連載
Hearthstoneで勝ち抜くためにいますぐあなたが学ぶべきこと デッキガイド編 「Zoo Warlock」
デッキ構築について説明するという連載の性質上,ゲームの遊び方の説明は一切いたしません。すでに遊び方を理解している人が,対人で勝ち抜いていくためのデッキ作りのイロハを中心とした連載となりますので,ご了承ください。
この連載の本編では,Hearthstoneにおけるテクニック,環境分析などの包括的な話を取り扱ってきたが,そもそもどのデッキを使えばいいのか,ということに頭を悩ませている読者も少なくないだろう。そんな読者のために,今回はデッキガイド編として“ランクマッチで勝てるデッキ”を紹介していきたい。
「Hearthstone」カードリスト
※カード名にカーソルを合わせると日本語版のカードがポップアップします。バフとグッドスタッフで盤面有利を取る
「Zoo Warlock」
デッキガイド編の第1回では,必要な魔素が少なめで初心者にも組みやすいZoo Warlockを解説しよう。このデッキは組みやすいだけでなく,パワーも最高レベルであり,レジェンドランク帯で使用しているプレイヤーも多い。また,勝率を上げるのに欠かせない盤面管理の概念も身につくので,本作のプレイヤーならば一度は触っておきたいデッキと言えるだろう。
【Rdu Legend#2 Zoo】
カード名 | 枚数 | タイプ | コスト | Atk | HP |
---|---|---|---|---|---|
ヴォイドウォーカー | 2 | ミニオン | 1 | 1 | 3 |
凄まじき力 | 2 | 呪文 | 1 | ||
炎のインプ | 2 | ミニオン | 1 | 3 | 2 |
闇の売人 | 2 | ミニオン | 2 | 2 | 2 |
インプ・ギャングのボス | 2 | ミニオン | 3 | 2 | 4 |
インプァクト | 2 | 呪文 | 4 | ||
ドゥームガード | 2 | ミニオン | 5 | 5 | 7 |
鬼軍曹 | 2 | ミニオン | 1 | 2 | 1 |
ダイアウルフ・リーダー | 2 | ミニオン | 2 | 2 | 2 |
呪われた蜘蛛 | 2 | ミニオン | 2 | 1 | 2 |
鉄嘴のフクロウ | 1 | ミニオン | 2 | 2 | 1 |
ナイフ・ジャグラー | 2 | ミニオン | 2 | 3 | 2 |
ネルビアンの卵 | 2 | ミニオン | 2 | 0 | 2 |
ブラン・ブロンズビアード | 1 | ミニオン | 3 | 2 | 4 |
ダークアイアンのドワーフ | 1 | ミニオン | 4 | 4 | 4 |
アルガスの守護者 | 2 | ミニオン | 4 | 2 | 3 |
ロウゼブ | 1 | ミニオン | 5 | 5 | 5 |
このデッキは,2015年12月のシーズンでレジェンド2位まで到達したRdu氏のZoo Warlockだ。アドベンチャーで獲得可能なカードを除けば,1300魔素で作成できる格安デッキとなっている。デッキのタイプはアグロ(速攻型)で,序盤〜6ターン目あたりがとくに強い。
このZoo Warlockには,ステータスが優秀な軽量ミニオンが数多く入っており,これらのグッドスタッフを使って盤面で有利を取りつつ,早めに相手ヒーローの体力を削っていくのが基本戦術だ。また,このデッキにはミニオンのステータスをアップするバフ能力を持つカードも多く入っているので,これらのカードをうまく活かしていきたいところ。
そして,このデッキのキーカードと言えるのがネルビアンの卵だ。ステータスが0/2なので,一見すると攻撃すらできないミニオンにも見えるが,鬼軍曹や凄まじき力といったカードで攻撃力をプラスすれば,相手に仕掛けられるようになる。
ここでキモになるのが,破壊されると4/4のネルビアンが生まれるという断末魔だ。この断末魔を活かして相打ちを狙えば,相手のミニオンを破壊しつつこちらは4/4のネルビアンを召喚するという動きができるわけで,2マナのミニオンとしては破格のリターンを得られる。このデッキには,ミニオンの攻撃力をプラスするカードが計9枚も入っているので,これらと卵を有効に活かして序盤から盤面の有利をとっていこう。
また,卵と同じくらい重要なのが闇の売人だ。このカードは,デッキ外から条件にあったカードを引いてくる“発見”という能力を持っており,そのうえヒーロー専用のカードを引いてきやすいという特徴も合わせ持つ。
闇の売人はコスト1のカードを発見するので,ウォーロックの場合だと凄まじき力や炎のインプといった優秀なカードを手札に加えることができる。とくに凄まじき力を引ければ,相手の体力計算を狂わすことができ,勝負を決める一手にもなりやすい。
