの駅である京急汐入駅あたりまで列が到達していたらしい。
海上自衛隊の観艦式予行と被ったこともあり,見学を泣く泣く断念したという艦長ならびに提督も多いだろうということで,今回はそんな人達のために,以下,撮影してきた600枚超という写真のなかから,あまりマニアックに寄らなそうなものを見繕って,紹介してみたいと思う。
乗艦から甲板まで
一般公開の入口となる,後方のデッキサイド型エレベーター。ちなみに数えた限り,ロナルド・レーガンのデッキサイド型エレベーターはアイランド型艦橋側に3基,その反対側に1基という構成だった |
後部格納庫はいきなり強烈に広い。写真左奥は,艦橋の反対側になるが,明るいところにはもう1基のエレベーターがある。後部のエレベータは左右に並列して置かれているという理解でいいようだ |
着艦機構
発艦機構と艦首
艦橋
艦橋の管制室っぽいところ,一番下には,カメラのようなものがあった |
艦首寄りの側面にあったイラスト。いかにも米国っぽい |
格納庫
そのほか
……と,ここで申し訳ないのだが,時間的にそろそろ本業に差し支える感じとなってきたため,以下はキャプションなしで写真を並べておこう。
大戦期の艦艇を愛でたり,擬人化を愛でたり,そこから歴史に思いを馳せるのも,もちろんアリなのだが,(まれに)会いに行けるアイドルとしての現役軍艦・護衛艦もいいですよと小声でそっと囁きつつ,筆者は通常業務へ戻ることにしたい。
- 関連タイトル:
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艦隊これくしょん -艦これ-
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