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[レビュー]「スーパーマリオRPG」で“新しいけど懐かしい”冒険を楽しもう。あのころの雰囲気のまま今のゲームとして帰ってきたマリオ初のRPGは“嬉しい”にあふれていた
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印刷2023/11/16 17:00

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[レビュー]「スーパーマリオRPG」で“新しいけど懐かしい”冒険を楽しもう。あのころの雰囲気のまま今のゲームとして帰ってきたマリオ初のRPGは“嬉しい”にあふれていた

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 任天堂より明日(2023年11月17日)発売されるNintendo Switch用ソフト「スーパーマリオRPG」(以下,マリオRPG)は,1996年にリリースされた同名スーパーファミコン用ソフトのSwitch版だ。オリジナル版の雰囲気を残しながらグラフィックスを一新。マリオRPGシリーズの原点であり,あのころのゲーム体験を“いまのゲーム”として味わえる。

 ……と,ちょっとお約束な書き出しで始めてみたが,「本当にそうなの?」と思う人もいるだろう。
 筆者も,こういった「あの名作が生まれ変わって登場!」なゲームやリメイク作品が世に出るときに気になるのが,「『オリジナル版から残っている部分』と『今のゲームとして追加された新しい要素』のバランスはどうなってるのかな?」というところである。筆者にとってマリオRPGは,初めて遊んだ子どものころから大事なゲームであり,なおさら気になるわけでして(筆者のマリオRPGへの思いは[こちら]の企画記事にぎっしり詰め込みました)。

 だからこそ驚いた。今回,発売前にマリオRPGをプレイしてそのあたりを確かめたところ,オリジナル版のよいところと新たに追加された要素が,絶妙なバランスで組み合わさっていたからだ。この仕上がりなら,オリジナル版からのファンも,初めてマリオRPGを遊ぶ人も,間違いなく素晴らしいゲーム体験ができる。それが率直な感想である。本稿では,オリジナルファンも初めての人もきっと楽しめる,“懐かしくて新しい”ゲームになって帰ってきたマリオRPGの魅力を伝えよう。

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「スーパーマリオRPG」公式サイト

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 2023年11月17日,Nintendo Switchにあの作品がやってくる。「スーパーマリオRPG」――マリオシリーズ初のRPGタイトルだ。発売を直前に控えたいま,あらためて本作の魅力をみなさんに知っていただきたいと思い,原作版を幼少期に狂ったようにプレイした男が筆を執りました。

[2023/11/11 12:00]


カットされた場面はほぼナシ オリジナル版と変わらぬ興奮が味わえるストーリー


 まずは「オリジナル版から残っている部分」について触れていこう。そう言うとオリジナル版のファン向けの内容のようだが,Switch版で興味を持った人にも「なるほど,そういう雰囲気のゲームなんだ」という“予備知識”になると思うので,ぜひ一読してほしい。
 ということでオリジナル版から残っている部分だが……ぶっちゃけた話,これは“ほぼ全部”だと伝えるほかない。「いや,そんな結論ありなの?」と思うかもしれないが,素直にそう感じたのだから仕方がない。

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 まずはテキストから。マリオRPGは,そもそもRPGということもあってテキストたっぷりであり,個性的な表現や言い回し,“ネタ”も盛りだくさんなゲームだ。それだけに印象に残るセリフやワードが多いゲームなのだが,Switch版は主要キャラクターはもちろん,一部のシーンに顔を出すくらいのキャラクターのひと言に至るまで,オリジナル版とほぼ変わらないのである。

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上の2つのシーンのオリジナル版(スーパーファミコン版をキャプチャしたもの)を用意しました。テキストが同じなのが分かっていただけるだろうか
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 なのでもちろん,メインストーリーも変わらない。ピーチ姫をさらったクッパを追いかけるマリオ。クッパ城まで辿り着き,やっとの思いでクッパからピーチを救い出すも,空から巨大な剣が降ってきて……という冒頭から,「これからなにが起こるのだろう?」というワクワクが詰まったお話が展開するのである。
 物語はもちろん,各シーンの構図や演出,そして雰囲気も同じだ。グラフィックスや表現が向上した分,城に突き刺さった巨大な剣はさらに存在感を放ち,そして物語のキーとなるスターピースもその輝きを増してマリオたちの前に現れる。 

