紹介記事
「スタオケ」イベント“変奏曲 ミッドサマーミュージック”を紹介。祭りだ祭りだ夏至祭！ 乙音の優しさが，北欧の白夜に降り注ぐ
コーエーテクモゲームスがサービス中の
「金色のコルダ スターライトオーケストラ」（
iOS /
Android）で，2022年8月16日から8月23日まで開催された期間限定イベント
「変奏曲 ミッドサマーミュージック」を紹介する。
本作は，高校生の主人公が個性豊かな演奏家たちと出会い，仲間とともに切磋琢磨しながらオーケストラの大会で優勝を目指していくスマホ向け育成シミュレーションゲームだ。メインストーリーをはじめ，仲間との交流を描くキャラストーリー，カードストーリー，期間限定のイベントストーリーが楽しめる。本記事では
イベントストーリーにフォーカスし，あらすじと見どころをお伝えしていく。
夢の世界を旅する変奏曲イベントの新たな舞台は，スウェーデン。とある村を訪れたコンミスと
南 乙音，
榛名流星，
成宮智治，
竜崎疾風は，夏至祭の音楽隊を引き受けることになり，そこで「クラシックなんて古くさい」と反発する少女と出会う。彼女は反抗期真っ只中のようだが，放っておけないスタオケメンバーは，ともに祭りの準備を進めることに。
また，今回も変奏曲イベント恒例のルーレット＆ビンゴが開催された。
以下，ネタバレを含むので未読の人はご注意を。
「変奏曲 ミッドサマーミュージック」
開催期間：2022年8月16日〜8月23日
「変奏曲 ミッドサマーミュージック」の新規カード（絵柄変更前）
SSR 南 乙音【ミッドサマーの花冠】
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SSR 榛名流星【君と見る白夜】
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 SR 成宮智治【北欧雑貨巡り】 |
 R 竜崎疾風【夏至を祝う】 |
◆あらすじをチェック
夏も盛りの8月，菩提樹寮では真剣に読書をする流星の姿があった。次のポラリスのコンサートで「スウェーデン狂詩曲第1番『夏至の徹夜祭』」を演奏するため，世界のお祭りの本で調べていたのだとか。それを聞いた乙音が，沖縄のお祭り“ウマチー”の話をしたことを皮切りに，成宮，竜崎らも交えて各地のお祭りの話題で盛り上がる。
成宮はランタンを空に上げるロマンチックなお祭り，流星はトマト祭りに興味がある模様
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そんな出来事を妖精“ファータ”のノノに話していると，「遠くからお祭りで困っている人の声が聞こえてきた」と，魔法でコンミスたちを異世界に飛ばしてしまう。
気がつくと，成宮，竜崎，流星，乙音とともに緑豊かな場所に立っていた。夏至祭の名物“メイポール”が見えることから，スウェーデンのどこかの村のようだ。突然のことに，巻き込まれたメンバーも驚くが，これまで不思議な夢の世界を体験している面々は順応も早い。ただ1人，今回が初めての竜崎はかなり戸惑っていたものの，みんなになだめられていた。
メイポールに集まっている人々に話しかけてみると，もうじき夏至祭なのに音楽隊が来れられなくなって困っているという。そこでスタオケメンバーが代演を買って出ることに。
お祭りが始まるまで村で過ごすことにしたメンバーたちは，さっそく「夏至の徹夜祭」の練習を始める。すると，そこへ村の女の子がやってきて「クラシックで古くさい，盛り上がらない」と言い放つ。
それを見ていた村の大人にたしなめられ，少女は祭りの衣装作りに戻るが……。村人が言うに彼女，ベルタはまだ12歳で，いつも何か気に入らないような態度らしい。ベルタには両親がおらず，幼いときから周りを頼らずに1人で暮らしているという。村の大人たちは，そんなベルタを助けてやりたいと思っているようだが……。
事情を知ったスタオケメンバーは，ベルタの友達になれないかと彼女を訪ねる。ベルタは自分の衣装を作っているようだが，布を手で裂いたり，糊で貼りつけようとしたりと，とにかく我流なやり方でうまく進んでいない。これでは祭りに間に合いそうにないと，成宮や流星がお手伝いすることに。
デザイン画を見て布にパーツを取る成宮。流星は凛がミシンを使っていたのを見ていたらしく，操作をサポートする
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そうしてすてきな衣装が仕上がったが，ベルタは「もっと自由に，めちゃくちゃに作りたかった」と，素直に喜ばない。大好きな童話の主人公のように，自由にやりたいのだと。まるで自らを縛るように“自由で新しい”ことにこだわるベルタに，乙音たちはスタオケの自由人（？）なコンミスと過ごしてみては，と勧める。
自由という言葉に，何かを思う流星。彼の胸中は……？
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ところ変わって，露店が立ち並ぶマーケットにやってきたスタオケメンバーは，ベルタの案内でスイーツ店や雑貨屋をめぐり観光を楽しむ。ベルタにとってはありふれたものばかりのようだが，メンバーたちがいろいろなお店の“セムラ”を分け合って食べ比べしたり，スポンジスワイプを切ってコースターに，というアイデアを出したりする姿を見て，少し新鮮に感じられた様子。まだメンバーたちに気を許してはくれないが，彼女のなかで変化が起き始めているようだ。
アンティーク食器の美しさに目を留める竜崎と乙音
