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[プレイレポ]「Forza Horizon 6」は“日本のカーカルチャー”が主役だ。峠も軽トラもJ-POPも全部ある
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印刷2026/05/14 21:00

プレイレポート

[プレイレポ]「Forza Horizon 6」は“日本のカーカルチャー”が主役だ。峠も軽トラもJ-POPも全部ある

 Xbox Game Studiosは2026年5月19日,「Forza Horizon 6」PC / Xbox Series X|SPS5版は年内予定)の正式リリースを予定している。
 4Gamerでは,4月にプレビュー版のプレイレポートを掲載しているが,今回は製品版とほぼ同等の日本語ローカライズ対応ビルドを体験する機会を得た。

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 Xbox Game Studiosが2026年5月19日にリリースを予定している「Forza Horizon 6」は,シリーズファンが長らく熱望し続けてきた日本が舞台だ。実在の国を丸ごとオープンワールドの遊び場に変えてしまう「Forza Horizon」シリーズだが,どのような日本を走れるのだろうか。

[2026/04/08 22:00]

 シリーズ初の舞台となる“日本のカーカルチャー”を表現したオープンワールドはもちろん,本作がどのような「遊びの枠組み」を持っているのか。ハンドルを握り,じっくりと探索して見えてきた,本作ならではの楽しさをお伝えしたい。



友人たちと競い合い,目指すはフェスティバルの頂点


 「Forza Horizon 6」の遊びの入口となるシングルプレイは,日本で開催される“走りの祭典”「Horizon フェスティバル」に参加する形で進んでいく。プレイヤーの目標は,さまざまなレースやアクティビティに挑戦して,上位の「リストバンド」を獲得することだ。

レジェンド ドライバーへの道が始まる!
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 ただオープンワールドを巡ってレースを戦うだけでなく,2人の友人と競い合いながらチャレンジしていくという,ちょっとしたストーリー仕立てになっているところもポイントだろう。

ジョーダンとメイと共に,フェスティバルで頭角を現していくサクセスストーリーだ
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 フェスティバルの大舞台に招待されるには,各地に点在する予選への出場を繰り返す必要がある。そしてランクアップの条件を達成すると,新たなリストバンドへの挑戦権に加えて,新しい車もプレゼントされる。
 目の前の課題を乗り越え,ランクを上げて,次なる挑戦へ。基本的なゲームサイクルはシンプルで分かりやすく,シリーズ初心者も戸惑うことはないはずだ。

3タイプのマシンから1台を選択するように見える演出だが,実際はすべてプレイヤーのものになる
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 「Forza Horizon」の魅力は,道なき道も突き進める圧倒的な自由度。だが,自由なあまり,プレイヤーが途方に暮れてしまわないような配慮も施されている。
 本作はナビゲーション機能が充実しており,マップには挑戦可能なアクティビティがすべて表示され,目的地として設定すれば完璧に道順を教えてくれる。それだけでなく,カーナビのAIには「おすすめのチャレンジ」を提案する機能まで備わっている。

リストバンド獲得時に追加されたレースやアクティビティは,フェスティバルの運営が紹介してくれる
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マップに行き先を設定したら,道路上の推奨ラインを辿るようにドライブを楽しんでいるうちに到着する
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おすすめのイベントを表示したところ,スカイブルーの軽トラが猛烈に気になる……
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なんとも日本らしい軽自動車カテゴリーのレースだった! なるほど,「ドメスティック」である
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 カーラジオから流れてくるパーソナリティのトークも,曲と曲をつなぐためだけのものではない。耳を傾けていると「あの近辺に珍しい車が眠っているらしい」などと,貴重な「お宝車」に関する情報が流れてきたりする。
 ゴキゲンなミュージックを聴きながらドライブしていたはずが,いつの間にかお宝探しに夢中だった……こんな風に“楽しい”が自然に連鎖していく。もちろん,トークも日本語にローカライズされているので安心してほしい。

メニュー画面では,お宝が眠っている場所の手がかりを確認できる
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 リストバンドのランクを上げるべく,ひたすらレースに明け暮れるもよし。どこかを目指すわけでもなく,ドライブを楽しみながら気が向いたときに参戦するもよし。お宝探しだって,なかなかのボリュームだ。
 プレイヤーのその日の気分に合わせて,遊び方の「濃度」を自由に変えられる。

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道端の中古車は,さりげないヒントでもある?


