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印刷2018/10/19 14:25

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Nianticが見据えるAR技術の未来とは? メディア向け説明会でCEOのジョン・ハンケ氏が語った内容をレポート

 2018年10月16日,「ポケモンGO」(正式名称はPokemon GO,iOS / Android)や「Ingress」iOS / Android)といったAR技術を用いたゲームで知られるNianticは,「Future in AR」と題したメディア向け説明会を開催した。同社CEOのジョン・ハンケ氏を始め,プロダクト部門 副社長の河合敬一氏,アジア統括本部長の川島優志氏といったキーマンが登壇し,Nianticの理念やAR技術の可能性について語られたので,その内容をレポートしよう。

当日通訳を務めたナイアンティック・アジア統括マーケティングマネージャーの須賀健人氏(左)と,ジョン・ハンケ氏(右)


AR技術とともにNianticは

「ゴール」に向かって進んでいく


 説明会の冒頭では,Nianticの成り立ちについて語られた。その中でハンケ氏は旅行中に訪れた観光地を例に挙げながら,インターネットを通じて瞬時に特定の場所の歴史と情報を伝えたいという思いがNianticの原点だとした。現在ではAR技術に力を入れるNianticだが,見えない情報を可視化するという志は設立当時から一貫しているそうだ。

 もちろん,Nianticが最初に開発したスマートフォン向けのガイドアプリである「Field Trip」を始め,アプリの開発においてもそうした精神が基盤にある。「Ingress」は,そこからさらに発展し,児童が積極的に勉強に取り組む流れを作ることを目的として,ゲームという遊びにAR技術を取り入れた結果に誕生したのだという。

 さらに現在では,ARでよりリアルな映像表現を可能にする技術が開発中であることも明かされた。河合氏によると,画面に映った物体が何なのかをさらに正確に識別させることで,キャラクターが画面の中のイスに乗ったり,光源の向きに応じて影の描写を変えたりといったことも可能になるとのことだ。

河合敬一氏

 また,河合氏はNianticがサービスの開発,提供において指針としているのは「Explore」「Exercise」「Real World Social」という3本の柱であると説明した。プレイヤーがゲームプレイを通じてさまざまな場所に足を運び(Explore),それに付随して身体を動かし(Exercise),ほかの人々とつながりを持つ(Real World Social)という体験は,「Ingress」や「ポケモンGO」でも確かに実現している。

 上記の3つの指針のうち「Real World Social」の場にもなっているファンイベントについてハンケ氏は,そうした場を設けて,ファン同士の交流を深めることに大きな意義を見出していると見解を示した。加えて,メディアなどを通じてファンイベントの情報とともにコンテンツを世界中に発信することができるため,ビジネス的な側面でもファンイベントを主催することは重要であると述べた。

 そうした試みの一環である今回のイベント「INNOVATION TOKYO 2018」に関して,川島氏は毛利庭園にて展開中の「ポケモン GO AR庭園」に触れて魅力をアピールした。「ポケモン GO AR庭園」では,鳴き声をもとに毛利庭園に隠れたポケモンを探すことが目的となるのだが,ポケモンの鳴き声に耳を澄ませることで,せせらぎの音や虫の声,草木の揺れる音も耳に入り,毛利庭園の魅力が再認識できるようになっているという。

川島優志氏

「ポケモン GO AR庭園」には,ポケモンといっしょに遊ぶことができる「スニークピーク」という「ポケモンGO」に実装予定の要素も盛り込まれている
Pokémon GO

 今回の「ポケモン GO AR庭園」に限らず,Nianticは,AR技術を通じて場所が持つ魅力に気づいてもらうということに重きを置いており,川島氏はそれこそが「Nianticのユニークなところ」であると発言していた。

1/1000のスケールで精巧に再現された六本木周辺の模型に,プロジェクションマッピングで「Ingress」のプレイ状況を反映した展示も

ARグラスを装着することで作品の世界観を体験できる。写真は,ARグラスを通して見える「Ingress」内の六本木に驚き,思わず姿勢を正した筆者

 その後,ハンケ氏の口から語られたのは,今年の6月にサードパーティ開発者に公開することが発表された,Nianticが開発したARプラットフォーム「Niantic Real World」についてだ。多くのプレイヤーの行動を一つのAR世界の中で処理して反映するというこのプラットフォームでは「共有性を重要視している」という。

 続けて,「Ingress」や「ポケモンGO」のように,大規模なプレイヤー間でのAR世界を共有するうえで「Niantic Real World」は非常に優れたプラットフォームであり,1秒あたりに100万回のリクエストを処理できると語った。

 さらにハンケ氏は,AR技術の未来のビジョンとして,黎明期のCG技術がゲームの開発によって発達したことを引き合いに出しながら,ARにおいても同様に,ゲームの制作過程で技術が成熟し,やがてゲーム以外の分野でも活用されるようになるという考えを示した。しかし一方で,説明会の終わりには「最終的なゴールまでの道のりを100メートルと想定すると,我々がいるのはまだ15メートルにも満たないところ」だと表現していた。ゴールまでの道のりを進む中で,NianticがAR技術にどのような発展をもたらしていくのか。期待は高まるばかりだ。


「INNOVATION TOKYO 2018」で

AR技術の未来を体験


 説明会の後には,日本初公開となるアトラクション「Neon」を体験できた。このアトラクションは,地面に出現する玉に近づいて集め,それをほかのプレイヤーに発射して着弾数を競うというもの。

 ルールこそシンプルだが,玉の位置とプレイヤーの位置が滑らかに画面に反映されたり,画面にほかのプレイヤーが認識されるとすぐさま玉を発射するためのアイコンが表示されたりと,用いられている技術はかなりハイレベルだ。

玉を集めるために端末を見ながら動き回る参加者たち

画面には,玉のほかに,相手のプレイヤーの名前やスコアが表示される

 画面を見ながら玉を集めることに集中するのか,画面から目を上げてほかのプレイヤーの位置を確認するのかといった駆け引きがあり,アトラクションとしても面白い。

 必死に歩き回って玉を集めていたら,後ろから狙い撃ちされていることに気づいてハッとしたり,逆に後ろを取ってスコアをごっそり稼いだり……。当日は上記の説明会に参加した面識のない記者同士での対戦だったが,つい熱中してプレイしてしまう魅力があった。


 筆者がプレイを終えたときに感じたのは,アニメやSF映画などで描かれてきたような「未来の遊び」を体験したという実感だ。しかも,それが端末だけで完結して実現されているのにはAR技術の進歩を感じる。本稿で紹介した「Neon」を含むアトラクションはすべて体験できるので,興味がある人はぜひ会場へと足を運んでみてほしい。


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 六本木ヒルズは本日(2018年10月4日),イベント「INNOVATION TOKYO 2018」を10月12日から21日まで開催すると発表した。今回はNianticとの共催となり,「ポケモンGO」「Ingress」を題材としたプログラムを,六本木ヒルズ各所で開催するという。

[2018/10/04 18:22]
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