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そんな矢先，ベルタが雑貨屋の食器に釘付けになる。彼女が両親と暮らしていたころに使っていた皿と同じ柄だという。これも縁，使ってみたらと言う乙音に，ベルタは古いものは使いたくない，自由じゃないと突っぱねる。乙音たちはアンティークの良さについて話すが，そのうちにベルタはその場を飛び出してしまう。
ベルタを追いかけて話を聞いてみると，あの皿には自分がつけた傷があったことから，ベルタ自身が売ったものだという。家族を思い出してしまうから見たくなくて，全部売ってしまったのだろう。その背景を察した竜崎たちはベルタに謝り，彼女も気にしていないと言うが……。
一同はまたまたワープして，今度は雪景色とオーロラを望むユッカスヤルビ（アイスホテル）の前へ。そこでホテルに収める氷像を作っていた職人さんの厚意で，氷の彫刻を体験させてもらうことに。ベルタと，手先が器用な成宮が代表して氷像を作ることになったが，ベルタのほうは大胆に削り過ぎて失敗してしまう。
落ち込む彼女を見て，今度は流星が氷のブロックを作り，みんなで積み上げて小さなかまくらを作る。これにはベルタも喜ぶが，同時に，スタオケメンバーの優しさに触れ，でたらめに振る舞っていた自分を省みて，またしょんぼりしてしまった。
成宮も急遽，作っていた氷像を氷のブロックにして，かまくら作りをアシスト
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「こんなときこそ音楽」と，乙音の提案で「夏至の徹夜祭」を奏でると，ベルタもしっかり耳を傾けてくれた。また，厳しいことも言ってきた竜崎も，ベルタに寄り添う言葉を投げかけていた。
「あれ，竜崎先輩，優しいですね」と茶化す成宮に，竜崎は年長者として当然だと返していたが，赤面する姿が目に浮かぶようだ
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再び，ベルタの村に戻ってきたスタオケメンバーは，お祭りのご馳走を堪能したり，カエルのダンスで楽しんだあと，最高の演奏を村の人々に届ける。お祭りもお開きというころ，ベルタはコンミスのように，自分もみんなに歩み寄ればよかったと打ち明ける。この一部始終は村の大人たちも聞いていて，これからはみんなともうまくやっていけそうだ。
異世界の旅もフィナーレが近づき，元の世界へ戻る兆候が見え始めると，流星はベルタにあのお皿を手渡す。マーケットでベルタたちを先に帰らせたあと，成宮と一緒に即興演奏をし，それを代金のかわりとしてお皿を購入していたのだ。「大切にする」と受け取ってくれたベルタには，出会ったころの尖った様子は感じられない。彼女の成長に心温まりながら，元の世界へと戻ると，枕元にスウェーデンの絵ハガキが置かれていた。
今回も，旅をともにしたメンバーもベルタの村の出来事を覚えていた。流星はその体験を弓原 凛に伝えたことで，ポラリスのコンサートも大成功。お客さんから「スウェーデンの情景が浮かぶ」と高評価だったそう。メンバーたちは，今回の旅でますますお祭りが好きになったのか，ちょうど外から聞こえてきた太鼓の音につられて，横浜のお祭りにくり出していった。
◆見どころをチェック
乙音の大切な人たち
乙音が，皿を売り払ったベルタと向き合うシーンでは，彼の家族への思いも語られた。彼の両親は別々に暮らしている。乙音は父母それぞれの考えを尊重しているが，やはり淋しく思うこともあり，思い出の品を見ると会いたいと思うのだそう。ただ，淋しいばかりでなく，思い出の品からつながりを感じられて安心もするのだという。こうした乙音の心の持ち様，自分の淋しい気持ちも認めながら，また違った角度で物事を見つめられるところに，懐の深さが感じられる。
いつか，流星が自由になる日
異世界のスウェーデンから帰ったあと，横浜の祭りに向かう道中で，流星が何やら考え込んでいる。機微に聡い乙音が訊ねると，「ベルタは自由になれたのか」と思いめぐらせていたらしい。乙音は，「自由かどうかは心の問題で，優しさを知り，淋しさも受け入れたベルタは自由になった」と，ほほえむ。それを聞いた流星は，心の問題ならば，自分もいつか自由になれるかな，とつぶやくのだった。
流星自身が，自由ではないと感じていることが浮き彫りになるシーンで，プレイヤーとしては切なく思える場面でもある。スウェーデンのベルタは“自分はこうあるべき”という思いに囚われていたが，流星も自身を重ねてしまうところがあったのだろうか。だが，スタオケ加入以前の流星ならば，自分が自由でないと感じることもなかったかもしれない。流星が思うように自由になる日は，そう遠くないはず……！
夏至祭のかわいい衣装でルーレット！
ルーレット＆ビンゴの画面では，メンバーが夏至祭の衣装で登場。刺繍の入ったベストがお似合い♪
変奏曲 ミッドサマーミュージック
感想まとめ
今回は悩めるティーンとスタオケという，これまでにない取り合わせでしたね。淋しさを抱える人に対する，乙音の安心感といったらもう。流星の機転を利かせた活躍も見どころでした。誰かの“オーダー”じゃなくて，自分の心で動いている彼は，もう十分自由なのではとも思いますが，今後さらにのびのび成長を遂げるのでしょうか。
さて，スタオケ1.5周年のキャンペーンが始まっていますが，2022年9月10日にある生配信のイベントもお見逃しなく！ 冒頭の一部は無料で視聴できますよ。詳しくはイベント公式サイトへ。
キャラクターデザイン／高山しのぶ （C）コーエーテクモゲームス All rights reserved.
4Gamer 女子部（仮）
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