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「A列車で行こう3D」の体験イベントが「都電おもいで広場」にて開催。路面電車の旧車両内で鉄道経営シムをプレイするという,一風変わった会場の模様をレポート
「A列車で行こう3D」は,都市開発,鉄道運営,会社経営という3つの要素を併せ持つシミュレーションゲーム「A列車で行こう」シリーズの最新作。
本作では,「鉄道を広げて,街をつくろう」というシリーズのコンセプトに,「時代の変化」という概念が加わり,街並みや主要資源の変化,物価の急騰,増税といった現実の流れに沿った出来事がゲームに影響を与えていく。
そうした変化の中には鉄道の変遷も含まれており,ファンから要望の多かった路面電車もシリーズ初登場。ゲームの進行によって,主要交通機関が路面電車から鉄道や自動車に移り変わっていく過程も体験できる。
「A列車で行こう3D」公式サイト
今回のイベントが行われたのは,今なお日本国内で営業中の路面電車の一つ,都電荒川線沿いにある荒川車庫内の「都電おもいで広場」。抽選で招待された来場者達は,貸切車両で都電荒川線の大塚駅前駅から荒川車庫前駅までの区間を実際に乗車したのち,都電おもいで広場に設置してある路面電車の車両内で,約2時間,「A列車で行こう3D」製品版の先行体験プレイを楽しんだ。
「A列車で行こう3D」製品版では,基本的に,まずチュートリアルに相当する3つのシナリオをプレイすることとなる。最初のシナリオ「A列車で行こう」は,地方自治体による再開発の一翼を担うべく,とある島の鉄道網を整備して,地域の活性化を図ることが目的だ。具体的には,10年間の期限内に,島の人口が1万人に達すればクリア。
このシナリオでは,秘書の赤羽美紅,車掌,経理部長らが,線路や駅の設置/拡張から,列車の運行と各駅の損益,そして全体の損益計算書の見方まで,プレイに必要な知識と操作を一つ一つ丁寧にレクチャーしてくれるため,初心者でも安心してプレイできる。
実のところ,筆者も久々に「A列車で行こう」シリーズに触れたのだが,これらのレクチャーのおかげでスムーズにプレイすることができた。今回は,取材の合間の体験プレイということで,残念ながらシナリオを途中で中断せざるを得なかったが,筆者としては,この先のゲームの広がりに期待が高まるところである。
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A列車で行こう3D
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