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[E3 2014]スナイピングシューターとして究極を目指す「スナイパーエリート3」。独特の破壊演出とステルス特化のCo-opモードに注目
これまで第2次世界大戦のヨーロッパ戦線を扱ってきた同シリーズ。主人公は,今作でもアメリカ人スナイパー,カール・フェアバーンで変わらないのだが,なんと舞台となるのは1943年頃の北アフリカ戦線だ。ナチス軍が砂漠地帯で開発しているという究極兵器「wunderwaffe」(Wonder Weapons)の完成を阻止するために,主人公が単身その研究施設に乗り込んでいく……というのが本作のストーリーとなる。
今回展示されていたプレイアブルデモでは,ゲームの最序盤にあたるチュートリアルの部分と,後述するCo-opモードの2つを遊ぶことができた。プレイを始めてまず気づくのは,銃弾がターゲットにヒットする瞬間をスローモーションで表現した“キルカメラ”の進化だ。
被弾箇所を的確に示すためなのか,体が透けて見えるという演出が導入されており,どこか「Mortal Kombat X」の“X-Ray Move”を思わせる。銃弾によって筋肉や内臓が破壊され,骨や頭蓋骨が砕け散っていく様子が,かなり緻密に描かれているのだ。また,人体だけでなく,乗り物などをスナイピングしたときも,エンジンなどが破壊される様子が同様の演出で見られるのが面白い。
一方Co-opモードとして紹介されていたのは,シリーズファンにはお馴染みの「Operative」モードだった。これは1人のプレイヤーがスナイパー役を担当し,もう1人が施設に潜入して標的をおびき出すという遊び方となる。ステルスで標的に近付いて,物音をたてることで敵をスナイパーの視界内に誘導したり,ドアを開けて外から丸見えの状態にしたりなど,実際ならかなり危険な役どころだが,ステルスを楽しむには最適なモードといえる。なお,今作ではこのほかにもいくつかのゲームモードがあり,最大で12人まで,マルチプレイモードを楽しめるとのことである。
Rebellionの担当者に話を聞いてみると,今作ではゲームエンジンを作り直すことから開発を始めており,荒々しい岩肌や砂塵が感じられる,この独特なグラフィックスができあがったという。さらに配置される敵も,前作の8体から30体にまでに増えていて,広大なマップの中をどんなルートで進み,敵を排除していくかという特殊工作員らしい活動をみっちりと堪能できるようになっているそうだ。
前作ではスナイパーといいながらマシンガンも利用できるなど,少し方向性を見失っている感もあったが,本作ではかなりスナイパーらしさが戻ってきたという印象を受ける。日本ではスパイク・チュンソフトから8月7日にリリースされるので,今のうちに呼吸をしっかり整え,しっかりと発売日に狙いを定めておくのがよいかもしれない。
「スナイパーエリート3」公式サイト
4GamerのE3 2014特設ページ
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Copyright 2014 Rebellion. Published under license by 505 Games. The Rebellion name and logo, the Sniper Elite name and logo and the Sniper Elite Eagle are trademarks of Rebellion and may be registered trademarks in certain countries. All Rights Reserved.
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