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  • 発売日:2023/06/06
  • 価格:スタンダードエディション:9800円(税込)
    デジタルデラックスエディション:1万2600円(税込)
    アルティメットエディション:1万4000円(税込)
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印刷2022/12/08 01:00

プレイレポート

[プレイレポ]「ディアブロIV」は,スキルツリーの復活や新システムでよりディープにキャラクターをカスタマイズできる

 Blizzard Entertainmentが2023年の発売を予定している「ディアブロIV」PC/PS5/Xbox Series X|S/PS4/Xbox One)の,メディア向けプレビューイベントが行われた。ここでは先行プレイバージョンで,広大なフィールドに散らばるさまざまなクエストや,スキルポイントの割り振りによるキャラクターのカスタマイズ,新システムによる戦闘などを体験できたので,その模様をお伝えしていこう。

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 アクションRPG金字塔の最新作「ディアブロ IV」の開発が,いよいよ最終局面を迎えているようだ。邪悪な存在がオープンワールド化したサンクチュアリを憎悪で包み込むという,ダークファンタジーに立ち返る本作について,メディア向けのプレゼンテーションやインタビューセッションが行われたので,得られた情報をまとめていこう。

[2022/12/08 01:00]


探索するほどに強くなれる,イベント満載のフィールド


 「ディアブロIV」は,敵を倒して得たアイテムでキャラクターを強化していくハックアンドスラッシュ(ハクスラ)系アクションRPGのハシリである「ディアブロ」シリーズの最新作だ。今回のプレビューイベントは約6日間行われ,リアルイベント以外の場所で本作をプレイできる初めての機会となった。ストーリーの序盤とマップの一部を抜粋した専用ビルドが用意され,「バーバリアン」「ソーサレス」「ローグ」を25レベルまでプレイできた。
 Blizzard Entertainmentによれば,今回のビルドは初期のものであるため,製品版では多くの変更が加えられる可能性があるとのこと。また,今回のビルドは英語だが,製品版ではこれ以外の言語も実装されるという。「ディアブロ II リザレクテッド」「ディアブロ イモータル」といった直近のシリーズ作は発売時点で日本語に対応しているので,今回も期待できそうだ。

本作の人間界「サンクチュアリ」の創造者である,悪魔Lilith。血の儀式によってサンクチュアリに帰還する
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謎の少女Nyrelle。本作ではどのような役割を担うのだろうか?
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「ディアブロIV」にもキャラクターメイキングが登場。肌の色やタトゥーの有無などをカスタマイズできる
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 「ディアブロIV」では,広大なフィールドにサイドクエストやイベントが用意されており,いろいろと歩き回ってみたくなる。例えば,雪原を旅していると,荷車の残骸と立ち往生した生存者たちに出くわしたことがあった。周囲からはモンスターが襲いかかってきて,彼らを守るというイベントがスタート。生存者たちはイベント圏内に複数人いて,そのHPはモンスターに攻撃されると減っていく。多く生き残らせればそれだけ報酬は豪華になるが,敵の数が多いので大わらわ……といった具合だ。

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 今回はバーバリアン,ソーサレス,ローグの3クラスすべてをプレイしたが,同じ地域でも遊ぶ度に新たな発見があった。何の変哲もない山道に,強力なパワーを持つ「Sacred Legendary」アイテムを売っている商人が出現することがあるなど,毎回新鮮な気持ちで楽しめたのだ。
 イベントの中にはユニークなものも存在する。とある砦のモンスターを全滅させると,敵軍団が逆襲してくる「Zone Event」が発生。これを倒すと,「当たるとしばらく取得経験値がアップする焚き火」が出現したのだ。本作のフィールドはオープン形式のようで,街ではほかのプレイヤーを見かけることもあった。Zone Eventや焚き火がほかのプレイヤーと共有できるなら,日々のプレイにアクセントを与えてくれる面白い遊びとなりそうだ。

