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「信長の野望・創造」の完成発表会が開催に。山本寛斎さん,平原綾香さん,東国原英夫さんがゲストとして登壇したイベントの模様をレポート
「信長の野望・創造」公式サイト
発表会の最初の挨拶を行ったのは,コーエーテクモゲームス ゼネラル・プロデューサー シブサワ・コウこと,代表取締役社長 襟川陽一氏。襟川氏は,「信長の野望」シリーズが30周年を迎えたことに言及し,歴史シミュレーションゲームとして誕生したシリーズが,MMORPG「信長の野望 Online」,ソーシャルゲーム「100万人の信長の野望」,「ポケモン+(プラス)ノブナガの野望」といった形で幅広いゲームジャンルに展開し,さまざまな層のプレイヤーに親しまれてきたことを振り返った。
シリーズ14作めとなる「信長の野望・創造」のテーマは“新時代の創造”。襟川氏は,それについて,かつて創造と破壊を繰り返して新時代を築いた織田信長の“創造”という部分に焦点を当てて作り込んだ自信作であるとし,今後もさまざまな形でシリーズを展開していくと語っていた。
また襟川氏は,この戦闘服を着た姿を鏡で見たとき,まず「格好いい」,次に「重たい」と思ったそうだ。何でもこの戦闘服の重量は衣装だけで約20キロ,刀は5キロあるとのことで,襟川氏は「当時,派手な甲冑を付けていた武将は,大変だったんだろうなと思いました」との感想を述べていた。
「信長の野望・創造」のキーワードとなるのは,「リアリティ」「ダイナミック」「ドラマティック」の3点だ。まずリアリティに関しては,作品を通して最も重視したとのことで,内政や外交を通じてそれが強く感じられるはずだとアピールした。メインマップは,シリーズ近作同様,フル3Dのシームレスな1枚マップだが,グラフィックスが刷新され,戦国時代の日本がリアルに描かれている。
内政では,施設の建設,街道の整備,築城などを行いながら,自国の整備や合戦の準備を行うこととなる。外交では,工作や懐柔を駆使してリアリティのある駆け引きが行える。そのほか,大名ごとに特徴のある政策や,AIにコマンド選択を任せる「委任」なども用意される。
2つめのキーワードとなるダイナミックについては,合戦パートに象徴されている。本作の合戦は,当時の戦争を再現するべく兵力の集め方や配分を重視し,多面作戦の進行が大きな特徴となる。複数の城から出陣した部隊が連携することにより,城と城の挟撃や,城から敵を誘い出す策謀など,これまでにないダイナミックな合戦が繰り広げられる。
また部隊同士が激突した際の「会戦」では近接視点で戦いが展開され,陣形の変化や武将ごとに異なる戦法を,プレイヤーが直接指示することとなる。
そして3つめのキーワードとなるドラマティックは,プレイヤーの選択で戦国の歴史を体感できる「フリークエストシステム」によって実現される。本作には300を超える歴史イベントが用意されており,その大半を「戦国伝」と呼ばれるクエストで体験できる。クエストを達成しつつ,史実の道を歩むのか,誰も見たことのない新たな戦国時代を築くのかは,プレイヤーの手に委ねられるのだ。
2つめはシリーズ30周年にちなんだ無料DLCで,シリーズに登場した武将の顔グラフィックスとBGM,そして30の勢力が競う特別シナリオが配信される。
3つめは,すでにアナウンスされているシリーズの30周年記念コンサートに,「信長の野望・創造」購入者の中から抽選で1000名を無料招待するという企画である。
今回のタイアップは,デビュー当時から平原さんの大ファンだったという襟川氏の熱望から実現したという。一方平原さんは,30年の歴史を持つ「信長の野望」のテーマソングを歌うにあたり,最初はプレッシャーがあったとのこと。とくに「Overture 〜信長の野望〜」のメロディを歌えるのか自身でも不安だったそうだが,作詞家の松井五郎さんが書いた歌詞などに助けられ,結果,女性の強さと優しさの双方が表現された素晴らしい楽曲に仕上がったと語る。また襟川氏は,曲の後半で,平原さんが“創造”という歌詞を歌うところに,「新しい何かを生み出そう」という意気込みを感じると語っていた。
一方襟川氏は,東国原さんのこれまでの政治家としての業績を振り返り,「政治の世界に,誰もやったことのないような創造性を発揮するのは素晴らしい」と賞賛していた。
「信長の野望・創造」に関しては,一人の武将として戦国に身を投じることに夢を感じ,想像が広がると東国原さん。武将の中では,病に倒れなければ全国統一していたかもしれない武田信玄が好きだと話していた。
また信長に関しては,数々の施策や宗教観を思い起こすと,今の世であれば日本を代表する世界のリーダーになっていたかもしれないとし,コーエーテクモゲームスも創造と破壊をテーマに,新しい時代を切り開いていきたいと展望を語り,発表会を締めくくった。
「信長の野望・創造」公式サイト
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(C)コーエーテクモゲームス All rights reserved.
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