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「凍京NECRO<トウキョウ・ネクロ> SUICIDE MISSION」を先行プレイ。凍える大都市で展開する刺激的な物語と戦術性の高いバトルに注目
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印刷2018/12/11 17:00

プレイレポート

「凍京NECRO<トウキョウ・ネクロ> SUICIDE MISSION」を先行プレイ。凍える大都市で展開する刺激的な物語と戦術性の高いバトルに注目

 DMM GAMESの新作「凍京NECRO<トウキョウ・ネクロ> SUICIDE MISSION」のオープンβが2018年12月18日にスタートする。

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 2016年1月にニトロプラスから発売されたPC向けアドベンチャー「凍京NECRO<トウキョウ・ネクロ>」をベースとした本作は,原作に存在する“空白の1年間”を描いた物語が展開するシミュレーションRPGだ。プラットフォームはPC(DMM GAMES PLAYER)ブラウザスマートフォンが予定されており,これまで「PC+スマホ」「ブラウザ+スマホ」というのは多いが,PC版とブラウザ版の同時展開という珍しい形でのサービスが行われる。

 東京ゲームショウ2016のDMM GAMESブースにて初出展(関連記事)されてから早2年。2018年7月のオープンβ実施が延期になったこともあり,この日を待ちに待ったというファンも多いことだろう。
 そんな本作を先行してプレイできたので,気になる基本システムを中心に紹介していきたい。

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「凍京NECRO<トウキョウ・ネクロ> SUICIDE MISSION」ティザーサイト



凍える大都市「凍京」を舞台に,新たな物語が展開する


 本作の舞台は,地球の寒冷化によって凍れる都市となった東京だ。この「凍京」では,「リビングデッド」を操る「ネクロマンサー」が社会問題となっている。物語には,オリジナルキャラクターとなる本作の主人公の月見里一巴(CV:古河徹人)や彼を取り巻く魅力的なヒロインたち,そして原作キャラクターたちが多数登場し,読み進めていくにつれ徐々に彼らの軌跡が明かされていく。
 メインシナリオ制作とその他シナリオの監修は,原作のシナリオライターである下倉バイオ氏が担当し,メインキャラクターデザインはこちらも原作で原画を担当した大崎シンヤ氏が手掛けている。

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 「凍京を体験する」がコンセプトという本作では,過酷な環境となっている凍京が繊細に描かれている。寒さを緩和するために地熱を利用したパイプが至るところに張り巡らされた“スチームパンク”な街の風景のほか,登場人物たちの服装やユーザーインタフェースなどの各種デザインからも,原作が持つ世界観やビジュアルの魅力への相当なこだわりが感じられる。

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原作の要素が丁寧に取り込まれたゲームシステム

攻撃タイプに合った戦術を立ててバトルに勝利しよう


 ここからはゲームシステムを紹介しよう。ゲームの基本的な流れは,スカウト(ガチャ)やイベントなどでメンバーや装備を獲得し,お気に入りのメンバーで部隊を編成して任務(クエスト)に挑む。そして任務でのバトルに勝利し,その報酬でメンバーや装備の育成をして次の任務に挑むというもの。ゲームの流れ自体はシンプルで,直感的に遊べるオーソドックスなものといえるが,原作にあるさまざまな要素を丁寧にまとめて,洗練されたゲームに仕上げられている。

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 Live2Dによって滑らかに動くキャラクターと,中二心をくすぐられるゲーム内のテキストの数々。デザインが簡略化されたSDキャラクターではなく,リアルな頭身のキャラクターが躍動するバトルシーン。1時間程度の短いプレイ時間の中でも,要所要所でセンスの良さが感じられた。

ホーム画面の左側に登場するキャラクターは自由に変更可能だ。タッチして反応を楽しむ“お約束”も
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 バトルは,敵味方のキャラクターが移動と攻撃を繰り返すターン制のシステムが採用されている。各キャラクターには得意な武器(メイン装備タイプ)があり,武器によって攻撃範囲が決まっている。各キャラクターが所持する武器やスキルの攻撃範囲を意識した戦い方が重要となりそうだ。

