嵐に襲われて孤立した火星の巨大施設が舞台のSFホラー「Fort Solis」，海外での発売が8月22日に決定。トレイラー公開

　ポーランドのゲームデベロッパFallen Leafは，Dear Villagersがパブリッシングを担当する「Fort Solis」（PC / PS5）を2023年8月22日にリリースすると発表し，最新トレイラーを公開した。

「Fort Solis」公式サイト

　日本では3gooが，PS5版「フォートソリス」を9月7日に発売すると発表した本作は（関連記事），火星の巨大な採掘基地Fort Solisを舞台とした，三人称視点のSFサイコロジカルホラーだ。プレイヤーは，エンジニアのジャック・リアリー（Jack Leary）として，緊急連絡を発してきたFort Solisに調査のために乗り込み，施設内を探索し，ここで何が起きたのかを探っていくという。
　ゲームは一夜の物語として4つの章で描かれ，夜が更けるにつれて，事態はエスカレートし，制御不能になっていく。しかし，危険な巨大嵐が接近しているため，外に出ることはできず，ジャックはなんとしても朝まで持ちこたえ，脱出を図らなけばならないのだ。


　宇宙空間や深海など，孤立した環境でのサバイバルを描いた作品は数多くあるが，本作は「Firewatch」や「Until Dawn」などにインスパイアされた作品とのことで，遠くから無線でサポートしてくれる仲間の存在は「Firewatch」から，また，朝まで逃げ惑うというシチュエーションは「Until Dawn」から，といった感じだろうか。手がかりとしては，施設に残された音声ログや監視映像，さらに，Fort Solisで起きた出来事を詳しく記録した作業員のビデオログなどがあるという。


　公開されたトレイラーでは，「Unreal Engine 5」で描かれたグラフィックスや，閉所恐怖症になりそうな内部の様子などが確認できる。Fallen Leafによれば，映画「エイリアン」のノストロモ号を参考に，嵐に襲われたFort Solisの敵対的で危険な雰囲気を醸し出すために細心の注意を払ったとのこと。ここには，兵舎や研究室，温室など，採掘基地には似つかわしくない施設などもあるようだ。


　「レッド・デッド・リデンプション 2」で主人公の声とパフォーマンスキャプチャを担当したロジャー・クラーク（Roger Clark）氏や，「The Last of Us」「バイオハザード6」など，多数のゲームでボイスアクターを務めたトロイ・ベイカー（Troy Baker）氏，そして女優のジュリア・ブラウン（Julia Brown）氏など，参加するキャストもなかなか豪華な本作（関連記事）。ハードSFやサイコホラー，ミステリーが好きな人は発売を楽しみにしてほしい。PC版がリリースされるSteamのストアページによれば，インタフェースと字幕が日本語に対応するとのことだ。