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冒頭のシーンでは大迫力のムービーが。城に刺さる巨大な剣って,いいよね……
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スターピースは,グラフィックスが向上したぶんキラキラ感がマシマシに

 セリフもそう。先ほど伝えたとおり,マリオRPGは個性的な表現や言い回し,“ネタ”が盛りだくさん。ただ,かなり内容的に攻めており,ブラックジョークや時代性のあるパロディなんかもたっぷりで,筆者のように「いくつか消されたり,省略されたりしてるだろうなあ」と思っていたオリジナル版のファンも少なくないと思う。安心してください,残っていますよ。

性格にけっこう荒っぽいところがあるマリオ。これも,どう見てもヒーローの返答ではない。でもそんなところが好き
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 テキストといえば,マロによる「なにかんがえてるの」も健在である。
 これは,パーティメンバーの1人であるマロが使えるバトル中の技で,使用すると敵のHPを確認とともに,アクションを成功させるとその名のとおり“敵の考えていること”が分かるというものだ。
 このテキストが,ブラックジョーク,パロディ,メタ発言といったネタの宝庫なのだが,筆者の“観測範囲”(試遊範囲のスターピース3つ目取得まで)では,「あれ?」っという部分なかった。印象的なアレやコレはそのままで,とくに違和感があるところはなかった。“あの”パチールもそのままだっ!

ふしぎと余裕で脳内で音声が再生されるセリフ
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 と言っても,(先日,スーファミを引っ張り出して遊んだばかりではあるけど)オリジナル版での表現を忘れていたり,見逃したりした部分はあるかもしれない。試遊した範囲より先はどうなのか? も個人的に気になるところ。豆のように小さなあの敵はどうなっているのだろう……そこは(筆者自身も含め)製品版でのお楽しみということでひとつ。

オリジナル版プレイヤー向けの情報として……本作ではマロは加入直後に「なにかんがえてるの」が使える。なので,ケンゾール相手にもバッチリ使えます
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 もちろん,一語一句すべてがそのままというわけではない。チュートリアル的なテキストの場合,ハードやゲームの仕様の変更で新しいものになっている。ただそれらも,当時の雰囲気にあった“マリオRPG節”を感じられる言い回しになっているので,オリジナル版のプレイヤーも違和感なく「ああ……こんな感じだったなあ」と受け入れられるはずだ。

セーブの説明をするところ。本作ではセーブの仕組みが変わっている(詳しくは後述)が,むかしからあるコレも使えます。筆者は今回もめっちゃ使いました
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 といったように,テキストが当時の言い回しや雰囲気を大事に,基本そのままになっていたことは,オリジナル版が大好きだった者としては本当に嬉しかった。
 先ほど伝えたとおり,今のゲームとしてはきわどい表現もあり,「差し替えられてもしょうがないかもしれないけど,“味のしない微妙なテキスト”になっていたら悲しいな」とも思っていたので,とくに気に入ってる部分だった“ちょっとした毒やおふざけ”があるテキストを(おそらく)ギリギリまで攻めて残してくれたと思うと本当に感謝感激である。

「えっ? そんなふうにいじっていいんですか!?」なドソキーユングもそのまんま
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こういう遊びの要素が残っているというのはとても嬉しい
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 マリオRPGには,マリオや仲間たちから敵キャラクターまで,おなじみのものからゲームオリジナルまで,多種多様なキャラクターが登場する。そんな彼らの魅力の1つになっていたのがコミカルで親しみやすいしぐさや表情だが,そのあたりもしっかりそのままだ。
 マリオがよくやる,大げさなくらいの身振り手振りによるパントマイム&なぞの模写で状況を説明するシーンもあのころと変わらず………というかこちらも今のゲーム表現とグラフィックスの向上によってさらにパワーアップしている。