綱渡りをしたり,壁を登ったりといった新アクションも登場。こちらはボタン1つで発動し,失敗することはないようだ。あくまで移動中のアクセントといった印象
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カットシーンの中には,画面が切り替わることなく主人公がアップになったり,カメラアングルが変わるものも存在。自分でカスタマイズしたキャラクターの姿をじっくり眺められる
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 そして,探索を促す「Renown(名声)」や「Realm Power(レルムパワー)」「Codex of Power(力の写本)」いったシステムも印象的だった。
 フィールドで新たな場所を発見するとRenown値が蓄積されていき,一定値に達するごとにさまざまな報酬が得られる。報酬の中には,すべてのキャラクターのスキルポイントやポーション使用回数を増やすといった豪華なものもあり,探索がより重要になっているようだ。
 また,フィールドの要所には「Alters of Lilith(リリスの祭壇)」が点在し,発見するとすべてのキャラクターの能力値が上昇するRealm Powerを手に入れられた。特に面白いのがCodex of Powerだ。フィールドに多数存在する小ダンジョンをクリアするとCodex of Powerの「Aspect(ページ的な意味だろうか?)」を入手でき,スキルが強化されたり,リソースを効率よく使えるようになったりする。Aspectはかなりの数が用意されており,入手の状況は全キャラクターで共通のようだ。「ローグでプレイしていたら,バーバリアンのスキルを強化するAspectが手に入り,バーバリアンを作りたくなった」なんてことも起こる。これまでのシリーズにも寄り道的な小ダンジョンは存在していたが,今回はAspect狙いで制覇したくなってくるのではないだろうか。

 つまり,フィールドをじっくり探索すれば,新しく作ったキャラクターであっても,最初から高い能力値,多くのスキルポイントやポーション使用回数,Aspectでパワーアップしたスキルでゲームを始められるし,既存のキャラクターも強化されるというわけで,探索のモチベーションがアップしている。また,フィールド上には薬草や鉱石といった素材が手に入るポイントも存在し,集めれば装備のパワーアップに使えるため,こちらもプレイにメリハリを与えてくれていた。

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スキルツリーと新システムによる多彩なカスタマイズで,バトルはより戦略的に


 バトルについても触れておこう。並みいるモンスターを次々と打ち倒してアイテムを入手,さらに強くなっていく……という「ディアブロ」シリーズお馴染みのサイクルに,スキルのカスタマイズや,敵の動きを観察して戦うボス戦といった新要素の加わったバトルを存分に楽しめた。
 バトルシステムの基本部分は「ディアブロIII」を踏襲したものだ。リソース消費なしの「Basic」スキルで敵を攻撃し,リソースや使用後のクールダウンが必要となる強力なスキルを状況に応じて使っていく。キーボードでは[1]〜[4]キーとマウスの左右ボタン,コントローラなら[X/Y/A/RB/RT/LT]([□/△/×/R1/R2/L2])に6つのスキルを自由に割り振ることが可能だ。
 多数のモンスターが襲ってくるのを次々倒すテンポの良さに,凝ったアニメーションが加わって,バトルには爽快感がある。「Bleeding(流血)」効果のスキルを当てれば血が飛び散り,「Chill(冷気)」スキルを連続で当て続けると「Freeze(凍結)」が発生してマンガのように凍り付く……という塩梅で,いろいろなスキルを試したくなる。

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 かねてから発表されている通り,本作では「ディアブロII」に存在したスキルツリーとスキルポイントのシステムが復活する。レベルアップやフィールド探索で得られるスキルポイントを自由に割り振ることができ,いろいろなスキルを満遍なく習得したり,特定のスキルに特化したりといった,「ディアブロII」的な楽しみ方が可能だ。「ディアブロII」から「ディアブロIII」への最大の変化がスキルポイント制の廃止だった。当時は多くのプレイヤーが戸惑ったし,筆者も「ディアブロII」を懐かしく思うことがあったため,今回の復活は嬉しい限りだ。

 スキルツリーの中には「特定スキルの性質を変える」ノードも存在しており,習得するとスキルをカスタマイズできる。例えばソーサラーの「Frost Bolt」は氷の小片を発射するスキルだ。Frost Boltを習得した後のスキルツリーは二叉になっており,Frost BoltがChillやFreeze状態の相手にヒットするとマナ(スキルのリソース)が増える「Glinting Frost Bolt」か,Freeze状態の相手に当てると「Vulnerable(脆弱性。ダメージが増える)」の状態異常を与える「Flickering Frost Bolt」のどちらかを覚えられる。つまり,スキルのレベルを上げるだけでなく,カスタマイズもできるわけだ。