 本作を遊んでみて,とくに「うまい作りだな」と感心させられたのが,中古車(アフターマーケットカー)の扱いだ。道端や駐車場に停められた車のなかには,格安の価格で購入できるものがある。

駐車場にポツンと停められたシティ。中古車は「販売中」を示すのぼり旗と一緒に,マップの各地に散りばめられている
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 全車コンプリートを狙うプレイヤーであれば,片っ端から買っていくだろうが,これを“作業”にしてしまうのは少々もったいない。というのも,中古車が販売されている近辺のレースやアクティビティでは,その車が「役に立ちやすい」傾向があるように感じたからだ。

中古車は手頃な価格が魅力
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さっそくレースに参加してみる
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 「Forza Horizon」シリーズにおける車の特性は細かく設定されており,その挙動も強い個性が再現されている。例えば,ハイテクでガチガチに固められた現代のスポーツカーが「素直な優等生」だとすれば,シルビア K'sは気を抜くとすぐに尻を振る「じゃじゃ馬」のようだ。

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 レースのコースによっては,最高速よりも「小回りと低速からの加速」が勝負を分けることもある。中古車は新しいマシンを入手するバリエーションというだけでなく,「このあたりでは,こういう特性の車が向いているよ」と伝えてくれるアドバイスにもなっているようだ。

 実際,なかなか勝てなかったレースに,近くで見つけた中古車でリベンジしてみたところ,あっさり勝利したことが何度もあった。もちろんコースが頭に入ったからとか,ライバルマシンの動きとかも絡んでくる話だが,あくまで傾向として受け取ってもらえたら幸いだ。

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 「そんなお節介は不要だ!」というストイックなプレイヤーも少なくないだろう。それでも,車やチューニングの知識があまりないライトな車好きにとって,遊びやすいゲームデザインであることは確かだ。

贅沢な話だが,購入特典などで初期から多数のマシンを所有していると「勝負の1台」を選ぶのも悩ましい……
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 少なくとも,筆者は新しいレースやアクティビティに向かう道すがら,「近くに中古車は売ってないか?」とスピードを落として走っている。すると,以前にもまして景色が目に飛び込んできて,ますますドライブが楽しくなったのは気のせいだろうか。


最速を目指すだけが,カーカルチャーじゃない


 「Forza Horizon」シリーズを語るうえで,フェスティバルから離れた「観光」の楽しさは外せない。「デイトリップ」と呼ばれるアクティビティでは,観光案内やスーパーカーの蘊蓄を耳にしながら,ゆったりと日本の名所巡りを楽しめる。

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 もちろん,カーナビの指示をあえて無視して,道なき道を突き進む「ショートカット」だって忘れちゃいけない。あぜ道を横切り,高架の下を抜け,木々の生い茂る斜面を駆け下りる。パワフルなマシンで日本の原風景を蹂躙していく“やんちゃな走り”は,本作の独自性にほかならない。

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 自由に満ちたドライブを彩ってくれるのが,カーラジオの存在だ。ジャンルごとに分かれたチャンネルには,J-POPやヒップホップ,クラブサウンド,さらにはクラシックまでそろっている。
 特筆すべきは,J-POPのラインナップだ。Ado,Creepy Nuts,YOASOBIの近年のヒットナンバーはもちろん,ボーカロイド曲も収録されており,「現代の日本」感が強い。どんな曲が最もドライブにピッタリなのか……それはプレイヤーが決めることだろう。

J-POP以外のジャンルも多数収録。レースのBGMとしても再生できる
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 そのほか,カメラやドローンを駆使して絶景を撮影したり,あてもなく峠を流したりするのも特別な時間だ。レースやアクティビティの結果にこだわらなくても,最高の景色とお気に入りの音楽があり,そして愛車を走らせることができれば,本作をプレイする価値は証明できる。

各地に出没する“ゆるキャラ”をはね飛ばす(!)とクレジット(お金)がもらえる。なんとも文化のギャップを感じるポイントだ
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 本作をじっくり遊んで改めて感じたのは,「Forza Horizon」シリーズは「車好きのためのゲーム」という枠を軽く飛び越えていることだ。
 練習を重ね,指先の加減ひとつで愛車を完璧にコントロールしていく達成感。タイトなコーナーを理想のラインで抜け,ライバルを追い抜く高揚感。そんな「人車一体」となれる感覚は,アクションゲームでキャラクターを自在に動かし,強敵を打ち倒す快感と本質的には変わらない。

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 前回のプレイレポートでも触れているが,圧倒的なビジュアルで再現された日本に,こだわり抜かれた「音」が命を吹き込んでいる。
 唸りを上げるエンジン音,アスファルトを噛むスキール音。極上のSEの数々が,ともすればストイックで地味にもなりがちなレースゲームを,一瞬たりとも飽きさせないドラマチックな体験にしている。

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 本作はXbox Game Passに対応しているため,加入者はリリース日からプレイできる。たとえ免許を持っていなくても,車に詳しくなくても構わない。
 誰もがひとたびアクセルを踏めば,私たちがよく知っている――それでいて刺激的な「日本の道」へと走り出せるのだ。

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