人口5万人の町が「ゲームで町おこし」をしたら,1000万本以上のヒット作がいくつもできた! スウェーデンのゲーム振興を語るディスカッションレポート
スウェーデンの小さな町・シェブデが,地元にゲーム産業を根付かせるためのゲーム振興プロジェクト「SGA」を大成功させている。「Valheim」「Raft」など,1000万本以上を売り上げるゲームがシェブデから生まれているのだ。本稿では,この驚異の町おこしの内実に迫るディスカッションをレポートする。
世界で起きる軍事侵攻や虐殺は,ゲーム業界にどのような影響を与えるのか? 徳岡正肇氏・佐藤翔氏による,「『戦争状態』とゲーム開発」カンファレンスレポート
今,ロシアによるウクライナ侵攻やイスラエルによるパレスチナ虐殺など,各地で軍事行動が進行しているのは周知の通りだ。ではこの状況は,ゲーム業界にはどのように影響しているのだろうか。2024年6月20日に行われたIDGA日本のカンファレンスでは,ゲームと世界情勢の現在地について語られた。
今,アジア各国のゲーム産業支援はどうなっているのか? 「IGDA Incubation SIGとアジアのゲーム産業の状況」セミナーレポート
ヨーロッパではすでに確立されているという国家によるインディーゲーム開発支援プログラムが,アジアでも始動している。そのための作業部会が,2024年2月に発足した「IGDA Incubation SIG」だ。アジアにおけるクリエイター支援の現在地について,IDGA日本が行ったセミナーをレポートする。
[レビュー]「Llamasoft The Jeff Minter Story」は “最後のインディーゲーム作家” ジェフ・ミンターの謎を探る,答えのない旅である
80年代から現在に至るまで,独自の感性でゲームを制作し続けているアーティスト,ジェフ・ミンター氏。「Llamasoft The Jeff Minter Story」は氏の過去作を回顧展のようにまとめた,その作家性に迫るタイトルだ。謎に包まれた氏の横顔をのぞく本作の魅力とは?
[インタビュー]“ゴタクはいいからゲームをつくろう”——「東京ゲームダンジョン」主催の岩崎氏に聞く,日本のインディーシーンへの批判と提言
大手企業も多く参入し,「インディーゲームって何だったっけ?」と言いたくなるような状況を呈する現状のインディーゲームシーン。今回は「クリエイターファースト」を掲げるゲームイベント「東京ゲームダンジョン」主催の岩崎氏に,シーンに対する思いを聞いてきた。
大自然の中でゲームを開発したっていいじゃない。「奥多摩ゲームジャム」に参加して見えてきた,クリエイターの「新しい生き方」
オフィスにこもって開発するだけがゲームジャムではない。「奥多摩ゲームジャム」は,その名の通り奥多摩に宿を取り,大自然の中でアイディアを出して開発を進めるイベントだ。参加してみると,ゲームクリエイターの新しい居場所の可能性が見えてきた。
「ファイナルソード」がハマった違法アセットという落とし穴。アセットストアはどこまで安全性を保証できるか?
2020年7月6日,発売から間もないNintendo Switch用ソフト「ファイナルソード」が,任天堂の「ゼルダの子守唄」を無断でBGMに使用していたことを理由に配信を停止した。果たして市販のアセットはどこまで信頼できるのか,昨今の問題をまとめてみたい。