この小芝居が本当に大好きなので,変わっていなくて嬉しいかぎりだ
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 それらの演出は,当時のゲーム機(スーパーファミコン)のグラフィックスやキャラクターのモデルならではの表現で,今の技術やグラフィックスでそのままやると,違和感やある種のくどさが出ちゃったりしないかなあ……という心配もあったのだが,それは杞憂であったようだ。
 筆者個人としては,先ほどお伝えしたとおり「パワーアップしていて嬉しい!」という思いが何よりあって,当時よりも多彩なモーションで身振り手振りするマリオを見て「あのころ見せたかった表現って,これだったんだ!(当時も届いていたけどっ)」と感じたほどだ。

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泣くクッパ。ゲーム中の表情の中でもかなり好きなんですよね……
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失礼なことを言われて,子ども相手にこぶしを振り上げるマリオ(と,それをとどめるマロ)。マリオから出るわなわな感がより一層伝わってきた


よりユーザーフレンドリーに進化 遊びやすくなったシステム面


 ここからは「今のゲームとして追加された新しい要素」,Switchのゲームとしてオリジナル版から変化したところや,新しく追加された要素を紹介しよう。
 「なにが変わったの?」と言われると,その多くはシステム面,おもに“遊びやすさ”に直結した部分が変わっていると伝えたい。とくにバトルは大きく変わっており,攻撃中にタイミングよくボタンを押したり,連打したりするとその行動が強化される「アクションコマンド」のタイミングが「!」で可視化されるようになった。

完璧なタイミングでボタンを押すと,与えるダメージが増えたり追加効果が発生したりする。マリオのアクションらしさのあるマリオRPGのコマンドバトルの特徴だ
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 その名のとおり,RPGのコマンドバトル中に,まるでマリオのアクションを楽しんでいるかのような感覚を味わえる「アクションコマンド」だが,とくに強力なスペシャル技を使うとき,オリジナル版ではベストのタイミングがつかみにくいというのがあった。
 そこに「!」の表示が加わり,またスペシャル技には,タイミングがうまくいったとき「Perfect!」と出るようになった。これによってタイミングを取りやすくなり,「この技のアクションコマンド苦手なんだよな……」というものも成功しやすくなったことは大きな進化だ。さらに遊びやすく,そして爽快にバトルを楽しめるようになったのは嬉しい。

アクションをサポートする表示が追加されたことで,「……ん? いまのは早かったのか? 遅かったのか……?」ということが判断しやすくなった。個人的にジーノビームのアクションコマンドが苦手だったので,分かりやすくなったのはありがたい
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 オリジナル版になかった要素も追加されている。戦闘中にアクションコマンドを連続で成功させると,その数に応じてどんどんChainが進行してゲージが溜まり,さまざまな形でパーティ全体に有利となる効果が発生するようになった。BGMもゴキゲンに変化していくので,アクションコマンドの調子がいいときは,バトルの高揚感がさらにアガるのがとても気持ちいい。

アクションコマンドを成功し続けるとChainしていく。1度でも失敗するとゼロに戻ってしまう
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 パーティ全員で行う大技「3人わざ」も見逃せない。アクションコマンドを成功させてアクションゲージを溜め,100%にしてそれを開放することで発動させるド派手な連携合体アクションであり,実行時には専用のムービーまで流れる豪華仕様だ。もちろん迫力あるムービーが楽しめるだけではなく,それに見合った強力な効果を持っている。
 今回プレイした範囲ではマリオ,マロ,ジーノによる「スターライダーズ」しか確認できなかったが,公開されているムービーによると,パーティの編成によって技も変化するようだ。個人的にはマリオ,クッパ,ピーチによるおなじみのメンバーが,一体どのような技を繰り出すのかが気になるところ。

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スターライダーズはシンプルなダメージ技。攻撃だけではなく,補助効果を与える搦め手系の技もあるのだろうか
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 オートセーブ機能やマップから直接ステージを選択して移動する機能,アイテムの仕様変更など,ほかにも新要素やがらりと変わった部分はある。

