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男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第568回「ゲイムでゾーンに入る」
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印刷2020/02/13 19:30

連載

男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第568回「ゲイムでゾーンに入る」

画像集#001のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第568回「ゲイムでゾーンに入る」

著者近影
画像集#002のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第568回「ゲイムでゾーンに入る」
 ゾーンという言葉はご存じかしら? 言葉というか,精神領域というか。スポーツでよく「ゾーンに入った」って表現をするんだけど。例えば,“ボールが止まって見える”って状態がそれね。
 かくいう私も,実は何度かゾーンに入った経験があるの。あ,もちろん本業のプロレスでではなく。プロレスでも面白いかなーと思って何かパフォーマンスをした瞬間に,お客さんが止まって見えることはよくあるけども。まあ,それは実際にお客さんの反応が無である,いわゆるスベったと呼ばれる現象ね。これはけっこう頻繁に起こるけど,ゾーンではない。
 では,何でゾーンに入ることがあるかというと,ゲイムなの。帰り道にゲイムのことばかり考えていると早く家に着いたように感じるアレ。あれを私はゲイムのゾーンと呼んでおります。
 こう書くとなんだか簡単にゾーンに入れるような印象を持つかもしれないけど,そこまで単純でもないのよね。あれって実はけっこう無意識下で起こる現象で,例えばRPGでの場合,今日はどのような経験値の稼ぎ方をするかといった作業プレイをイメージした時にしか起こらない気がするの。まだ見ぬストーリーを脳内で進めることはできないからね。ゲイム進行の効率化のいいイメージがあふれている状態が,ゾーンだと私は感じているわ
 で,そのゾーンも,めちゃくちゃそのゲイムにハマっていないと入れない。私の場合は「ドラゴンクエスト」シリーズにおけるメタル狩りと,最近で言うと「龍が如く7 光と闇の行方」のはぐれホームレス狩り。逆に言うと,こういった場面をイメージできるということは,それらのゲイムにハマれてるって証拠なのですね。
 で,何が言いたいかというと,ゾーンに入るくらいハマりにハマった龍が如く7をクリアしましたって話。いやー面白かった。最後のほうまで展開が読めなく,最後の最後でようやく展開が読めてもそのうえで心にグッとくる。声優さんもそうだけど,CGだったり設定だったり,キャラクターに命を吹き込んでいる人はあらためてすごいなーと思ってしまったわ。プレイしていない人には,ぜひプレイしてみてほしいわね。「龍が如く」シリーズとしてっていうよりは,ゲイムとして。シンプルに面白い。たぶん後悔はしないと思うわ。

画像集#003のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第568回「ゲイムでゾーンに入る」
 というわけで,今週紹介するのはようやく手をつけました「ドラゴンボールZ KAKAROT」PlayStation 4 / Xbox One)。これはね。ズルいとしか言えないわ。私,「ドラゴンボール」が好きなんだもん。で,たぶんこれを作った人もドラゴンボールがすごく好きなんだと思う。なぜそう思うかというと,ゲイムの切り口が今までのドラゴンボールのゲイムとは違うから。
 今までのドラゴンボールのゲイムは“強さ”に焦点を当てたものが多かったように思うの。もちろん今作も強くなるっていう目的はあるんだけど,それはあくまで主人公である悟空が「強くなりてえ」って思っているからそれが必然ってだけなのね。
 そして今作は亀仙人の教え「よく動き よく学び よく遊び よく食べて よく休む」が強くなる方法として作られているのよ。ゲイム内でも闘うだけでなく,食べることでも強くなるし,仲間をつなげることでも強くなるシステムを搭載してる。ただ修業をして,強い敵と闘うことで経験値を得るというゲイムではない。そこがいい。
 闘うだけで強くなるのではないという点で言えば,龍が如くシリーズと通じるものがあるわね。どっちがいい悪いじゃなくて,たぶん私がそういういろんなことを経験して強くなるゲイムが好きだっていうのがあるんだと思う。

画像集#004のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第568回「ゲイムでゾーンに入る」 画像集#005のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第568回「ゲイムでゾーンに入る」

 ともかく,原作のメッセージ性をゲイムに落とし込んだのは原作ファンとしては感涙ものですよ。原作に対する愛以外の何物でもない。だから,ドラゴンボールが好きならヤったほうがいいわ。私がドラゴンボールを好きすぎて,そうでない人にはどうオススメすればいいか分からないけど。
 世界観のベースはアニメの「ドラゴンボールZ」。でも,しっかりとピラフ一味やハッチャン,ナムといった初期のキャラも出てくるから安心。好みにもよるんだけど,ドラゴンボールを扱ったゲイムの中では私は一番好きかなあ。思い出補正かかりまくりの「ドラゴンボール3 悟空伝」を超えるかもしれない。なのでぜひ。しかしこの作品もクリアするのに骨が折れそうで,嬉しい悲鳴ね。ゾーンに入るかもしれない。

 余談だけど,私,ドラゴンボールの何が好きってクリリンが最後まで悟空の親友だったってところなのよ。悟空とクリリンって話が進むごとにどんどん力の差がつくのよね。クリリンも強くなるんだけど,悟空はそれ以上に強くなっていく。まあ,悟空は主人公だしそれは仕方ない。でも,クリリンとの友情は最後まで変わらない。あくまで亀仙人の弟子として。道着もそう。ちょっとずつデザインは変わっているけど,最後まで亀仙人の道着がベースなのよ。そういう青臭いところが好き。
 ……っていう私のツボを突いてくれたんですね今作は。だから,もし私に弟子や子供ができた時には「よく動き よく学び よく遊び よく食べて よく休む」を叩きこもうと思ってます。おかげさまで私はよく稼ぐことはできておりませんが。

画像集#006のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第568回「ゲイムでゾーンに入る」 画像集#007のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第568回「ゲイムでゾーンに入る」

 ということで,今週はクリアしたゲイムと始めたゲイムがありますよってお話でした。別にゲイムじゃなくても,ゾーンに入る=そのことについて夢中になることは,あなたの人生にとって悪いことではないと思うのです。それって楽しんでいるってことだから。
 なので,自分なりのゾーンに入れるような人生を送れたらいいよね。そんなことを思いつつ今週はこの辺で。お互いよく動き よく学び よく遊び よく食べて よく休む,そんな一週間であったらいいね。

今週のハマりゲイム
PlayStation 4:「三國志14」「龍が如く7 光と闇の行方」「ドラゴンボール Z KAKAROT
Nintendo Switch:「コーヒートーク
iOS:「龍が如く ONLINE
iOS:「ハンドレッドソウル
iOS:「ウイニングイレブン カードコレクション
iOS:「マリオカート ツアー

■■男色ディーノ(プロレスラー)■■
ディーノ選手が所属するDDTプロレスは,2月16日に熊本・熊本市流通情報会館大会「ドラマティックやっちゃるばい!2020」を開催します。ディーノ選手はこの大会に出場しませんが,そのかわりにメチャクチャ練習するそうです。
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    ドラゴンボール Z KAKAROT

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