［CJ 2010］変身・合体・巨大ロボ？　いろいろと驚愕のSF MMORPG「驚天動地II」

　ChainaJoyのMOLIYOブースでムービー展示されていた「驚天動地II」はSFテイストのMMORPGだ。なにやらメカが出てきて戦うなど，ちょっと変わった雰囲気が漂っていたので，さっそく話を聞いてみた。
　なお，本来は「驚」ではなくて，立心偏に京の字なのだが，意味も読みも同じなので，こちらの字を当てている。

　タイトル名に「II」とついているからには「驚天動地」というゲームがある。それは同社がサービスしている他社のタイトルで，邦題は「CABAL ONLINE」となる。とはいえ，「驚天動地」と「驚天動地II」に関連性があるわけではなく，MOLIYOが新作のゲームにそう名付けただけなのだという。ちなみに，中国ではこういった例があまり珍しくない。


　そんな本作は，隕石が降り注ぎ大変なことになり，その後いろいろあって，人間とモンスターが対立するようになったとある惑星が舞台のゲームだ。現在開発中のタイトルで，2010年末にサービス予定ということだが，キャラクターのクラスなどについてはまだ仕様が決まっておらす，これから細部を詰めていくところのようだ。

　
　というわけで，まだ詳しい話は聞けなかったが，二人のプレイヤーキャラクターが合体してボスモンスターに挑めるというのが最大のウリのようだ。ムービーを見る限り，合体というよりも，巨大ロボットを召喚して，搭乗するといったイメージに近い。
　ムービーでは鳥状のロボットが飛来して，変形すると鎧をまとったロボットになるが，そこに人が二人も入るというのはちょっと無理がある気がする。まあ，そのへんは突っ込んではいけないのだろう。

ムーンプリズムパワー！　といいたくなるのは筆者だけ？

　合体した場合，ロボの操作はどうするのか気になるところだが，基本的にチームリーダーがすべての操作をすることになるという。一般の狩りの場合は，最大6人パーティで行動し，ボス戦のときだけ，二人単位で組むことになるようだ。

　ムービーを見ていると，合体のほか，ロボットの召喚や変身といった要素がありそうだが，それらがどのようにゲーム生かされるのかは分からない。敵も，ちょっとやられると巨大化して襲ってくるので，戦隊モノの作法に則っているように見える。


　そんなこんなで，まだまだ開発途上といったゲームなのだが。ゲームエンジンには同社独自のMindPowerが使用されている。MOLIYOは300名の社員のうち，100名以上がゲームの基礎技術に対しての研究開発を行っているという。その成果がMindPowerというゲームエンジンに集結されており，中国では多くの賞を受賞しているようだ。

　現状ではプロモーションムービーしか存在しないので，ゲーム自体について語ることは控えたいが，合体戦闘といったものは日本でも受けそうだ。もちろん，それがどのようにゲームに生かされるのかがキーになるので，実際のゲーム画面を早く見てみたい。