「World of Warcraft」30日分のプレイチケットとして扱われる新課金アイテムWoW Tokenが発表。オークションハウスで落札すれば月額が実質無料に

　Blizzard Entertainmentは，同社がサービス中であるMMORPG「World of Warcraft」の新たな課金アイテムとして“WoW Token”を発表した。

　このTokenは30日分のゲーム利用権として扱われるのだが，購入しただけではアカウントにバインドされてないため，オークションハウスに出品できるようになっている。
　オークションハウスでは，ゲーム内通貨を使ってやり取りされるので，WoW Tokenを落札したプレイヤーは，月額（14.99ドル）を支払わずにゲームを続けることができ，出品したプレイヤーは，ゲーム内通貨を入手できるというわけだ。仕組みとしては「EVE Online」のPLEXと同じようなものだと考えていいだろう。


　なお，WoW Tokenはオークションハウス以外での取引は不可となっており，落札した時点でそのアカウントにバインドされる仕組みだ。したがって転売は不可能となっている。
　また，オークションハウスにおけるWoW Tokenの相場は，ゲーム内の需要と供給で変動するため，リアルマネーで購入したWoW Tokenと引き換えにどれほどのゲーム内通貨が手に入るかは不明だ。とくに出始めの市場価格がどのように設定されるのかにも注目が集まるところ。

　今のところ，リアルマネーで購入する際の価格や，販売時期などは明かされていないが，プレイヤーとしては興味深いサービスだと思われるので，続報を待とう。

「World of Warcraft」公式サイト