スマホゲームのセルラン分析（2023年6月8日〜6月14日）。今週も1位は「モンスターストライク」。前四半期で高い収益を出したKONAMIも紹介

　データ分析を専門に行うSensor Towerによると，2021年におけるスマートフォン向けゲームの国内収益は約2兆3746億円に達している（※関連記事）。そんな世界有数のスマホゲーム大国となった日本で，現在最も売れているタイトルを始めとした，さまざまなデータを毎週お届けするのが，本連載「スマホゲームのセルラン分析」である。

スマホゲームのセールスランキング

（2023年6月8日〜6月14日）

順位	前週	タイトル	DL数の前週比	収益の前週比
1	1	モンスターストライク	11%	-28%
2	3	崩壊：スターレイル	14%	55%
3	6	ドラゴンクエストウォーク	-4%	23%
4	19	原神	-1%	96%
5	2	パズル＆ドラゴンズ	-4%	-45%
6	16	にゃんこ大戦争	-5%	9%
7	5	プロ野球スピリッツＡ	-1%	-40%
8	14	Pokémon GO	3%	-16%
9	10	ウマ娘 プリティーダービー	-8%	-30%
10	13	Fate/Grand Order	-13%	-20%
11	17	荒野行動	-11%	-17%
12	9	eFootball 2023	11%	-46%
13	18	パズルサバイバル	5%	-11%
14	12	あんさんぶるスターズ！！Music	-9%	-44%
15	24	ガーデンスケイプ	-2%	14%
16	11	プロジェクトセカイ	-6%	-48%
17	7	ロマンシング・サガ・リ・ユニバース	-22%	-60%
18	4	勝利の女神：NIKKE	-25%	-69%
19	23	放置少女	5%	-19%
20	34	ホームスケイプ	-7%	3%
21	21	信長の野望 覇道	-11%	-28%
22	27	ONE PIECE トレジャークルーズ	-22%	-12%
23	36	実況パワフルプロ野球	-17%	8%
24	109	遊戯王 マスターデュエル	-3%	322%
25	69	Call of Duty: Mobile	7%	117%
26	44	ブラッククローバーモバイル	-61%	27%
27	90	アイドリッシュセブン	13%	202%
28	39	ロイヤルマッチ	4%	9%
29	33	メメントモリ	36%	-13%
30	31	LINE ポコポコ	-18%	-19%
31	45	リネージュW	-27%	17%
32	37	ドラゴンクエストタクト	0%	-18%
33	53	七つの大罪 光と闇の交戦	-2%	14%
34	26	ONE PIECE バウンティラッシュ	-12%	-47%
35	22	アズールレーン	-20%	-54%
36	25	陰の実力者になりたくて！マスターオブガーデン	-20%	-50%
37	46	フィッシュダム	18%	-5%
38	8	LINE：ディズニー ツムツム	-5%	-81%
39	43	ドラゴンボール レジェンズ	-25%	-17%
40	41	PUBG MOBILE	-11%	-20%
41	35	妖怪ウォッチ ぷにぷに	-18%	-40%
42	52	Age of Origins	29%	-2%
43	56	トップウォー	-21%	8%
44	初	ドラゴンクエスト チャンピオンズ	-	-
45	57	日替わり内室	-6%	8%
46	29	ブルーロック Project: World Champion	-5%	-46%
47	40	ダークテイルズ	-2%	-30%
48	15	アークナイツ	-35%	-78%
49	30	アイドルマスター シンデレラガールズ	3%	-47%
50	20	ヘブンバーンズレッド	-16%	-64%

※掲載データはSensor Towerから引用したものです
※iOSとAndroidの収益の合計をもとにしたランキングです。マルチプラットフォーム展開を行うタイトルでも，PCや家庭用ゲーム機向けの収益は含まれていません

1〜25位の収益グラフ。縦軸（収益）の値は本連載では非公開

　初登場で44位にランクインした「ドラゴンクエスト チャンピオンズ」は，6月13日に正式サービスが始まった，“乱戦コマンドバトルRPG”を謳うタイトルだ。

　最大50のパーティが同じ戦場でPvPを行う“対戦モード”と，ソロプレイでも遊べる“冒険モード”を搭載しており，流行のバトルロイヤル要素を取り入れつつも，ドラクエらしいコマンド形式によるバトルをたっぷり楽しめるゲーム内容となっている。
　集計期間の都合上，今回はサービス開始から2日間の収益のみが対象となっているが，ドラクエシリーズの最新作ということもあり，次週以降のセルランの伸びが期待できるだろう。

前四半期におけるKONAMIのセールスランキング

（2023年1月1日〜3月31日）

　今回は，前四半期（2023年1月1日〜3月31日）において世界15位（日本のゲームメーカーでは3位）の収益を上げたKONAMIについて紹介する。
　以下に掲載するのは，同社のスマホゲームでワールドワイドの収益が大きかった10タイトルである。タイトル名の右には，世界全体に対する日本の収益割合を添えている。

順位	タイトル	日本の割合
1	プロ野球スピリッツＡ	100％
2	eFootball 2023	59.5％
3	実況パワフルプロ野球	100％
4	遊戯王 マスターデュエル	60.5％
5	eFootball ウイコレ CHAMPION SQUADS	70.2％
6	実況パワフルサッカー	100％
7	Jリーグクラブチャンピオンシップ	100％
8	遊戯王 デュエルリンクス	100％
9	麻雀格闘倶楽部Sp	99.5％
10	コナステ	100％

KONAMIのスマホゲームにおけるタイトル別の収益推移

　1位となったのは，本連載で毎週紹介しているセルランでも上位に定着している「プロ野球スピリッツＡ」である。収益の額そのものは本連載では紹介できないが，上に掲載しているグラフを見れば，その規模感がなんとなくイメージできるだろう。
　また「eFootball 2023」は，昨年にサッカーのワールドカップが盛り上がったことを受け，日本以外の国や地域でもヒットしているが，その盛り上がりが現在まで続いているのがすごい。

「eFootball 2023」の全世界における過去1年間の収益推移

　同社のセルランの顔ぶれを見ると，野球，サッカー，麻雀，遊戯王と，幅広い層に受け入れられる題材の作品で占められている。こういった題材を，万人が楽しめるスマホゲームとしてきっちりと作れるのが同社の持ち味といえるだろう。

Sensor Tower 日本語公式サイト

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