「Dead by Daylight」初のSFホラーをテーマとした新チャプターが登場。PTBの情報も発表された7周年記念番組をレポート

　Behaviour Interactiveは本日（2023年5月20日）配信した「Dead by Daylight」（PC / PS5 / Xbox Series X|S / PS4 / Xbox One）の7周年記念番組にて，同作に関する，さまざまな最新情報を発表した。

「Dead by Daylight」公式サイトの7周年特設ページ

　まず公開されたのは，8年目のロードマップだ。それによると，8年目もこれまでどおり2〜3か月ごとに新たなキラー，サバイバーを追加するチャプターを公開する予定とのこと。ただ，例年に加えてサバイバーを追加する2つのチャプターが増えており，計6つの新チャプターを予定しているそうだ。


　また，8年目のアップデートの柱として「イベントの進化」「信頼とセキュリティ」「ゲームプレイのバランス調整」「QOL（クオリティ・オブ・ライフ）」の4つの項目が挙げられた。詳しい内容は明かされていないが，イベントの新たな報酬獲得方法が実装されたり，マップのバランス調整，キャンプ対策が行われたりと，さまざまな意欲的なアップデートが予定されているとのことだ。


　続いて，8年目最初の新チャプター「End Transmission（通信終了）」の詳細が明かされた。


　通信終了は，Dead by Daylightでは初となる，SFホラーをテーマとしたチャプターで，新たなキラーとして，機械部品と人間のパーツが混ざりあった恐ろしいAIロボット「The Singularity（シンギュラリティ）」が登場する。
　また，新たなマップとして，未知の恐怖と謎に包まれた惑星を舞台とした「Toba Landing（トーバ着陸地点）」が登場。この惑星には，古代文明の遺跡が残り，その独特な生態系は地球では見られない恐ろしい雰囲気に満ちているとのこと。


　シンギュラリティはもともと，この惑星で人間たちをサポートするAIだったが，古代文明のテクノロジーに触れ，人間をすべて排除するという恐ろしい思考へ変化してしまったのだという。しかもただの殺戮マシンではなく，学習することで思考がアップデートされ，さらにマシンパーツで拡張されていくだけでなく，有機物をも吸収し，驚くほどのスピードで進化を遂げているという。

　そんなシンギュラリティの強さは，マップ上，さらにはサバイバーそのものに吸着させられるバイオポッドだ。このバイオポッドは周囲の偵察が可能で，サバイバーたちを監視できるという。さらに，スリップストリームという技でサバイバーにデバフを与え，そのサバイバーの位置に瞬間移動する能力も所持している。バイオポッドの偵察能力も合わせて“どこにでもいる恐怖”を感じさせるキラーになっているとのことだ。


　次に，通信終了で追加されるサバイバーも紹介された。新たなサバイバー「Gabriel Soma（ガブリエル・ソーマ）」は，シンギュラリティによって壊滅してしまった惑星調査のクルーメンバー最後の生き残りだ。プレイヤーが自ら考え，行動できるユニークなパークを所持しており，とても有能なテクニシャンなのだという。


　また，新たなサバイバー用アイテム「EMP」も追加される予定だ。EMPはシンギュラリティと対峙するサバイバーたちが使用可能なアイテムで，マップの中で入手できる。EMPを使用すると，シンギュラリティのバイオポッドを一時的に無効化できるほか，味方にかかったスリップストリーム状態を取り除くこともできる。

　新チャプター「End Transmission（通信終了）」は，6月14日にリリースされる予定だが，それに先駆け，5月24日からPTB（パブリックテストビルド）が開始されるとのこと。Dead by Daylight初のSFホラーを一足先に体験できるチャンスなので，興味がある人は参加してみよう。


　配信ではこのほか，伝説的なヘヴィメタルバンドである「アイアン・メイデン」「スリップノット」とコラボレーションした新コレクションや，「サイコブレイク」「Ghostwire: Tokyo」などで知られるクリエイター，中村育美氏が手掛ける「鬼」「スージー（リージョン）」「木村結衣」向けの衣装も紹介された。


　そして番組の最後には，先日発表された，ハリウッドスターのニコラス・ケイジさんの参戦が紹介された。ニコラス・ケイジさんはサバイバーとしての参戦が明らかになっており，その詳細は7月に公開される予定だ。開発スタッフによると，いつかは「Dead by Daylight」に実在の人物を登場させたいと考えていたそうで，それにニコラス・ケイジさんがピッタリだと感じたとのこと。



　7周年記念番組で発表された主な内容は以上だ。例年通りであれば公式Twitterにてアーカイブのリンクが公開されているので，詳細な内容が気になる人は，そちらもチェックしておくといいだろう。

「Dead by Daylight」公式Twitter

「Dead by Daylight」公式サイト