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[TGS 2016]「セガ3D 復刻アーカイブス3 FINAL STAGE」ステージイベントの模様を紹介。実はリメイク版「バーチャレーシング」の開発も進められていた
このイベントでは,「セガ3D 復刻アーカイブス」シリーズのプロデューサーである奥成洋輔氏,リードプロデューサーである下村一誠氏,開発を担当するエムツーの堀居直樹氏が登壇。最新作に収録される「ターボアウトラン」などについて紹介を行った。
「ターボアウトラン」は,前作の購入者を対象としたアンケートで最も多くの票を得て,移植が決定したタイトルだ。しかし壇上で語られたところによると,実は集計期間の中盤まで「バーチャレーシング」が他に差をつけて1位となっており,リメイク版の開発も着手されていたとのこと。2月頃になって「ターボアウトラン」が急に追い上げて1位を奪ったため,開発タイトルを変更したという。なお,リメイク版「バーチャレーシング」は3DS上で動作検証を行う直前まで開発が進んでいたらしい。
アーケード版の「ターボアウトラン」は標準設定でも難しいゲームだったが,リメイク版ではプレイヤーが任意で難度を選択できるため,ノーコンティニュークリアが現実的なレベルとなっているという。また,立体視でプレイするとオブジェクトの距離感をつかめるようになるので,遊びやすいとのことだ。
新井氏はこの発表の場に招かれたことについて,メガドライブ版「サンダーフォースIII」の記者発表会では,セガ・エンタープライゼス(当時)の社員を招いたことを振り返りながら,“胸熱”とコメントしていた。
また,こちらも紹介済みだが,セガゲームスがテクノソフト製ゲームの権利を取得したことも発表された。これは,2014年に逝去された元テクノソフト社長である大園富美男氏が,生前に“テクノソフトブランドを保ってくれるであろう会社”としてセガの名前を挙げていたため実現したという。なお,Amazon.co.jpなどで行われているデジタルサウンドトラックの配信は,これまでテクノソフトの権利を所持していたトゥエンティワンが引き続き担当する。
新井氏いわく,リメイク版「サンダーフォースIII」は背景の多重スクロールが立体視への対応でより効果的になっているとのこと。セガゲームスでは同作について,実際に立体視状態を確認できる機会を設けたいと考えているという。
「セガ3D 復刻アーカイブス3 FINAL STAGE」公式サイト
4Gamerの東京ゲームショウ2016特設サイト
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セガ3D 復刻アーカイブス3 FINAL STAGE
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