イベント
立花慎之介さん&竹本英史さんのダンス再び!! 笑いあり,感動ありの「遙かなる時空の中で6♥ファン感謝祭」をレポート
コーエーテクモゲームスの恋愛アドベンチャーゲーム「遙かなる時空の中で6」(PS Vita / PSP。以下,遙か6)のイベント「遙かなる時空の中で6♥ファン感謝祭」が,2018年2月24日に東京・府中の森芸術劇場どりーむホールにて開催された。今回は遙か6だけでなく,同じキャスト陣が出演する「遙かなる時空の中で5」(以下,遙か5)にちなんだ企画も用意され,総勢20キャラクターが登場する豪華な内容になった。公演は昼の部,夜の部と2回行われたが,本稿では昼の部の模様をお届けしよう。
「遙かなる時空の中で6♥ファン感謝祭」(2月24日昼の部)
●出演者
寺島拓篤(有馬 一,桐生 瞬役)
阿部 敦(コハク,チナミ役)
岡本信彦(片霧秋兵,沖田総司役)
立花慎之介(ルードハーネ,小松帯刀役)
竹本英史(本条政虎,福地桜智役)
四反田マイケル(萩尾九段,アーネスト・サトウ役)
斎賀みつき(高塚 梓,八雲 都役)
高橋美佳子(駒野千代,蓮水ゆき役)
●声の出演
鈴村健一(ダリウス,坂本龍馬役)
安元洋貴(里谷村雨,高杉晋作役)
●アシスタント
アンフィニ(ユーキ,Kan)
(敬称略)
イベント前のアナウンスは帝都新聞記者役のアンフィニと,ダリウス(鈴村さん)が担当。注意事項の説明後,ダリウスがささやいた「もし破った場合は俺しか開けられない檻に,閉じこめてしまおうか」という過激なセリフに,客席から歓声が!
彼の深すぎる愛情(?)を知った記者の2人は,明日の一面を“鬼の首領の恋”に決めて,社に急ぐ。作品の世界に引き込んでくれるステキな幕前劇に,客席からは温かな拍手が送られていた。
場内が暗転すると「恋祭」のイントロが流れ出し,会場にいる神子たちのボルテージは急上昇! コハク(阿部さん)と本条政虎(竹本さん)の見事なハーモニーと,甘いセリフに聴き入っていた。
会場が暖まったところで始まったのは,バラエティーコーナー“遙スタ”映え選手権。決められたお題にそってインスタ風の写真とコメントを作り,どちらが来場者の「いいねシール」を集められるか競うというもので,岡本さん,四反田さん,高橋さんの帝国軍と,阿部さん,立花さん,竹本さんの蠱惑の森によるチーム戦となった。司会は寺島さんと斎賀さんだ。キャストのみなさんはほとんどインスタを使っておらず,趣旨を理解するまで苦労したとのこと。
気になるお題は,「街で見かけた●●(演じるキャラクター)が●●していた」。
帝国軍チームは,「片霧秋兵が夜の繁華街でホストに勧誘されている」(岡本さん),「ガチャガチャを見ている萩尾九段」(四反田さん),「着物を見て想い人のことを考える駒野千代」(高橋さん)という写真を撮影。
秋兵はトークもうまく優しいから,絶対ナンバーワンになれると岡本さんが熱弁すると,キャスト陣からの要望で,岡本さんがホストになった秋兵を演じてみせることに! ホストになったのに「心は梓さんのものです」と一途な面を見せてしまい,ナンバーワンになれないとつっこまれていた。
蠱惑の森チームは「ひな人形に神子の幸せを願うコハク」(阿部さん),「原宿でサングラスをかける小松帯刀」(立花さん),「小野坂昌也さんとメンチを切る本条政虎」(竹本さん)という個性的すぎる写真が出そろうことに! 竹本さんはものまねも交えて小野坂さんVS本条政虎の対決を説明し,会場を笑わせた。
続いては,ミニドラマ「ぱられる遙か学園青春日記(ダイアリー)〜春,それは卒業の季節〜」。「遙か5」と「遙か6」のキャラクターが一緒の学園に通っているという設定のパラレルストーリーが展開する,イベントではすっかりおなじみとなったドラマシリーズだ。
この学園にはちょっと特殊な事情があり,校門をくぐっても一部の人物しか教室にたどり着くことができないのだが,今回の物語で無事に教室までたどり着けたのは,有馬 一(寺島さん),ルードハーネ(立花さん),駒野千代(高橋さん),チナミ(阿部さん),八雲 都(斎賀さん)の5人だった。
教室に置かれていたプリントに気がついた5人は,そこに書かれていた卒業式の挨拶を実際に読んでみることに。彼らが口にする学園の思い出は「5人だけの入学式」や「一騎討ちだった運動会」など,個性的すぎるエピソードだらけで,その衝撃的な学園生活に,客席からは絶えず笑い声が漏れていた。また,今回は登校できなかった坂本龍馬(鈴村さん)と高杉晋作(安元さん)のコメントも聴くことができた。
