ムービー
「World of Warships」の,きっと参考になるはずのムービーを掲載。第2弾は海の殺し屋,駆逐艦がテーマだ
「World of Warships」公式サイト
「World of Warships」には,駆逐艦,巡洋艦,戦艦,そして航空母艦の4つの艦種が存在するが,駆逐艦はそれらの中でもサイズが小さく装甲も薄い。しかし,必殺の魚雷を抱えた,あぶないヤツだ。ちなみに第二次世界大戦から現代の駆逐艦の重要任務の1つは対潜だが,潜水艦の登場しない「World of Warships」では,もっぱら魚雷艇として活躍することになる。
戦艦や巡洋艦をメインにする人にとっては,この駆逐艦という存在は非常に憎らしいはず。小さくてすばしこく,砲弾がなかなかな当たらないうえに,見えないところから魚雷を放ってくる。大きな戦艦など,回避行動も間に合わず,アッと思ったときには海の藻屑,ということもしばしばだ。
Tier 10のShimakaze(島風)やGearingともなると,射程16km〜20kmもの魚雷の発射管を5本も持っているので,打たれると海面が魚雷だらけ,足の踏み場もないという状況になってしまう。もう,上にしか逃げられない。ああ,空を飛べたらなあ。みたいな。
それならば,こっちも駆逐艦で無双してやるぜイッヒッヒ,と思って駆逐艦を選んでも,今度はなぜかあっという間に見つかって,薄い装甲を撃ち抜かれて爆沈してしまう。なぜだ!
……と,前置きが長すぎたが,掲載したムービーの要点を簡単にまとめると,駆逐艦の任務は発見されにくいというメリットを生かして空母と共に艦隊の目となり,味方が攻撃しやすい状況を作ることだ。そのため,敵から見える距離と魚雷の射程は,もう暗記しなくてはならないレベルといえよう。
魚雷発射時にはガイドが表示されるが,ガイドよりもいくらか先に狙いを付け,避けようとする敵の回避行動を予想して2回目の射出を行うという作戦もあるという。撃ち合いはなるべくしないで,煙幕とエンジンブーストで回避を図るべし。
豆知識としては,アメリカ海軍の場合,Tier 2のSampsonからTier 7のBensonまで,海上における被発見距離のほうが魚雷の射程よりも長いという現象が起きている。日本の駆逐艦がだいたい,見つからない距離から魚雷を発射できるのに対し,アメリカ海軍の場合は姿をさらさなければならないわけで,異論もございましょうけど,雷撃戦においてはどうやら日本艦艇に分があるらしい。
ただし,アメリカの駆逐艦は強力な砲を搭載しているので,砲戦になればそれなりに強い。
ちなみに,10月19日に実装されたソ連の駆逐艦はかなりピーキーな性能らしいが,さっそく乗りこなしている人も少なくなく,海の戦いはますます白熱しているようだ。
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