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【PR】I-O DATAの240Hz表示対応ディスプレイ「LCD-GC251UXB」徹底検証。欲張りなゲーマーに応える速さと多機能さを明らかに
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印刷2018/04/28 12:00

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【PR】I-O DATAの240Hz表示対応ディスプレイ「LCD-GC251UXB」徹底検証。欲張りなゲーマーに応える速さと多機能さを明らかに

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 アイ・オー・データ機器(以下,I-O DATA)のゲーマー向け液晶ディスプレイシリーズ「GigaCrysta」(ギガクリスタ)。その最新作となるのが,24.5インチで解像度1920×1080ドットの液晶パネルを搭載し,シリーズで初めて垂直リフレッシュレート最大240Hzに対応した「LCD-GC251UXB」だ。

LCD-GC251UXB
メーカー:アイ・オー・データ機器
問い合わせ先:インフォメーションデスク 0120-777-618(平日10:00〜17:00,年末年始と夏期休暇を除く)
直販価格:5万3784円(税込,2018年4月28日現在)
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 「垂直リフレッシュレート240Hz対応ディスプレイ」は花盛りで,主要なディスプレイメーカーはおおむね市場投入済みだが,その中にあって「GigaCrystaの240Hz」にはどんな価値があるだろうか。4GamerではLCD-GC251UXBの製品版を入手できたので,性能を確認してみたい。


シンプルな外観と使い勝手のいいリモコンが目を惹くハードウェア


製品ボックス
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 I-O DATA製ディスプレイのウリでもある5年保証の文言がプリントされた製品ボックスから出てくるのは,2ピース構成のLCD-GC251UXBだ。標準で取り付けられているディスプレイスタンドは「FDMI MIS-D」と呼ばれるVESAの100×100mmマウント規格に準拠しており,着脱が可能なので厳密には3ピース構成だが,ユーザーが普通に組み立てるにあたっては2ピース構成という理解で構わないだろう。
 ディスプレイ本体側を平らな場所に置いたうえでスタンド部にスタンド台座を差し込み,台座側の底面に取り付けられている手回し式のネジで固定すれば組み立ては完了だ。組み立てた状態で実測重量は約6.4kgと決して重くないため,机上への設置はとても容易である。

スタンド台座をスタンドに差し込むようにすると爪で半固定可能。その状態からスタンド台座底面の手回し式ネジを回すだけで組み立ては終えられる。なお,スタンド部の大きな穴はケーブル整理用だ
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液晶パネルの上と左右で額縁の幅は実測約10mm
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 組み立てた状態で本体公称サイズは568(W)×231(D)×419〜529(H)mm。高さに幅があるのはスタンドが無段階の可動式になっているためで,110mmというかなり広い範囲からユーザーは自由に高さを調整できる。
 筐体側のいわゆる額縁部分が約10mmと細身なこともあって,24.5インチサイズの液晶パネルを搭載する製品としてはコンパクトだ。

可動式のスタンドで高さ調整を行った例。左は一番上,右は一番下に設定したところとなる
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本体正面向かって右下背面側にOSDメニュー操作用ボタンが並ぶ
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額縁側には「OSDメニュー操作用ボタンがどこにあるか」のガイド表示があった。それを挟むように赤外線の受光部と電源インジケータ用青色LEDもある
 外観がすっきりしているのには,本体前面部にOSD(On Screen Display)メニューの操作用インタフェースがないことも貢献している。LCD-GC251UXBではOSD操作用のボタンがすべて本体正面向かって右下背面側にあり,操作するときには後ろに手を回す必要がある。

 ただもちろんこれはLCD-GC251UXBの弱点ではない。LCD-GC251UXBには標準で赤外線リモコンが付属しており,これを使うことでOSDメニュー操作が可能だ。よく使う(とI-O DATAが判断した)機能用にはショートカットボタンすら用意してあるという至れり尽くせり具合なので,リモコンの電池が切れたなどといった緊急時を除き,本体側のボタンを操作する必要はないと断言して構わない。
 垂直リフレッシュレート240Hz対応のディスプレイでリモコンを利用できる製品は少ないので,ここは貴重と評価することができるだろう。