コミカルな朗読劇のあとには,雰囲気をがらりと変えたメッセージコーナー。アーネスト・サトウ(四反田さん),沖田総司(岡本さん),福地桜智(竹本さん)の心のこもったメッセージに会場はうっとり。ネオロマンスのイベントには,やっぱりこの甘いひと時が欠かせない。
2つめのバラエティーコーナーは,「遙か5&6」イベント大賞。これは事前に投票が行われた“印象に残っているイベント”を見返して,7年半の歴史を振り返っていくというもの。
「キュン♥かっこいい部門」には「教師風の小松帯刀(立花さん)」「膝枕をしてあげようとする秋平(岡本さん)」「互いを信頼し合って歌う寺島さんと安元さん」がエントリーし,キャスト陣は,懐かしそうに当時のイベント風景を見つめていた。大賞は,正統派のカッコよさを見せた岡本さんに。
「名シーン? 迷シーン?」部門には「『遙か6』発売前の有馬と九段(寺島さんと四反田さん)の朗読劇」「お揃いのTシャツを着てパフォーマンスをする立花さんと竹本さん」「朗読劇での蓮水ゆき(高橋さん)と高塚 梓(斎賀さん)の初めての会話」「雨,お刺身……から岡本さんが導き出した衝撃の解答」の4つがエントリー。
立花さんと竹本さんがお揃いのTシャツを着て「八千代ノ華」を熱唱したときのコミカルなダンスには,客席もキャストも大爆笑。ほかにも「雨」と「お刺身」から「リヴァイアサン」を連想した岡本さんや,萩尾九段(四反田さん)に振り回される有馬 一(寺島さん)など,いずれも劣らぬ名(?)場面だが,最終的には,神子2人の貴重な会話シーンが大賞に。
メインドラマは,「遙かなる時空の中で6 幻燈ロンド」をモチーフにした朗読劇「幸福なる誕生日(バースデー)〜不意打ちのお祝い編〜」。
ふとした会話から千代の誕生日が過ぎてしまったことを知った梓は,誕生日をお祝いしたかったと残念がる。その話を聞いたコハクと萩尾九段は,大切な神子たちのためにサプライズパーティを企画した。
しかし,最近みんなで集まる機会も多くなってきたことから,クジで役割分担をすることになってしまい……。有馬 一とコハクが出し物,片霧秋兵は司会,萩尾九段は飾りつけ,ルードハーネはプレゼント係,前菜は本条政虎,メインディッシュはダリウス,デザートは里谷村雨ということに。
ダリウスの壊滅的な料理センスは,全神子周知の事実なので,その分担が発表された瞬間,会場から悲鳴が。真面目な有馬 一が,慣れない出し物担当になって慌てている姿も印象的だった。かなり不安は残るものの,男性陣の気持ちが伝わってくるパーティの幕開けとなった。
そして,シリーズのステキな楽曲が楽しめるライブコーナーへ!!
「風旅人―名も無き風の如く―」
歌:桐生 瞬(寺島さん)
「バニラのときめき」
歌:萩尾九段(四反田さん)
「徒花〜されど尊き花〜」
歌:コハク(阿部さん)
「月と星のレビュウ」
歌:片霧秋兵(岡本さん)
「八千代ノ華」
歌:小松帯刀(立花さん),福地桜智(竹本さん)
「花の名前」
歌:蓮水ゆき(高橋さん),八雲 都(斎賀さん)
キャスト陣の熱い歌声に,神子たちもキャラクターのイメージカラーのペンライトを振って声援を送る。立花さんと竹本さんは,「遙か5&6」イベント大賞でも注目を集めた「八千代ノ華」を披露し,立花さんがリードする新ダンスを見せてくれた。
高橋さんと斎賀さんは,イベントCDに収録されている「花の名前」を熱唱。斎賀さんは高橋さんをステージへエスコートし,手の甲にキス! そのラブラブな姿は,まさにゆき&都だ。
楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうもので,終幕の時間。「みんな,おかえりー」(斎賀さん),「ただいま」(客席)という神子同士のコール&レスポンスで,会場はさらなる一体感に包まれた。最後はアンコール曲「時空を旅する君へ」を,会場全員で歌って,キャスト陣と神子たちの強い絆が感じられたイベントに幕が下りた。
「遙かなる時空の中で6 幻燈ロンド」公式サイト
キャラクターデザイン/水野十子 (C)コーエーテクモゲームス All rights reserved.