闇の売人で発見したカードのうち何を手札に加えるべきかは,盤面の状況や対戦相手によって異なる。とはいえ,多くの場合は凄まじき力を最優先でピックすると良いだろう。それ以外の場合は,炎のインプ,ヴォイドウォーカー,エサゾンビ,鬼軍曹といった優秀なミニオン,もしくは魂の炎といった優秀なスペルのピックをオススメしたい。もし条件を満たせる盤面または手札であるならば,聖堂の探求者をピックするのも有用だ。
そのほかにも,ナイフ・ジャグラーとインプァクトを使ったコンボについても触れておきたい。ナイフ・ジャグラーが場にいる状態でインプァクトを使用すると,効果によって召喚されたインプの数だけナイフ・ジャグラーのナイフが飛ぶため,一気に盤面のアドバンテージをとることができる。
このコンボは知っている人も多いため,対戦で決めるのはなかなか難しいが,決まれば相手に甚大な被害を与えられるので,覚えておいて損はない。
冒頭でもお伝えしたとおり,このデッキが強い時間帯は序盤〜6ターン目辺りまで。盤面管理も重要ではあるが,相手のヒーローを積極的に攻撃し,早めに勝負を決めるように動くことも,このデッキでは必要になる。
Zooデッキのような速攻型のデッキは,強い時間帯となる序盤を凌がれてしまうと,終盤に息切れしてしまうことが多い。とくに初心者のうちは,盤面を重視しすぎてヒーローへの攻撃を疎かにしがちなので,自分のデッキの強い時間帯に勝負を決めることをしっかり意識した試合運びを行おう。
Zoo Warlockのマリガンについて
ゲーム開始前に行われる手札交換「マリガン」は,どのヒーローにおいても重要だが,序盤の盤面管理に勝負がかかっているZooにとってはとりわけ重要な項目といえる。Zooは速攻型のデッキなので,最初のターンでミニオンを展開できないと非常に弱い。そのため,コインを持たない先攻の場合は,1マナミニオンを手札に確保しておくのがベストだ。もしなければ,2マナのミニオンを積極的に交換してでも炎のインプやヴォイドウォーカーあたりの1マナミニオンを引き当てたい。
逆にコインがもらえる後攻の場合は,マリガンの基準を緩くしてもよい。その理由は,コインを使用すれば1ターン目から2マナミニオンを展開していけるからだ。また,1マナミニオンや2マナミニオンがすでに手札にあり,スムーズにミニオンを展開できる状態にあるならば,インプ・ギャングのボスをキープしておくと良いだろう。相手のヒーローやデッキによって多少動きは変わるが,Zoo Warlockのマリガンは基本的にはこの方針で問題ないはずだ。
すでに紹介したとおり,鬼軍曹や凄まじき力といったバフカードとネルビアンの卵は相性がよく,序盤のボードアドバンテージをとる鍵となるので,これらが手札に揃っていた場合は,積極的にキープすることをオススメする。
ヒーロー別攻略法
vsウォリアー | |
パトロンウォリアーが相手ならば不利,コントロールウォリアーが相手であれば微有利といえるマッチアップだ。いずれにせよ,ウォリアーの2マナ武器烈火の戦斧の存在が厄介。基本的には相手が武器を手札に抱えていると思って行動したい。例えば,1ターン目にナイフ・ジャグラーと呪われた蜘蛛が手札にある状態ならば,念のため烈火の戦斧を警戒して,呪われた蜘蛛から召喚していくようにしよう。
また,相手が3マナで出してくる苦痛の侍祭には注意したい。ここで多くカードを引かれると致命傷へとつながりかねないため,1度の攻撃で処理するようにしよう。このカードを盤面に残したまま相手にターンを渡してしまうと,残酷な現場監督や狂瀾怒濤といったカードが続いて場に出され,アドバンテージを取られかねない。
パトロンにせよコントロールにせよ,長期戦になってしまうと息切れして負けてしまうので,早め早めに決着をつけるべく,相手の体力を早い段階で削ってしまおう。ただし,相手がコントロールウォーリアーの場合は,5マナ以降に出てくる乱闘で盤面をリセットされてしまう可能性があるので,ミニオンの出しすぎには要注意だ。
ネルビアンの卵を盤面に置いておけば,相手は乱闘を使いづらくなるので,有効に活用していきたい。相手が乱闘を使いそうなここぞというタイミングでロウゼブを召喚すれば,勝利は目前だろう。
vsウォーロック | |
大体はvsZoo,もしくはvsレノロックの2択となる。Zooが相手ならば,鉄嘴のフクロウは他のマッチアップより優先的にキープしたほうが良い。というのも,Zooとのミラーマッチではボードアドバンテージを取ることが非常に重要となり,そのためのカギとなるのがネルビアンの卵やインプ・ギャングのボスといった強力な効果を持つミニオンだからだ。相手のネルビアンの卵をフクロウで無効化できればアドバンテージを多く得られるが,ミラーマッチの場合は相手も同じことを考えているということを忘れないように。