GigaCrystaシリーズでお馴染みのリモコンがLCD-GC251UXBにも付属しており,すべてのOSDメニュー操作はリモコンから行える。バッテリーは単4形乾電池2個
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 先ほど高さ調整が可能としたスタンドだが,実のところ,スタンド部にはそのほかに−3〜20度の上下回転(チルト)機能があり,スタンド台座部分には左右65度の左右回転(スイーベル)機能もある。

上下回転を行った例。角度は下方向が3度,上方向が20度となる
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こちらは左右回転の例。左右回転時に台座ごと回ってしまうような製品が少なくないが,LCD-GC251UXBはスタンド部のみが動く,スマートな仕様だ
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ディスプレイを縦位置で使っている例。この状態だと高さは机上から公称値で582〜645mmの範囲を調整できる
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 90度の縦回転(ピボット)もサポートしているというのは組み立てるときの写真からも想像できたと思うが,LCD-GC251UXBで面白いのは,本体にジャイロセンサーを搭載しており,画面を回転させると自動的にデスクトップ表示も回転させるという機能に対応していることだ。
 I-O DATAのダウンロードページから「クルッとな」というアプリケーションをインストールすると利用できるので,縦スクロールシューティングなどのプレイにあたって横位置と縦位置の入れ替えを頻繁に行う場合は導入を検討するといいだろう。

 気になる入力インタフェースはDisplayPort 1.4×1,HDMI 2.0a Type A×2の合計3系統。垂直リフレッシュレート240Hz対応ディスプレイの場合,DiplayPort以外での240Hz動作がサポートされていなかったり,製品情報にそもそも記載がなかったりするのだが,LCD-GC251UXBの場合は3系統すべてで垂直リフレッシュレート240Hzをサポートすることが公式に明言されている。これは非常に珍しい。

3系統のビデオ入力インタフェースすべてで垂直リフレッシュレート240Hz表示対応。リモコンを使えば入力は一発で切り換えられる
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PbyPの解像度は各画面960×540ドット。細かい字は読めないが,大きな字なら十分に判読可能というレベルだ
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 LCD-GC251UXBの3系統は切り換えて使う以外に,2系統の入力を画面上で同時に表示する「Picture-by-Picture」(ピクチャーバイピクチャー,PbyP)および「Picture-in-Picture」(ピクチャーインピクチャー,PinP)にも対応する。パネル解像度が1920×1080ドットなので,常時使うことはほぼないだろうが,PC側でプレイ動画のエンコードを仕掛けながら据え置き型ゲームでプレイし続けるときなどに,PC側の進捗状況をPinPの子画面でたまに確認するといった用途であれば便利だろう。
 設定をリモコンの「子画面」ボタン群から簡単に調整できるのもポイントが高い。

PinPの表示例。子画面は3段階でサイズを変更できる。今回は標準の右下に置いたが,置き場所は四隅のどこでも選べる
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本体側面にはUSB Type-A×1と3.5mmミニピン×2(ヘッドフォンおよびライン出力)がある。前者はファームウェアのアップデート用
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 付け加えると,I-O DATAはHDR(High Dynamic Range)入力への対応を予告している。原稿執筆時点ではまだ対応ファームウェアを試せていないが,発売に前後してリリースとなるはずなので,PlayStation 4などと組み合わせてHDR入力を行いたい場合は期待していいだろう。
 公開となった暁には,I-O DATAのサポートページ「本製品のシステムを更新したい」にある手順に従ってUSBフラッシュメモリを「USB SERVICE」ポートへ差してアップデートすれば,LCD-GC251UXBにある2系統のHDMI端子はHDR入力をサポートするようになる。

