Netbook陣営の巻き返しとなるか。米Intel，Netbook向けアプリケーションストア「Intel AppUp」を本日より公開

　米Intelは本日，サンフランシスコで開催中の「Intel Developer Forum」において， Netbook向けアプリケーションストア「Intel AppUp」を発表した。同ストアは本日より正式に運営を開始しているほか，アメリカのBest Buy，イギリスのDixons，そしてインドのCromaといった世界各地の提携先大型量販店の店舗では，Intel AppUpとNetbookをプロモーションするためのミニストアを開店させている。

「Intel AppUp」Center

　Intel AppUpを利用するには，公式サイトで無料提供されているクライアント用ソフトをダウンロードする必要がある。同ストアにはすでに複数のソフトウェアメーカーが協賛しており，MicrosoftのSilverlightやAdobeのAIRアプリケーションシリーズのほか，天気予報のAccuWeather，大型書店のBarnes ＆ Noble，ギターメーカーで有名な Gibson Guitarなどのアプリケーションを，有料/無料でダウンロードできる。ちなみに日本からもKONAMIが参加中だ。アプリケーションのカテゴリは，ビジネス，コミュニケーション，教育からエンターテイメント関連まで多岐にわたっている。

　また今回のAppUp公開に合わせて，台湾ASUSTeK Computerは10月以降に発売されるAtomベースの自社製品すべてに，AppUpのクライアントソフト「asus app store」を搭載することを表明。そのほかAppUpの公式サイトでは，SDK配布を含め開発者用プログラムへの参加を呼びかけるなど，AppleのiPad登場で影の薄くなりつつある（？）Netbook陣営が結集して巻き返しを図ろうとしているような印象だ。