連載
マフィア梶田の仰天イシュガルド:第1回「新たな仲間もみんな目が濁ってる」
そう,俺だよ。マフィア梶田だよ。とてもじゃないが商業メディアで許されるべきでないSSが大量に掲載されていると世間を騒がせた「マフィア梶田の珍生エオルゼア」から1年あまりの時が経ち,「マフィア梶田の仰天イシュガルド」として帰ってきたよ。お ま た せ。
相も変わらず流行りのコンテンツなんてそっちのけ。極めてマイペースに冒険者ライフを満喫するマフィア梶田と愉快な仲間たちの様子をお届けしていこう。
■マフィア梶田の珍生エオルゼア
・第1回「頼れる仲間はみんな目が濁ってる」
・第2回「だってNPCは裏切らないから……」
・最終回「俺たちの戦いはこれからだ!」
荒みきった心を救ってくれた仲間の存在
最狂のFC「Nijigen Gangsters」が誕生!
「蒼天のイシュガルド」の発売より遡ること一か月ほど――マフィアは塞ぎこんでいた。拡張パックの発売に備え,超特急でメインクエストを進めてみればナナモ様が毒殺され,ラウバーンは重傷を負って牢獄へ,オマケに暗殺の首謀者として仕立てあげられ,“暁”の面々は散り散りの生死不明。これまでエオルゼアのために(主にパシリとして)尽くしてきた結果がこれかと,作品が違えば悪堕ちして魔王になってもおかしくないような目に会わされたので無理もなかろう。
そこへ飛び込んできた4Gamerからの連絡。「いや〜,拡張パックも出ますし。そろそろ明るく楽しく連載再開イッちゃいます?」と,気軽に言ってくれたわけで。いやまぁ,いいんですけどね。この暗く沈んだ気持ちをアゲるきっかけにもなるかなと一念発起して着手し始めたものの,今度は現実問題としてあんな出オチみたいな連載をどう続けりゃいいんだと新たな悩みの種が。
そこで,「バカバカ! この告知を載せてくれなきゃ連載なんてやらないもん!」と4Gamerを可愛らしく脅迫して大々的に打ち出したのが「コチラ」の記事。プロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏との対談でもチラリと話題に出たが,いよいよ新たなコミュニティの開拓に乗り出したのである。
これには当然ネタ集めという目的もあったが,もうひとつの大きな理由として,それ以前に所属していたFCのメンバーに迷惑をかけないようにするため……という裏事情もあった。「マフィア梶田の珍生エオルゼア」が思いのほかプレイヤー間で話題になってしまい,俺の仕事とは関係のない,ただ純粋にゲームを楽しんでいるメンバー(※実は知り合いだけで構成されているわけでもない)をたびたび連載に巻き込んでしまっていたことに,気が引けてしょうがなかったわけである。これでも意外に気遣いの人,マフィア梶田!
そういった理由があり,実は自分から前FCのリーダーに除名願いを出したのだ。つまり,正確にはクビでなく自分から辞めたのである。前述の記事でこういった事情を書かなかったのは,新FCを立ち上げるタイミングであまり重くるしい空気を出すのは得策じゃないだろうと思ったからだ。
なんにせよ,こうして告知したおかげで連載のネタにされることを理解したうえで協力してくれるメンバーが多く集まり,マフィア梶田のFC「Nijigen Gangsters」(以下,NJGN)ができあがったわけである。
■フリーカンパニー:Nijigen Gangsters
http://jp.finalfantasyxiv.com/lodestone/freecompany/
9229705223830819575/
こうして出会った新たな仲間たちとの触れ合いを通し,「砂蠍衆殺すべし」の一念で憎しみに満ち満ちていたマフィアの心は健全さを取り戻した。これからいよいよ,新たな冒険への第一歩を踏み出すのだ。
新たな冒険と“銃”を求めてイシュガルドへ
イシュガルドへと踏み出したマフィア。メインストーリーの進行もそこそこに,まず最初に手を付けたコンテンツが「機工士」のクエストである。レガシー時代から“銃”の登場を待ち望み,イベントシーンで光の戦士を差し置いてNPCがバンバン銃を撃っているのを見かけてはギリッと唇を噛み締めていた身としては「ついに念願叶ったり!」ということでやる気満々。
正直言うと,機工士が発表された当初は銃の形状が期待していたタイプ(※メルウィブ提督やイエロージャケットのミリララが使用しているソウドオフ・ショットガンのようなタイプ)とは違っていてちょいと残念に思ったが,これはこれでカッコいい。クエストのストーリーが良く出来ているし,登場するキャラクターも魅力的だ。
中でも,普段はオドオドしているのに銃を抜くと性格が豹変する「ジョイ」は初見でのインパクトが抜群。ギルドマスターの「ステファニヴィアン」は閉鎖的なイシュガルドには珍しく先進的で懐が広いし,元海賊の「ロスティンスタル」はぶっきらぼうだが良き師匠だ。……というか,師匠も俺が欲しかった銃使ってるし! しかも片手斧まで装備しててズルい!! そのジョブなによ! 海賊!? 光の戦士とも技術共有せぇや!!