I-O DATAから特別に提供された公開前バージョンのファームウェアを導入したところ。「映像」のサブメニューに「HDR」が追加となる(左)。初期値は「自動」で,明示的に「切」を設定することも可能。「自動」ならPCやPS4からHDRディスプレイとして認識されるようになる。右は「DirectX診断ツール」実行結果だが,「HDR:サポートされています」とある点に注目してほしい
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 なお,USB SERVICEポートの隣に並ぶ3.5mmミニピン端子はヘッドフォン出力およびライン出力用。別途本体側には2W+2W仕様のスピーカーも内蔵しているので,DisplayPortやHDMIで入力したときに,とりあえず音を鳴らしたい場合にはこれらを使うといい。


多彩な画質調整機能とスルーモードを併用可能


 GigaCrystaシリーズは速度や画質に関する細かな設定を持つのが特徴の1つだが,それはもちろんLCD-GC251UXBでも健在だ。主要な機能とその効果は以下,簡単にまとめておこう。

  • ナイトクリアビジョン
    暗部視認性を高める,ゲーム向け機能。LCD-GC251UXBでは「切」「レベル1」「レベル2」の3段階設定を行える
PC用タイトル「Middle-earth: Shadow of War」を使って,ナイトクリアビジョンの効果を確認してみた。左から順に切,レベル1,レベル2だ。切だと周囲はほとんど見えないが,ナイトクリアビジョンの強度を上げると倒れている敵や壁,床がはっきりと見えるようになる。レベル1でも十分な効果がある点に注目してほしい
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  • 超解像
    映像の輪郭を強調し見かけの解像度を上げる機能。LCD-GC251UXBでは0〜100まで10のステップで11段階設定が行える。低解像度の動画やゲームで視認性を上げる効果を期待可能だ
「Overwatch」の解像度を1280×720ドットに指定したうえで全画面表示させ,超解像度設定を左から0,50,100と切り換えて,それを撮影したもの。サムネイルでは左奥の練習用ボットを拡大しているが,超解像度の強度を上げるにつれて輪郭がはっきりしてくるのが分かるだろう。シャープネスと異なり,ノイズが強調されないのも超解像度のメリット
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  • スルーモード
    内部の映像加工回路をバイパスして内部遅延を低減せさせる機能。LCD-GC251UXBでは「切」「入」の設定ができる。スルーモードを入に設定した場合に内部遅延は0.22msとなり,この場合でもナイトクリアビジョンや超解像といった主要機能は併用できる。利用できなくなるのはPbyPおよびPinPくらいなので,基本的にスルーモードは常時有効でも構わない
  • CREX
    映像の輝度に合わせてバックライトの輝度を少しずつ調整することで,明るさや暗さを自然に感じさせる機能。ゲーム向けではなく映像向けのもので,選択肢は「切」「入」。切が標準となる
  • エンハンストカラー
    映像の色の濃さやコントラストを自動的に調節してくれる機能。標準は「切」で,10〜90まで9段階設定を行える。また,エンハンストカラーを「カスタム」に設定した場合は「エンハンストコントラスト」と「色の濃さ」の2つをぞれぞれ0〜10の11段階でカスタマイズが可能だ
  • オーバードライブ
    液晶パネルのドライブ信号を加工してパネルの応答速度を向上させる機能。LCD-GC251UXBでは「切」「レベル1」「レベル2」の3段階設定が可能で,レベル2設定時に中間調(gray-to-gray)応答速度は0.6msとなる
  • ブラックレベル
    「黒の度合い」を調節する機能。0〜10の11段階設定が可能で,標準の設定値は5となっている。5より設定を大きくすると黒が沈み込み,逆に5より小さい値に設定すると黒が浮き上がる
  • ブルーリダクション
    目が疲れる原因の1つと言われるブルーライトを抑制する機能。無効/有効切り替えが可能で,有効時は1〜5の5段階で強度を調整できる