ステージ選択はどこからでも使える。ステージの探索中,危なくなったのでいったん街に引き上げる……なんてことも気軽にできる
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 とくに大きいのは,アイテムの仕様変更だろうか。本作は,アイテムごとに持てる個数が決まっており,同じアイテムは1項目としてスタックされる形に。宝箱やバトルでアイテムを入手し,所持制限を超過してしまった場合は,自動でマリオの家にある「あずかりボックス」に保管されるようになった。オリジナル版は同じアイテムでもスタックされず,それぞれがアイテム所持枠を埋めてしまい,さらに限度いっぱいのときに取得したときはどれかを捨てなければならなかった。つまり,そんな苦渋の決断を迫られる場面から開放されるわけだ。ずっと嬉しいばかり言っているが,これもやっぱり嬉しい。

アイテムをロスしないのはありがたい。ケロケロドリンクの在庫に悩まされるもなくなった
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 一度戦ったことがある敵の情報がリスト化される,モンスターリストもアツい。「なにかんがえてるの」で確認したテキストも閲覧できるので,より収集が楽しくなった印象だ。まあ収集を意識すると,今まで以上にマロをパーティーから外せなくなるのだが……マロ,かわいいのでヨシッ!

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リストに収録されているメッセージもいい。開発の皆さん,マリオRPGファンが何を求めているのか分かりすぎているっ
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敵の動きなんかも確認できる。これを埋めるの,めちゃくちゃ楽しいだろうなあ

マロが とても かわいい やっぱりグラフィックスの進化はいいもんですね

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 あっ,本題に入る前に本音が漏れてしまった。
 ここはいったん仕切り直して……しかし,Switch版が登場して最も「よかったなあ」と感じたのは,やはりグラフィックスの進化だった。それも単純に“よくなった”だけではなく,ステージの背景が追加されていたり,一部のシーンがムービーになったりなど,オリジナル版のプレイヤーにとっても新たな発見やゲーム体験がたくさんあるのだ。

ムービーはカメラが非常に動き,見ていて楽しい。プレイ中は「どのシーンがムービーになってるんだろう……!」「あの場面が,当時の雰囲気そのままにこんな風に表現されるなんて!」というワクワクがずっとあった
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ボス戦でもちょっとカメラアングルを変えた演出が挟まる。こういうのが嬉しい。たまらん
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 個人的には,背景の追加がすごく嬉しかった。とくにドゥカティの背景が素晴らしく,到着したときには美しさに感動して,しばらくボーっと見入ってしまったほど。鉱山の町らしく,標高の高さを表現しているのがなんともいえないのだ。

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このドゥカティから見下ろす景色が本当に綺麗。画像だと分かりづらいが,雲の流れなどもちゃんと表現されているので,ぜひとも実際にプレイして見に行ってほしい
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「あ,キノコ城の城下町って堀があるんだな……」と,背景が追加されたことで,マリオたちの世界の解像度が上がったというか,新たな発見もたくさん増えた

 それに,グラフィックスがよくなったことで,敵味方すべてのキャラクターの魅力が倍増した。とくにマロ。ここでマロ。
 マロが本当にかわいい。マロがフカフカすぎる。かわいい。すでに2回言ったが念のためもう一度言っておこう。Switch版のマロ,マジでかわいい。

どうです? このフカフカ。本当に触れられるなら触れてみたい。そう思わせてくれるフカフカだ
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 本作ではレベルアップのとき,キャラクターたちがかわいくダンスを踊ってくれる演出があるのだが,そのときのマロが本当にもう……。初めて見たときはあまりの可愛さについ,「ンカワイイッ!!!」と叫んでしまった。はたから見られていたとしたら,「こいつヤバっ」と思われるくらいの叫びだった(このカミングアウトに「こいつヤバっ」と思った読者もいるかもしれない)が,それぐらいの衝撃があったことだけは察していただきたい。

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フカフカ……フカフカ……カワイイネエ……
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いまならベロ〜ムの気持ちがよく分かるわー

