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観客たちが高良 京の歌声に酔いしれた「バンドやろうぜ!」2nd ALBUMデュエルギグ vol.2発売記念スペシャルトーク&ライブレポ
アニメイトガールズフェスティバル2017の初日(2017年11月3日)に,池袋のサンシャインシティ内の噴水広場にてアニプレックスのスマホ向けアプリ「バンドやろうぜ!」(iOS / Android)のステージイベントが行われた。本作のプロデューサーである足立和紀氏と,高良 京役の小林正典さんが登壇したこのステージは,10月25日に発売された2nd ALBUM「デュエル・ギグ!vol.2」の発売を記念したもので,OSIRISの楽曲収録時のエピソードや聴きどころが語られたほか,小林さんによる生歌が披露された。
ステージに小林さんと足立氏が登壇すると,2nd ALBUM「デュエル・ギグ!vol.2」の制作秘話に迫るトークパートへ。“アルバムのここを聴いてくれ”にスポットをあて,まず今回の収録楽曲のテーマが語られた。足立氏によると,今回の楽曲はそれぞれのバンドが活動を重ねていくなかで,新たな一歩を踏み出す“挑戦”をテーマとしており,これまでのテイストとは異なる2曲を制作したバックストーリーがあるのだという。実際に,OSIRISのこれまでの楽曲は激しいタイプのものが多かっただけに,今回収録されているスロー,ミドルテンポのバラード曲は新鮮さを感じさせる。
そのトークの流れで,小林さんは収録曲である「Way of Light」のもともとの曲名が「メリーゴーランド」であったことを明かした。歌詞の中でメリーゴーランドが登場することもあり,ファンならばなんとなく想像できるかもしれないが,この楽曲はメリーゴーランドを想像しながら制作されたとのことだ。オーダー時の名称が仮タイトルとしてつけられ,世に出る直前まで「メリーゴーランド」のままだったため,現在の曲名にまだ馴染めていないと小林さんは吐露していた。
今回のレコーディングで印象的な楽曲を聞かれると,「Heavenly Breeze」が挙げられる。「Heavenly Breeze」はスローテンポのバラード曲ではあるものの,男性ボーカルにはなかなか厳しいハイトーンボイスによる歌唱パートがあるのだ。小林さんいわく,普通の男性が出すソの音を2段階上げた高さで歌い上げるらしいのだが,この楽曲のファーストインプレッションで「足立さんはじめ,みんなは何を考えているんだ……」と感じていたという。
足立氏としては,歌唱力の高い小林さんがどこまで歌い上げられるのかを知りたいあまり,難度の高い楽曲をオーダーしていたのだとか。単なるイジワルというわけではなく,“どこまで歌えるのか”という気にさせられる歌声ゆえに挑戦してもらいたくなったということらしい。
小林さんが挙げる今回の聴きどころは,京による「シャウト」とのこと。実際の台本では「あーーーーーーーっ」と大声で叫ぶ予定だったらしいが,京のキャラクター性を鑑みて収録時にシャウトでアレンジさせてもらったという。
トークは終盤に入り,OSIRIS ONE-MAN LIVE TOUR “Re:incarnation”のツアー公演を振り返る。アプリのリリースから1周年を迎え,これまでオフラインで精力的にバンド活動を重ねてきたOSIRIS。バンドのボーカルとして各地を巡った小林さんは,ツアーで見てきた景色に「すごいところまで来た。もっと上に行きたい」と熱い想いを露わにした。
ひとしきりのトークを終え,いよいよライブパートへ。2nd ALBUMに収録されているバラード曲「Cross Wish」「Way of Light」が,会場に訪れた観客1人1人に届けるようシットリと歌い上げられた。
会場がOSIRISカラーで染め上げられたあとは観客とのハイタッチ会が行われ,ステージイベントの幕は閉じられた。11月12日には1周年を記念したファンミーティング,2018年春には新たなライブツアーが行われることもあり,OSIRISの今後に注目が集まるところだ。
「バンドやろうぜ!」公式サイト
「バンドやろうぜ!」ダウンロードページ
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(C)BANYARO PROJECT
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