 もちろんそのほかにも,コントラストや色温度といった一般的な設定があるため,LCD-GC251UXBの画質のカスタマイズの自由度はかなり高い。逆に言うと,個々の設定を細かくカスタマイズするのはけっこう大変である。
 そこでLCD-GC251UXBは,「画面モード」と呼ばれるプリセットを用意している。画面モードはリモコンのボタンから直接切り換えられるだけでなく,OSDの「映像」→「画面モード」からも設定可能だ。

OSD側の画面モードメニュー
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 選択肢は「Standard」「Game」「FPS」「RPG」「Web」の5つ。切り換えると前述した設定が一括して切り替わる仕掛けになっている。画面モードの設定内容はにまとめてみたので参考にしてもらえればと思う。

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 もちろん,プリセットをたたき台にして調整を詰めていくことは可能だ。ひとまずはプリセットを選んで使ってみて,気になるところがあればチューンしていくという使い方がベターではなかろうか。

Overwatchを例に,画面モードのプリセットと見栄えの違いを比較してみたカット。上段左からStandard,Game,FPSで下段左からRPG,Webとなる。ゲーム用途の標準となるGameに比べ,FPSはガンマ値が上がって,やや白っぽい映像になっている。暗い部分の視認性を引き上げようとしているわけだ。またRPGでは超解像が有効なので少しエッジが立っていることも確認できる
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 内部遅延0.22msのスルーモードをこれら強力な画質カスタマイズ機能と併用できるのがLCD-GC251UXBの強みとまとめることができるだろう。


240Hzは何がゲームにおいてメリットとなるのか。実例で確かめる


 というわけで機能面が相当に充実しているLCD-GC251UXBだが,冒頭で述べたように,最大の特徴は垂直リフレッシュレート240Hzに対応したTNパネルを搭載する点にある。
 世界のゲーマー向けディスプレイ市場では,速度性能に優れ,かつ最近では表示品質も向上しているTNパネルの採用が一般的だが,日本ではゲーマーの間ですら“IPS信仰”的なものがまだ根強い。そこで速度性能を見るより先に色の再現性をチェックしてみたいと思うが,下に示したとおり,正面,そして若干傾いた程度であれば見栄えにはまったく問題なく,また黒も締まっている。少なくともLCD-GC251UXBにおいては,「TNパネルだからダメ」ということはないので,その点は押さえておいてほしい。

LCD-GC251UXBの液晶パネルを撮影したカット。左は正面,中央はLCD-GC251UXBの左右回転機能を使って最大の65度回転させたところで,右は意地悪く160度くらいまで回転させたものになる。24.5インチクラスのディスプレイを使ってゲームをプレイする場合,ユーザーは正面から画面に相対するが,その場合に見栄えに不安はない
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 というわけで本題,高速な垂直リフレッシュレートにはいかなるメリットがあるのかという部分だ。一部に勘違いしている人もいるのだが,高速な垂直リフレッシュレートは,NVIDIAの「G-SYNC」やAMDの「FreeSync」といった特殊なディスプレイ制御技術と組み合わせて初めて有効に機能するというものではない。もちろん組み合わせた場合は相応のメリットが生まれるものの,単体で使っても画面の見た目はスムーズになり,FPSやTPSでは敵の視認性が向上し,先手を打てるようになるという大きな利点があるのだ。

 なぜ視認性が向上するか。その答えは割とシンプルで,とくに「遠くにいる敵が画面に映っているフレーム数」は,リフレッシュレートが高いほど多くなり,映っている時間は同じでも,その間の動きはリフレッシュレートの高いほうが多くなるからだ。
 問題はそれを体感できるかだが,ここでは高い垂直リフレッシュレートの効果が大きいと世界的に評価が定まっているFPS「Overwatch」で比較してみたい。テストシステムはGPUに「GeForce GTX 1080」,CPUに「Core i7-8700K」を採用したもので,1920×1080ドット解像度で得られるフレームレートは最大200fps超と,残念ながら240fpsには届いていないが,それでもLCD-GC251UXBの効果を見るには十分だろう。