画面のあちこちでスキルツリーが二叉になっており,その先にあるのがスキルの性質を変えるノード。どちらか片方のみを習得できる
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 こうなるとなかなか選べない人もいると思うが,ご心配なく。スキルポイントは自由に振り直せる。振り直しは,フィールドだろうとダンジョンの中だろうとどこでもOKだ。ダンジョンのボスに負けてチェックポイントに戻され,そこで効果的なスキルに振りなおして勝利した,なんてこともあった。振り直しで必要なのはわずかなゴールドのみ。1つのクラスが持つスキルのバリエーションも豊富なので,キャラクター1人でもいろいろなビルドを試すことができた。

 これに加え,「ディアブロIII」で追加された「Legendary」アイテムに関する遊びも存在している。レアアイテムより上のLegendaryアイテムには特定のスキルを強化する効果があり,装備すると対応スキルが変化する。例えば,ローグの「Slash」は前方へ突っ込みつつ斬撃を放つスキルだ。とあるLegendaryアイテムを装備すると,ローグ本体が突っ込んだ後に,分身が追随して突っ込む2段攻撃となった。
 さらに,その後に手に入った別のLegendaryアイテムは,Slashで突進した後,敵を「Daze(目眩)」の状態異常で無力化するスキル「Smoke Grenade」を自動使用するという効果があり,先のアイテムと併用できた。つまり,両方のアイテムを装備すると、Slashは2段攻撃かつ切り込んだ先の敵をDazeで行動不能にする技となったわけだ。
 もちろん,これらの効果はLegendaryアイテムならではのもの。特定のスキルに特化するため,Legendaryアイテムを探して狩りをする「ディアブロIII」的な遊びは健在なわけだ。

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 もちろん「ディアブロIV」ならではの新たなフィーチャーも存在している。クラス毎に用意された専用クエストをクリアすると,キャラクターをカスタマイズできる新システムがアンロックされるのだ。新システムも含め、各クラスの概要を紹介していこう。

●バーバリアン
 「ディアブロ」シリーズの顔ともいえる,マッチョな蛮族。さまざまな武器を使って接近戦で大暴れする。
 固有の「Arsenal(武器庫)」システムは,「Bludgeoning weapon(両手持ち鈍器)」「Slashing weapon(両手剣)」「Dual Wielded weapons(片手武器2振りによる二刀流)」という3系列の武器を同時に装備できる。
 スキルにはBludgeoning weapon用,Slashing weapon用,Dual Wielded weapons用,どの武器でも使えるものといった区分が存在。二刀流で暴れる「Frenzy」はDual Wielded weapons枠に装備した武器が自動で使われ,ぐるぐる回転しながら移動する「Whirlwind」はどの武器を使うか自分で選べる……といった具合になっている。使うスキルを変えるだけで,二刀流で切り刻み,鈍器で敵をブン殴り,両手剣を叩きつけといった動きを楽しめ,見た目にも爽快だ。「ディアブロII Lord of Destruction」の武器交換がより進化し,1人でマルチな活躍ができるようになったという印象である。
 クラス専用クエストを請けられる場所が今回のビルドの範囲外なようで,新システムは体験できなかったものの,「One-Handed Axe(片手斧)」や「Polearm(ポールアーム)」など武器の系列ごとに「Weapon Expertise(武器の専門知識)」が用意されており,その武器を使って倒したモンスターが一定数を越えるごとに少しずつパワーアップする新要素が用意されていた。

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●ソーサレス
 炎や冷気,稲妻といった魔法を操る魔術師。魔法による遠距離戦が得意で,体力的には非力だが,氷の鎧を生み出す「Ice Armor」のように身を守るスキルも持っており,多数の敵をさばくことも可能だ。氷の破片をまき散らす「Frozen Orb」,火を吐くヒドラを召喚する「Hydra」といったシリーズお馴染みのスキルも登場している。
 専用クエストをクリアすると,「Enchantment Slot(魔法効果スロット)」が解放される。これはスキルを配置すると特殊な効果を発揮するスロットで,例えば「Blizzard」は氷の嵐を巻き起こすスキルだが,Enchantment Slotに配置すると一定時間ごとに氷の嵐が自動発生する。配置したスキルも通常通り使えるため,Blizzardなら自分で唱えたものとEnchantment Slot版,合わせて2つの嵐が起こる。Chill効果を重ねてのFreezeも起こしやすく,凍結した敵がバリンバリンと砕ける様が爽快だ。
 Enchantment Slotの効果はさまざまで,攻撃された時や特定系列のスキルを使ったとき,特定の状態異常を起こしたときなど,条件を満たすとそのスキルが自動発動するというものも存在する。前述の通り,スキルを割り当てるボタンは6つだが,Enchantment Slotを活用すればより多彩なスキルを使用できる。ビルドの幅が大きく広がっていきそうだ。

