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NTT東日本がeスポーツ事業に参入。イベントや関連施設へのICT環境の提供,そしてイベント受託に取り組む方針
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印刷2019/03/15 15:58

業界動向

NTT東日本がeスポーツ事業に参入。イベントや関連施設へのICT環境の提供,そしてイベント受託に取り組む方針

 東日本電信電話(NTT東日本)は本日(2019年3月15日),eスポーツ分野の事業展開を開始したこと,そしてその第一歩として,カプコンが3月21日に秋葉原で開催する「ストリートファイターリーグ powered by RAGE」のグランドファイナル大会に,ICTサプライヤとして参画(関連記事)することを発表した。

 eスポーツのイベント開催には,映像配信システムや会場を始めとしたハード面の環境構築が不可欠だが,eスポーツを地域活性化に活用したい自治体などでは,それらの準備に関するノウハウが少なく,開催の障壁となるケースがあるという。そこでNTT東日本は,高品質で安定した通信ネットワークや,東日本エリア全域に保有する通信ビルのスペースなどを活用して,eスポーツイベントや関連施設へのICT環境の提供,さらにeスポーツイベントの受託(イベント企画運営の支援や,通信ネットワークや必要機材のパッケージ,会場の提供)に取り組む運びとなったそうだ。

 ストリートファイターリーグ powered by RAGEのグランドファイナル大会では,NTT東日本の閉域網(クローズドネットワーク)とパブリッククラウドを活用し,会場の模様を宮城のパブリックビューイング会場へ配信するほか,来場者向けには,秋葉原と宮城の両会場をつなぐ対戦環境を構築するとのこと。閉域網とパブリッククラウドの接続には,NTT東日本が提供する「クラウドゲートウェイ アプリパッケージ」を活用することで,安定かつ低遅延の映像配信を実現するという。

大会へのICTソリューションの提供イメージ
画像集 No.001のサムネイル画像 / NTT東日本がeスポーツ事業に参入。イベントや関連施設へのICT環境の提供,そしてイベント受託に取り組む方針

 また秋葉原会場には,来場者がスマートフォンで大会情報に簡単にアクセスできるICチップ内蔵型情報配信デバイスや,サイネージやスマートフォンへトイレの空満情報を配信するといったシステムが用意される。今大会では,これらの取り組みで観戦環境がどれぐらい快適となるかにも注目しておきたい。


NTT東日本のニュースリリース「e-Sports分野における事業展開の開始、および『ストリートファイターリーグ powered by RAGE』グランドファイナルへのICTサプライヤとしての参画について」


「ストリートファイターリーグ powered by RAGE」公式サイト

「ストリートファイターV アーケードエディション」公式サイト

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