対レノロックの場合は,地獄の炎や影の炎といった全体除去の呪文カードが厄介だが,これはネルビアンの卵を置いておけば対策できる。それ以上に厄介なのは,レノ・ジャクソンを使って体力を全回復するという動きだ。Zooの苦手とする終盤戦でこれをされると勝負をひっくり返されるので,できれば警戒外からの1ターンキルを狙いたい。その場合は凄まじき力を使うタイミングがとくに重要になるだろう。
また,闇の売人から凄まじき力や魂の炎を追加で引ければ,1ターンキルがぐっと決まりやすくなるはずだ。
vsシャーマン | |
このマッチアップのカギは,相手のドゥームハンマーに対する強烈なカウンターとなるアルガスの守護者だ。逆にアルガスの守護者が手札にないと,無理やり削りきられてしまうこともあるので要注意。また,鬼軍曹のバフ効果で盤面を取っていくことも大事で,とくにトンネル・トログなどは優先的に倒していきたい。
ロウゼブはマリガンでキープする必要はないが,シャーマンのダメージソースの多くが呪文カードなので,攻勢を止めるにはうってつけだ。ロウゼブを使うタイミングとしては,相手がドゥームハンマーを装備してきた次のターンあたりだろう。相手は武器による攻撃を絡めたバーストダメージを狙ってくるので,武器を装備してきた返しのターンでロウゼブを出せば,それを防ぐことができる。
vsドルイド | |
ドルイドはZoo Warlockにとって比較的得意といえるマッチアップだ。序盤からテンポよくミニオンを展開できれば,難なく勝利できるだろう。とくに,ミッドレンジドルイドが相手の場合はZoo側が非常に有利なので,確実に勝利していきたい。
先攻の場合は,マリガンで炎のインプやヴォイドウォーカーを最優先で確保し,1ターン目に展開しよう。そうすることで序盤から攻勢をかけられ,仮に生きている根やダーナサスの志願兵などを返しのターンで出されても,そのまま盤面のアドバンテージを取りやすい状態になるからだ。
後攻の場合はできれば炎のインプ,なければコインを用いてナイフ・ジャグラーを展開したい。というのも,2ターン目に出てくる可能性の高いダーナサスの志願兵を除去できなければ,相手が有利なまま試合が進んでしまうからだ。手札に鬼軍曹があるならば,ヴォイドウォーカーや呪われた蜘蛛を出した後,次のターンで鬼軍曹を出して対処するのも良いだろう。
また,強力なバフカードである凄まじき力の使い方も鍵になる。とくに中盤で厄介な存在となる爪のドルイドに対して凄まじき力を用いれば,簡単に除去できるので,うまく使っていきたい。爪のドルイドを除去しつつ,相手の体力をテンポよく削れれば,勝利は目前だろう。
相手がアグロドルイドのときでも基本的な戦い方は同じだが,フェル・リーヴァーが出てきた場合,対処できるカードがあまりないので,苦戦を強いられることになるだろう。対策らしい対策はないので,盤面の有利を取っている状態ならばヴォイドウォーカー,もしくはアルガスの守護者で挑発を付与したミニオンを囮にしつつ,ヒーローを早めに叩いて早期決着を狙おう。
挑発がなく盤面も心もとない状態であれば,凄まじき力などを用いて除去を行うという手もある。なお,相手は獰猛な咆哮を用いてこちらに大ダメージを与えることができるので,それも警戒しておきたい。
vsハンター | |
ミッドレンジハンターであれば有利だが,フェイスハンターであった場合はやや不利なマッチアップになる。とくにフェイスハンターのデッキには,秘策である爆発の罠が確実に入っているので,油断していると盤面のミニオンをすべて除去されてしまうことも。
爆発の罠の対策として有効なのはネルビアンの卵だ。相手が秘策を設置したタイミングで,こちらも卵を設置すれば,それが爆発の罠であった場合,卵を孵化させることができるので,盤面を引き続き維持できる。また,アルガスの守護者は挑発でヒーローの身を守ってくれるだけでなく,爆発の罠への対策としても有効に機能するので,対ハンターでは同じくキーカードといえる存在だ。
また,爆発の罠はほとんどの場合マッドサイエンティストの効果で設置されるので,鉄嘴のフクロウで効果を無効化してしまうのも効果的。フェイスハンターとの戦いで序盤につまずくと,そのままあっという間に体力を削りきられてしまうので,なんとか盤面アドバンテージを取りつつ,相手よりも速く動くように心がけたい。
vsメイジ | |
テンポメイジに対しては有利,フリーズメイジに対しては不利となるマッチアップだ。
