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この日は声優陣の朗読劇やクイズ大会のほか,「ドラゴンスレイヤー・プロジェクト」の続報,そして「空の軌跡 the 2nd」「亰都ザナドゥ -桜花幻舞-」の最新情報も公開された。本稿ではゲームの新情報に内容を絞って紹介しよう。
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見どころ満載のイベントだったが,注目トピックの一つが「ドラゴンスレイヤー・プロジェクト」の続報だろう。
「ドラゴンスレイヤー」シリーズは日本ファルコムにとって大きな意味合いを持つタイトルである。
設立から間もない1984年に初代作「ドラゴンスレイヤー」が発表され,広大な世界をさまよう主人公がパワーアップアイテムを自宅に持ち帰って成長するというシステムが話題を呼んだ。
続く「ザナドゥ」は,敵やアイテムなどすべてが有限な世界でキャラクターを育てるシステムと,アイテムをうまく使えばステージを大きくショートカットでき,いきなり強力な武具を持ち帰れるなど,幅広い攻略が可能な戦略性が受けて大ヒットとなった。
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その後も,絵柄はかわいらしくも超高難度の「ロマンシア」,家族が力を合わせてドラゴンに挑む「ドラゴンスレイヤーIV ドラスレファミリー」,本編を終えてもシナリオ集で新たな冒険を楽しめた「ソーサリアン」,後に「軌跡」シリーズへと発展した「ドラゴンスレイヤー英雄伝説」,当時の国産ゲームとしては珍しいRTS「ロードモナーク」などが展開され,PCエンジンのCD-ROMを使ってアニメのような演出を行っていた「風の伝説ザナドゥ」でシリーズはいったんの区切りとなっている。
初期の日本ファルコムがゲーマーたちから注目され,多くのファンを獲得したのは「ドラゴンスレイヤー」シリーズの功績が大きいのだ。
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そんな「ドラゴンスレイヤー」シリーズの新作が,日本ファルコム創立45周年記念作として動き出している。それが「ドラゴンスレイヤー・プロジェクト」だ。
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これまでは初代「ドラゴンスレイヤー」を思わせるロゴのみが公開されていたが,この日ついに1枚のコンセプトアートがお披露目された。
冒頭でシリーズを詳しく紹介したのには理由がある。この日に語られたコンセプトやコンセプトアートの内容が,「ドラゴンスレイヤー」シリーズのエッセンスを色濃く受け継いだものになっているからだ。
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巨大な竜の背中には,増築に増築を重ねたような家や謎めいた塔が建ち並ぶ。そこでは家族と思われる人々が食卓を囲み,槌を振り上げ,洗濯物を干し,屋根から下り,地面を駆け回り……小屋ではペットが眠っている。非日常の空間に営まれる日常の暮らし――どこかドラマの予感が漂ってくる絵だ。
ドラゴンスレイヤー・プロジェクトを担当する日本ファルコムの稲垣貴士氏によると,本作は「ドラゴンスレイヤー」の精神を受け継いだ完全新作とのこと。
「ドラゴンスレイヤーIV ドラスレファミリー」のような家族での冒険や,「ドラゴンスレイヤー」にあったアイテムを持ち帰っての成長など,シリーズのさまざまなエッセンスが取り入れられているという。
ジャンルについては明言されなかったものの,「基本的にはRPGをベースにすると思うが,開発も試行錯誤しながら進めている」とのこと。
「軌跡」シリーズから新たにファンになった層も楽しめ,「ドラゴンスレイヤー」シリーズを知る人であればニヤリとできるような要素も盛り込みたいと語った。
なお,先に「竜の背中に家を建てて家族が住んでいる」と書いたが,これはあくまで解釈の一つである。旅をするのか,冒険をするのか,竜は仲間なのか,それともこれから仲間にするのか――コンセプトアートを見てイメージを膨らませてほしい,というのが稲垣氏のメッセージだ。
続いての話題は「空の軌跡 the 2nd」だ。2004年から続く「英雄伝説 軌跡」シリーズの第1作「英雄伝説VI 空の軌跡(英雄伝説 空の軌跡FC)」のリメイクが,2025年発売の「空の軌跡 the 1st」。そしてその続きを描くのが,2026年9月17日発売予定の「空の軌跡 the 2nd」である。
イベントでは同作の新情報として,原作「英雄伝説 空の軌跡SC」のOPムービーとともに,フル3Dで生まれ変わった数々のカットや迫力満点の戦闘シーンが詳しく紹介された。
以下のスクリーンショットは上が「英雄伝説 空の軌跡SC」で,下が「空の軌跡 the 2nd」である。
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さらに,新機能「ビューワーモード」の実演も披露された。これは,ゲームに登場するキャラクターを画面上に自由に配置できるというもの。
プレイアブルキャラクターだけでなく,NPCや魔獣なども呼び出せて,ポーズや表情,目線まで細かく設定できる。
目線ひとつとっても右左に自在に振れるほか,モーションをコマ送りにして任意の瞬間で止めることも可能とのこと。
使えるキャラクターや背景はゲームの進行に応じて増えていくそうで,アイデア次第でさまざまな場面を作れそうだ。
あわせて,DLCとして企画中の「チアリーダー」衣装もこのモードを通じて公開された。
お披露目されたのはエステル,ヨシュア,アガット,アネラスの4人。キャラクターごとに異なるデザインになっているのが面白いところだ。
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「ドラゴンスレイヤー」シリーズは,日本のゲーム史において大きな意味を持つ存在だ。オリジナリティの高いゲームシステムと,高度なプログラミングテクニックによって,当時の最先端を走っていたシリーズの一つであることに異論はないだろう。
そんな「ドラゴンスレイヤー」シリーズの新作が作られるだけでなく,過去作のエッセンスを取り入れたものになるというのだから,リアルタイムでシリーズを知る人にとっても注目すべき出来事といえる。
続報については「あまり長くお待たせしない形でお伝えしようとは思っている」(稲垣氏)とのことなので,期待しつつ待ちたい。
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