 今回はテアリングを抑えるためにゲーム側でVsyncを有効化し,LCD-GC251UXB側では画面モードをGameに設定したうえで,LCD-GC251UXB側の垂直リフレッシュレートを240Hzと60Hz間で切り換えながら,遠くで動く敵の挙動をソニー製のハイスピード撮影対応コンパクトデジタルカメラ「RX100IV」から960fpsで撮影することにした。
 今回は釣り鐘の奥で敵に動いてもらっているが,垂直リフレッシュレート60Hzでは「敵が表示されているフレーム数」がおおむね8なのに対して,240Hzでは24となっている。


上のムービーで使った撮影データから,240Hz設定時(上)と60Hz設定時(下)のそれぞれで,あるフレームとその次のフレームをキャプチャしたところ。リフレッシュレート240Hzだと1フレームだとわずかにしか動かないが,60Hzだと大きく動くのが分かる。それだけ240Hz設定時のほうが「敵の映っているフレーム」の数が多くなるということだ
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 単純計算では32フレームまで達していいはずだが,240fps出ているわけではないので,そこまでには達していないのだろう。ただそれでも,敵を視認できるフレーム数は3倍になっている。これが「垂直リフレッシュレートが高いほど遠くの敵を視認しやすくなる」理由だ。

敵の動きがよく見えるということは,敵より速く反応できるようになるということだ。使い始めるとすぐに垂直リフレッシュレート240Hz表示のメリットを感じられるだろう
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垂直リフレッシュレート240Hz時の遅延時間は実測最小約10msをマーク


 最後に表示遅延やパネルの反応速度のテスト結果をまとめていこう。
 まずは表示遅延からである。4Gamerでは,光学センサーとArduinoを用いてマウスクリックから画面に反応が現れるまでの時間を計測するシステム「4Gamer Input and Display Latency Checker」を構築済みだ。その詳細は2017年12月28日掲載の記事を参考にしてほしいが,簡単に言うと,「ゲーム中,銃口に描写されるマズルフラッシュを使って,マウスのクリックからマズルフラッシュ描画までの時間を1ms弱の精度で計測する」というものだった。

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 ただ,ゲーム中に表現されるマズルフラッシュはあくまで演出にすぎない。マズルフラッシュがマウスクリックの直後にしっかりと描画される保証はなく,ゲームタイトルによってマズルフラッシュの描画タイミングが異なる可能性が十分にある。実際,先の記事でも,「Counter-Strike: Global Offensive」とOverwatchではマウスクリックからマズルフラッシュ描画までの時間が異なることが分かっている。
 ディスプレイで生じる遅延は極めて小さいはずで,そんな測定に描画タイミングのはっきりしないマズルフラッシュを使うのはあまり好ましくはないだろう。

 そこで今回は,ディスプレイ検証用として「640×480ドットのウインドウ上で左クリックすると中央に白い四角を1秒だけ表示する」という,実にシンプルなWindowsアプリを作成した。アプリの作成には2Dゲームのミドルウェアとして実績があるオープンソースの「SDL」(Simple DirectMedia Layer)を用いている。
 白い四角はSDLのダブルバッファリングにより,リフレッシュレートに同期して描画される。クリック発生を受けて垂直同期を待ち,描画する格好となるので,ディスプレイの垂直リフレッシュレートが高ければ高いほど遅延が短くなる仕組みだ。
 マウスのクリック判定はSDLの機能を使っているが,2Dゲーム向きのライブラリとして設計されているだけにクリック判定は高速と考えていいだろう。

 今回はこのアプリをマズルフラッシュの代わりに使う。その模様が下のムービーだ。


 以上を踏まえてテスト結果を見ていこう。まず,垂直リフレッシュレートを60Hzに設定のうえスルーモード有効時と無効時でそれぞれ「マウスをクリックしてから白い四角が表示されるまでの時間」を100回計測し,結果を集計したものがグラフ1である。
 横軸は遅延時間,縦軸は測定された回数を示しているが,スルーモードを有効にすると100回中65回は遅延時間48〜50msとなった。頻度は低いながらも,5回は36〜38msに分布しており,この2つの山の間にはおおむね1フレーム(≒16.7ms)の違いがある。
 一方,スルーモードを無効化した場合でも測定回数が多いのは48〜50msの46回だが,遅延の大きなほうへグラフは広がっているのも分かる。1フレーム程度は「遅延の大きなフレーム」が増えるわけだ。