相手がテンポメイジの場合は,マッドサイエンティストが出てくることが多いので,確認したら鉄嘴のフクロウで対処しよう。相手に秘策を張られたら第一に警戒すべきは鏡の住民なので,ネルビアンの卵を置いて対処しよう。相手の手札がよほどよくない限りは有利に戦いを進められるはずだ。
一方,フリーズメイジが相手の場合は,終末予言者が出てくるまで,鉄嘴のフクロウを出すのは我慢しよう。また,6ターン目以降にはブリザードやフレイムストライクといった全体除去スペルが飛んでくるので,ネルビアンの卵を置いてこれらに対処できるようにしたい。
vsパラディン | |
現環境ではほとんどの場合,シークレットパラディンを相手にする形になるだろう。このマッチアップで大事なのは,謎めいた挑戦者が出てくる前に相手のミニオンを除去しておくことだ。盤面を有利に保つうえでインプ・ギャングのボスは相手の兵役招集に対するカウンターとして働いてくれるので,マリガンでは優先的にキープするようにしたい。
また,インプァクトで相手のミニオンを除去しつつインプを並べる動きも有効だ。シークレットパラディンの場合,聖別は入っていても1枚だけのことが多いので,聖別を恐れずに積極的に攻めていくといいだろう。
盤面で有利をとっていけば勝てる相手だが,相手が謎めいた挑戦者やドクター・ブーム,ティリオン・フォードリングといった6〜8マナ帯のミニオンをテンポ良く出してくると逆転される恐れがある。とくに,挑発持ちのティリオンが出てくると攻勢を止められてしまいかねないため,8ターン目までには勝負を決めるぐらいの気持ちでゲームプランを立てていこう。
vsプリースト | |
対プリーストにおいて注意すべきはデスロードとヴェレンに選ばれし者だ。とくにデスロードを召喚されてしまうと攻めの勢いが止まってしまうため,これを見据えてマリガンでは凄まじき力を優先的にキープしておきたい。また鉄嘴のフクロウも,ヴェレンに選ばれし者やノースシャイアの聖職者などへの対策として有効なので,優先的にキープしたいところだ。
5マナ帯以降はホーリーノヴァが怖いので,この時点でミニオンを展開しつつ,ネルビアンの卵も合わせて設置しておきたい。盤面に卵があれば相手もホーリーノヴァをためらうはず。
厄介なのはカバルの影の僧侶が出てくる6マナ帯だ。インプ・ギャングのボスやブラン・ブロンズビアードが盤面にある時に彼女が出てくると奪われてしまうので,このマナ帯ではとくに警戒したい。
vsローグ | |
ローグといえば強烈な全体除去が持ち味で,とくに致死毒からの千刃乱舞は要警戒。このコンボを使われると,せっかく並べたミニオンを一度に除去されてしまうので,ネルビアンの卵や呪われた蜘蛛などのカードを中心にミニオンの展開をしていきたい。
ただ,ローグの場合は卵を破壊してネルビアンを召喚させてから全体除去を打とうとしてくるので,あらかじめアルガスの守護者を別のミニオンに付けて,卵を守れるようにしておくといいだろう。
また,全体除去だけではなく,単体除去から相手に盤面有利をとられてしまうことも少なくない。とくに死角からの一刺しやSI:7諜報員はかなりの確率で出てくるため,2マナ帯でナイフ・ジャグラーを召喚するのは,ほかに出せるミニオンがいない場合を除いて厳禁だ。必ず呪われた蜘蛛などのミニオンから召喚し,相手の出方を伺おう。
勝負を決める一手としてはロウゼブがとにかく優秀。ローグのキーカードは呪文に偏っており,それさえ封じてしまえば,返しのターンで盤面を取るような動きはできなくなるだろう。全体除去が飛んできそうなタイミングでロウゼブを召喚するのも効果的なので,タイミングを見極めていきたい。
著者紹介:ルネ
カードゲームやボードゲームの攻略・レビュー記事をメインに担当するフリーライター。第1回ドミニオン世界選手権優勝,第4回ドミニオン日本選手権優勝,その他複数のアーケードカードゲームで全国ランキング入りなどの経歴を持つ。Hearthstoneでは,AmericaサーバのLegendランク18位までの到達,およびGAMERS LEAGUE Season#1でSemifinal進出経験あり。主にアナログのカードゲーム/ボードゲームが大好物だが、コンシューマ,アーケードからソーシャルゲームまで,ゲームと名がつけば何でも食いつく雑食系。
「Hearthstone: Heroes of Warcraft」公式サイト
「Hearthstone: Heroes of Warcraft」ダウンロードページ
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(C)2017 BLIZZARD ENTERTAINMENT, INC.
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