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●ローグ
 「ディアブロ」でプレイアブルクラス,「ディアブロII」では傭兵として登場したローグは,「Dual Wielded weapons(片手武器2振りによる二刀流)」と「Ranged Weapon(弓矢,クロスボウといった飛び道具)」を同時に装備できる。スキルはDual Wielded weaponsを使う近接系と,Ranged Weaponで攻撃する遠距離系に大別でき,スキルに応じて自動的に武器を使い分けてくれる。敵の後方へテレポートして一撃を食らわせたり,移動速度を落とすマキビシや毒ガスの罠を設置したり,武器に毒や氷の属性を付与したりと,トリッキーなスキルが多い。遠距離からRanged Weaponで戦うこともできれば,敵を罠などのスキルで弱体化させてからDual Wielded weaponsで切り込むなど,幅広い立ち回りができる印象だ。
 専用クエストをクリアすると「Specializations(特化)」がアンロックされ,特殊なシステムを1つ選んでONにできる。Basicスキルを当てて「Combo Points」を溜め,特定スキルでこれを解放して大ダメージを与えるという,「ディアブロII」のアサシンを思わせるCombo Pointsシステム。そして,敵の群れの中に目の紋章を持つものが出現するようになり,これを倒すと専用ゲージが増加,最大値に達すると「Energy(スキルのリソース)」が一定時間減らなくなるなど,戦法に大きな影響を及ぼす「Inner Sight」システムが確認できた。特殊システムはレベルで増えていき,いつでも切り替え可能だ。

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 ボス戦では「Stagger(よろめき)」ゲージという新要素が登場し,立ち回りがより重要になっていた。ボスに攻撃を当てていくとStaggerゲージが増加し,最大になるとボスが一定時間行動不能になる大チャンスが訪れる。Staggerゲージがどれぐらい増えるかはスキルによって違い,意識するとしないとではボス戦の様相がだいぶ変わってくる。Staggerゲージのことを考えずに戦って負けた後,レベルや装備がまったく同じ状態でStaggerゲージの蓄積を重視したら勝てたということもあったので,重要な新要素になりそうだ。

 また,ボスはいずれも強力で,棒立ちで殴り合って勝利するのは難しい。大技が出る前の前兆モーションを見て,[Space](コントローラなら[B]や[○])で短距離ステップやローリングする全クラス共通技「Evade(回避)」で避けるのがポイントだ。これは「ディアブロIII」の家庭用ゲーム機版から追加された要素だが,「ディアブロIV」ではうまく活用すれば危険な技を避けられるようになっている。

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 そして,敵を倒して装備を集めるのは今回も楽しい。ランダム生成される装備品から当たりを探し,Legendaryが出ればビルドそのものを組み替え……というハックアンドスラッシュの醍醐味を味わえた。
 ハックアンドスラッシュ系アクションRPGにおいて,プレイヤーごとにビルドの多様性を出すというのは一大テーマである。「ディアブロII」にあったスキルツリーとスキルポイントや,「ディアブロIII」のLegendaryアイテムといった既存シリーズの面白さを組み合わせ,さらに探索が進むごとに多様性が増すCodex of Power,さまざまな条件でスキルが発動するEnchantment Slot,好みの戦法を選べるSpecializationsといった新システムを加えることで,本作ではより多彩なビルドが楽しめそうだ。
 また,いつでも可能なスキルポイントの振り直しや,ゲームを再起動しなくてもダンジョンをリセットする機能など,ユーザーフレンドリーな機能が用意されているのも好印象だった。2023年の発売が楽しみだ。

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