ちなみに,脳筋のマフィアはこれまで戦士,モンク,忍者と近接戦闘職しか通ってこなかった。唯一,弓術士は機工士のアディショナルで必要になるだろうと少し育てたが,遠隔DPSでガッツリプレイするのは初めてのことだ。DPSとしてダメージを稼ぐほかにもタレットを使いこなし,バッファーやデバッファーの役割まで担うというかなりトリッキーなジョブであるため,個人的な体感では今まで触ってきたジョブの中で,もっとも難しく感じる。なんとかレベル50までは持って行けたが,エンドコンテンツでうまく立ち回るにはまだまだ修行が必要そうだ。
そのほか,レベル50以上のジョブが必要とされるコンテンツは現在のメインジョブである忍者で攻略を進めているが,ここでも“仲間”の有り難みをひしひしと感じている。身内でフルPTを組めれば初見のコンテンツでも気兼ねなく予習なしで行けるし,全滅するたびにボスの行動パターンに対して全員で意見を出し合って乗り越える喜びは筆舌に尽くしがたい。これぞMMORPG,これぞ“冒険”だと初めてオンラインゲームに触れた時に近い興奮を十数年ぶりに味わうことができた気がする。
そもそも,初心者プレイヤーやマイペースで遊びたい人にとって心地良い“自由な”居場所となるFCを作りたいというのも「NJGN」を立ち上げた理由のひとつである。なので,最初は「マフィア梶田」がきっかけで集まったプレイヤー同士が仲良くなっていく様子や,雑談でFCチャットが盛り上がっているところを見ると非常に嬉しい。現在,俺自身は諸々の原稿作業に追われて長期にわたってエオルゼアから離れているが,その間にもFCメンバーは連れ立ってダンジョンに潜ったりSS撮影会を企画したりと好きに楽しんでくれているようで一安心だ。
まさかのカンパニーハウスが完成
「The Bossmarck」へおいでませ
直近でもっとも大きいニュースは,「NJGN」が立ち上がってからそう間もなくカンパニーハウスが建ったことだろうか。前述したように我らがFCは“自由”を信条としているため,メンバーには一切の義務がなく,当然ながらFCハウスのために集金をするようなこともなかった。にも関わらず,誰が言い出すでもなく自発的に皆がカンパニーチェストに貯金を始めてあっという間に目標額を達成してしまったのである。お互い顔も知らないというのに(※恐らく俺は一方的に知られているが),本当に気の良い連中が集まったものだ。
せっかくなのでカンパニーハウスの建築はイベントにしようと,皆で日取りを決めてまずは土地を下見。各地を巡って目星をつけ,同じような立地の場所に住んでいるプレイヤーの家にお邪魔したりもした。最終的には建築様式とララフェル保育園(というコンセプトらしきハウス)が隣接している点が決め手となり,土地はミスト・ヴィレッジ第4区32番地に決定。
後日,家なき子だった我々がいつも溜まり場にしていたレストラン「ビスマルク」に集合してから,皆で一緒に購入しておいた土地へ向かう。ビスマルクには様々な思い出があるので一抹の寂しさもあったが,それ以上に「自分たちの家が持てる」というワクワク感は大きかった。
そして皆が見守る中,ついにカンパニーハウスが完成。ビスマルク時代,あまりにも高頻度で俺が居座っていたことから「ボス+ビスマルク」で「ボスマルク」と呼ばれていたことにあやかり,「The Bossmarck」と名付けた。
その後,ハウジング関連はFCメンバーの好きなようにいじってもらっているのだが,皆センスが良く内装がとてもイイ感じに仕上がっている。ハウジングの自由度がここまで高いとは,FCを立ち上げなければきっと知り得なかったであろう。様々な家具を組み合わせることで,自分には想像もつかないようなモノを生み出すFCメンバーのセンスに脱帽だ。
内装に関しては今現在も積極的にイジられており,ログインする度に新たな家具が増えている。先日ちょっと覗きに行った時などは「女体盛り用の食卓」というわけの分からんモノまで設置されていた。でも……うん……その発想,キライじゃない!!
……ってことで,「マフィア梶田の仰天イシュガルド」の初回はこのあたりで締めるとしよう。ほとんどイシュガルド関係ねーけど,ほら,流行に左右されずにいつ読んでも楽しめる記事ってやつを目指してるから。次回は,どうしようかな? そろそろ時期的にはイシュガルドのコンテンツにネタバレありきで触れてもいいような気もするし。またしばらく冒険を楽しみながら,脳味噌の愉快な仲間たちに相談しようかな。いつになるか分からないが,次回も冒険の小休止がてらに読んでくれると有難い。
あ,ちなみにFCメンバーは現在でも絶賛募集中だ。カンパニーハウスの方も立ち入り自由にしてあるので,気が向いたら遊びに来るといい。来るもの拒まず,去る者追わず,エンジョイ&エキサイティングで共に楽しもうじゃないか。
「ファイナルファンタジーXIV」公式サイト
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