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 キャラクターの移動距離や命中率,相性や敵の攻撃パターンなどを把握しながら,自分なりに予測を立てて攻略の道筋を立てていくのもバトルのだいご味。ストーリー進行よりまずはキャラクター育成を優先して,強力なキャラクターで無双するのも面白いだろう。
 なおオート戦闘や倍速のオプションも搭載されており,基本的にはフルオートで進めることも可能だ。ボス級の敵と戦うときはプレイヤーの操作も重要となるが,キャラクター育成やイベントなどで周回する際には役に立つだろう。

キャラクターごとに固有のモーションが設定されていてよく動く。スキル発動時はカットインの演出も入り,見ているだけでも楽しめるバトルとなっている
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 任務へは時間の経過で回復する「AP」を消費して挑むことになる。任務の1つ1つは短めに設定されており,フルオートを活用していれば,APを全消費するまでにそう時間は掛からない。空いた時間に手軽にサクッと遊ぶというプレイスタイルでも十分に楽しめるだろう。

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シンプルだがやり込み度の高い育成要素

自分好みのキャラクターを育て上げよう


 キャラクターは原作キャラクターを含め,ローンチ時点で60名以上が登場するという。気になるガチャはキャラクターと装備の混合となっており,それぞれ★の数でレアリティが決まっている。
 同じキャラクターが出た場合は,育成の「限界突破」で使う素材に変換される。この素材はキャラクターで固定ではなく,例えば★3の素材なら,★3のキャラクターすべてに使えるほか,★3の素材を複数集めて★4用の素材にアップグレードすることも可能だ。どんなキャラクターを引いてもムダにならないのは嬉しいところ。

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 バトル開始時に出撃する部隊(パーティ)は,メインメンバー3名(+ほかのプレイヤーからサポート1名)とメインメンバーが戦闘不能になったときに出撃するサブメンバー3名を選択して編成する。レアリティが高くて強いキャラクターから順に編入させたいところだが,キャラクターそれぞれに「コスト」が決められており,総コスト数の上限に収める必要がある。
 レアリティが高く強いキャラクターはその分コストも高くなるので,各レアリティのキャラクターをまんべんなく育てるのも重要だ。低いレアリティでもそのキャラクターにあった役割があるので,しっかり育成してバトルで活躍させよう。
 またキャラクターには,「装備」としてメイン装備1個と最大9個のサブ装備を装着できる。これによってステータスを強化できるので,こちらも活用しよう。

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パーティを編成したら,各種能力と攻撃範囲を忘れず確認しておこう
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 バトルに参加させるとキャラクターの「親密度」が上がるが,いわゆる経験値は手に入らない。育成する際は,バトルで手に入るリソースを使い,キャラクターごとに用意されたスキルツリーボードを開放していこう。
 強化要素としてほかに「装備Lv」「スキルLv」「クオリティ」があり,育成要素は数多く用意されている印象だ。できることがたくさんあり最初のうちは戸惑うかもしれないが,「おまかせ編成」でパーティのメンバーと各キャラクターの装備を設定し,ゲームを進めながら少しずつ覚えていくといいだろう。

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 ほかのユーザーと協力してボスと戦う「マルチバトル」の存在も確認できた。これは,いわゆるレイドバトルに相当するコンテンツで,リアルタイムに複数のプレイヤーが同時にボスに挑み,与えたダメージなどから換算される貢献度によって報酬が貰える仕組みだ。ほかにも特定のキャラクターが入手できるチャンスとなる「イベント」や,親密度に応じて開放されるキャラクター個別のシナリオなど,この手のゲームの基本機能は大体揃えられているようだ。

巨大なボスキャラクターと戦うマルチバトル
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さまざまな報酬が用意されたイベント
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キャラクターの親密度に応じた物語が楽しめる個別エピソード

 原作の魅力的な世界観はそのままに,新たに追加されたキャラクターたちが織り成すドラマが加わった本作。ファーストインプレッションとしては,全体的に動く演出が多く,また魅力的なキャラクターも多いことから,見た目からもプレイ意欲が刺激され「次のシナリオが読みたい」「新しいキャラクターが欲しい」と思えるゲームに仕上がっていると感じた。
 戦術性の高いバトルや幅広い育成要素など,長く継続してプレイすることが前提にあるゲームシステムなだけに,短い時間でハッキリ分かることはそう多くない。しかし,実際にプレイして感じた完成度の高さや,ニトロプラスと原作スタッフがしっかり関わっているという点から,大いに期待できる作品と言えそうだ。

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