 ちょっとマロの話題に終始してしまったが,敵の見た目が綺麗になったこともすごく嬉しい。おなじみのキャラクターたちはもちろん,マリオRPG独特の雰囲気のあるオリジナルの敵たちの造形がとても好きだったのだが,本作をプレイしてその良さをあらためて再確認できた。

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 個人的には,とくに敵キャラクターのバットンとの再会が印象的だった。その姿がよく見えるようになり,そしてかわいさがとても伝わってきたのだ。オリジナル版で初めて遭遇したとき,子どもごころに「なんかぼこぼこしていて恐い。キモい……」と思ったのだが,Switch版ではっきりくっきり描かれたバットンを見て,「そんな顔してたんだな,お前……かわいいな」となったのである。
 ノコヘイのヘルメットがよりくっきり見えるようになったのも嬉しい。これがけっこうカッコいい造形をしていて,このままフィギュア化してもらってずらりと並べたくなるような見た目だ。

こんなかわいかったのね,バットン。なんだか長い前髪で顔が隠れていた子が,髪を上げたら実はキラキラした子だったみたいな,筆者はそんな反応になっていた
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カッコいいけど,しっかりすぎるほど頭を覆っているヘルメット。これのせいで前が見えない感じもよく伝わってくる
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マロマロばかり言ってスミマセン。ジーノの身体,マリオの服や帽子(&ひげ)の質感もこのとおり。敵味方,ちらっと1シーン出てくるようなキャラクターに至るまで,マリオの世界の住人たちがさらに魅力的に描かれている
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マリオRPGシリーズの始まりのゲームが,理想的な形で帰ってきた


 新たに舞台をSwitchに移し,「オリジナル版から残っている部分」と「今のゲームとして追加された新しい要素」が絶妙なバランスで組み合わされた理想的な形で生まれ変わって帰ってきたマリオRPG。そもそもマリオRPGは,多彩な遊びと直観的な楽しさが盛りだくさんなゲームである。違和感のない感じで新要素やちょっとした変化が加えられ,より直感的に遊びやすく,オリジナルのファンも初めての人もゲームの世界に没入しやすくなったことで,もともとあるマリオRPGの面白さが際立ったとも言える。

マリオのポーズがピースじゃなくなってる? 変わらないところは安心して楽しみつつ,変わった部分を探して遊ぶのもオリジナル版のファンの楽しみの一つになるはず
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 そして,先行プレイをしていてふと思ったのが,「オリジナル版をプレイした親や保護者の人たちなら,子どもと一緒に遊ぶと楽しいんじゃないかな」ということ。子どもがマリオの冒険をしている姿を,かつて自分が子どもだったころを投影しながら眺め,ゲームを懐かしみつつ,ときに経験者としてプレイの助言をする。懐かしくも新しいゲーム体験ができるマリオRPGなら,そんな光景を作り出してくれるに違いない。
 ……と言っても筆者は永年のひとりパーティなのだが,マリオRPGの雰囲気やグラフィックスには,そんな“ない家庭”の光景がありありと目に見えるような温かさがあふれているのだ。

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やさしい難度も用意されているので,久しぶりにゲームをする人や小さい子どもも安心して冒険が楽しめる
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過去の記憶を頼りに,宝箱など隠し要素を教えてあげたら,子どもに尊敬されること間違いなし……?
物語の重要な要素にマロの成長があるのだが,子を持つ親や保護者になるとこれも刺さるかも
※(本作のファンで子を持つ親である)担当編集注:刺さります,きっと
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 と,たっぷりゲームの魅力を届けてきたが,その仕上がりは,我々ゲームファン(とくにオリジナル版のプレイヤー)の期待を軽々と超えていると伝えたい。そう,まるでマリオの軽妙なジャンプのように……って,あっ。これはいらない一文だったか。
 そんな「スーパーマリオRPG」は,本稿で(あえて)触れていないところもまだまだたくさんあるので,興味がわいたらぜひ自身でマリオの冒険を体験してほしい。新しいけど懐かしい,きっと素晴らしい冒険になるはずだ。

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