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 続いて垂直リフレッシュレート120Hz設定がグラフ2で,ここではスルーモード有効時と無効時の違いがはっきり出る。有効時は100回中70回は24〜26msの遅延で収まるのに対し,無効時は32〜34msの44回をピークとしてバラ付きが出ている。違いはおおむね1フレーム(≒約8.3ms)である。

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 そして注目の垂直リフレッシュレート240Hz設定におけるスコアがグラフ3だ。ここでは遅延状況に広がりが生じるものの,スルーモード有効時は18〜24msの24回をピークに最短では10msとなっている。無効時だと24〜26msの28回をピークに最大16〜18msだ。ベストケースでスルーモード有効時は無効時と比べて2フレーム(≒約4.2ms)速いことになる。

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 こうして実測してみると,「高い垂直リフレッシュレートが遅延に与える影響」,そしてスルーモードの効果がはっきり分かる。LCD-GC251UXBは,垂直リフレッシュレート240Hz表示に対応し,ゲームの応答速度は一般的な垂直リフレッシュレート60Hz時の遅延最短で比較しても3倍以上高速というわけだ。

 最後に,液晶の応答速度についても見ておこう。すでに触れたとおり,LCD-GC251UXBが採用するTNパネルの公称中間調応答速度はオーバードライブをレベル2に設定したとき0.6msだが,オーバードライブの設定を切り換えるとどうかを見ることになる。
 というわけで下がそのムービーだ。レベル2,レベル1,切の3条件に対して,RX100IVから960fps撮影した結果となるが,まず,垂直リフレッシュレート60Hz設定時だと,オーバードライブのレベルに応じてロゴの移動がシャープになっているのが見てとれる。ただ,これはLCD-GC251UXBのマニュアルにも記載があるとおりだが,レベル2だと輪郭に若干の不自然さが出ている。ゲームで気になる場合はレベル1での常用を検討したほうがいいかもしれない。


 続いては垂直リフレッシュレートを120Hzに引き上げて同じテストを行った結果だ。さすがに無効化すると液晶パネル側の応答が画面のリフレッシュに追随できなくなって,コマ送りしても静止するフレームがなくなるが,レベル1以上なら問題なく追従できることが見てとれる。


 最後は垂直リフレッシュレート240Hzだ。レベル2でも液晶パネルの応答が追いついていないが,比較的よく反応しているほうと評価していい。液晶パネルの応答速度はゲーマー向けディスプレイとして十分な性能を持つと言える。



高速さと多機能性,両方を欲張りたい人にオススメのLCD-GC251UXB


 以上,LCD-GC251UXBの性能や機能をねちねちとチェックしてきた。垂直リフレッシュレート240Hz表示対応のゲーマー向けディスプレイとしては後発だが,それを逆手に取って製品としての熟成を図った,多機能かつ使いやすい製品というのが,まとめとしては最も適切でないかと思う。同じように多機能さが自慢の競合製品と比べると明らかに安価で,一方,垂直リフレッシュレートの高さと安価さのみで勝負しているような競合製品と比べると明らかに使い勝手がいい。全体として,実にちょうどいい240Hzディスプレイなのだ。

画像集 No.050のサムネイル画像 / 【PR】I-O DATAの240Hz表示対応ディスプレイ「LCD-GC251UXB」徹底検証。欲張りなゲーマーに応える速さと多機能さを明らかに

 PCと据え置き型ゲーム機2台,もしくはPCと据え置き型ゲーム機,レコーダー各1台をつないでハブとして使えるのも魅力的なところで,あれもこれもと欲張りなゲーマー諸兄諸姉に強くお勧めしたい。

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