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【PR】コンパクトで静音なゲームPC「CORSAIR ONE i160」は,4Kゲーム時代に最適なゲームマシンだ
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印刷2019/05/11 12:00

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【PR】コンパクトで静音なゲームPC「CORSAIR ONE i160」は,4Kゲーム時代に最適なゲームマシンだ

画像集 No.032のサムネイル画像 / 【PR】コンパクトで静音なゲームPC「CORSAIR ONE i160」は,4Kゲーム時代に最適なゲームマシンだ

 PC周辺機器やPCパーツメーカーとして名高いCorsairが,同社初となるPC製品,それもゲーマー向けに特化したデスクトップPCである「CORSAIR ONE」シリーズを発売したのは2017年のこと(関連記事)。同社CEOの肝いりで始まったというだけあって,当時最高クラスのスペックを,フットプリントの小さな縦長ボディの筐体に収めるという独創的な製品に仕上がっており,国内でも話題を呼んだものだ。

 そんなCORSAIR ONEシリーズの2019年モデル「CORSAIR ONE i160」と「CORSAIR ONE i140」が5月11日に国内でも発売となった。洒落たデザインの筐体はそのままに,内蔵GPUやCPU,ストレージなどのスペックを強化した製品だ。販売代理店想定売価は順に47万9800円(税込)前後39万9800円(税込)前後となっている。
 本稿では,上位モデルであるCORSAIR ONE i160の実機をもとに,その特徴を紹介していこう。

CORSAIR ONE i160(※キーボードとマウスは別売りです)
メーカー:Corsair
問い合わせ先:リンクスインターナショナル(販売代理店)
実勢価格:47万9800円前後(※2019年5月11日現在)
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 先にラインナップの違いを説明しておこう。上位モデルのCORSAIR ONE i160は,CPUには「Core i9-9900K」(以下,i9-9900K)を,GPUには「GeForce RTX 2080 Ti」(以下,RTX 2080 Ti)を採用している。一方,下位モデルのCORSAIR ONE i140は,CPUに「Core i7-9700K」を,GPUには「GeForce RTX 2080」を採用するのが違いだ。
 これらのCPUとGPUの両方に,簡易液冷クーラーを標準搭載しているのも見どころと言えよう。


20cm四方の場所があれば設置できるコンパクトな筐体


CORSAIR ONE i160はPCらしからぬ見た目で,側面がスリットで覆われていることもあり,空気清浄機っぽく見える
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 ゲーマー向けPCには,個性的な見た目をアピールポイントにする製品は多い。しかし,CORSAIR ONE i160ほど,いい意味でPCらしからぬ見た目のPCは珍しいだろう。機材撮影のために,編集部の開いた机にCORSAIR ONE i160をしばらく置いたところ,集まってきた編集部員たちが口々に「PCには見えない」「洒落た空気清浄機かと思った」と言うほどだ。
 ボディの4側面は,つや消し黒で塗装した金属製のパネルで構成し,フィンが並んだ天面からは,内部にある大きめの空冷ファンが透けて見える。左右側面は吸気用のメッシュが並んでおり,確かにデザイン重視の卓上空気清浄機に見えなくもない。

前面(左):上端に電源ボタン,下端にインタフェース類が並ぶ。側面のラインには,カラーLEDイルミネーションが埋め込まれている。背面(右):インタフェース類が並ぶ背面。上側にマザーボードのI/Oパネルがあり,USBポートやサウンド用の端子類が配置されている。下側には電源ユニットと,内蔵グラフィックスカードのビデオ出力が並ぶ
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左側面(左)と右側面(右)は,吸気用のメッシュで覆われているだけで,インタフェースやボタン類はなにもない
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20cm四方の面積があれば設置できる
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 見た目でだけでなく,CORSAIR ONE i160は,卓上に置いても邪魔にならないサイズというのが大きな魅力だ。
 ハイエンドのゲーマー向けデスクトップPCといえば,相応にサイズもあるのが通例なので,とくに日本においては,机の上ではなく下に置いているという人が多いだろう。しかし,CORSAIR ONE i160の本体サイズは,実測で175(W)×197(D)×380(H)mmなので,20cm四方の面積があれば設置できるのだ。
 なお,CORSAIR ONEシリーズは,左右側面と底面から吸気して,熱を持った空気は天面から排気する煙突のようなエアフロー構造を採用しているので,左右と底面を塞がない場所に設置する必要がある。

天面から内部を覗くと,フィンの隙間から大型の排気用ファンが見える(左)。底面からも給気する仕組みで,滑り止めのゴム足は四辺よりも少し内側にある(右)
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 インタフェース類についても,簡単に触れておこう。
 CORSAIR ONE i160はIEEE 802.11ac対応の無線LAN機能を内蔵しており,背面のI/Oパネル部分に付属の無線LANアンテナ2本を取り付けて使う仕組みとなっている。有線LANを利用できない環境でCORSAIR ONE i160を使いたいという場合に役立つだろう。

 前面の下側にもフロントI/Oパネルがあるのだが,ここにVRヘッドマウントディスプレイとの接続を前提としたHDMI 2.0 Type-A出力を1つ備えているのがポイントだ。背面側のビデオ出力インタフェースは,DisplayPort(※バージョン未公開)×3だけなので,HDMIケーブルでテレビやディスプレイと接続したい場合は,前面のHDMIポートを利用する必要がある。

背面のI/Oパネルに無線LANのアンテナを接続した状態(左)。右は前面下部のI/Oパネルを拡大したところで,左から4極3.5mmミニピンヘッドセット端子×1,USB 3.0 Type-A×2,HDMI 2.0 Type-A×1という配置だ
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内部へのアクセスは楽だが,ストレージ交換は難度が高い


 外観の次は,内部構造を見てみよう。
 CORSAIR ONE i160は,ユーザーによるメモリモジュールと内蔵ストレージの交換をサポートしている。また,PCの分解と組み立てに習熟したユーザーであれば,無保証ではあるものグラフィックスカードの交換も可能であるという。

CORSAIR ONE i160のパーツ構成を示した写真
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天面の部品を外したところ。部品の裏に取り付けられていた空冷ファンは140mm径という大型のものだ。空冷ファンの電源ケーブルが本体側とつながっているので,これを外すと天面部品を取り外せる
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 CORSAIR ONE i160の内部にアクセスするときは,天面側から行う。背面上部にある四角いボタンを強く押し込むと,天面の部品が外れて浮き上がるので,手で持ち上げると内部が見えるという仕組みだ。

 さらに内部へとアクセスするには,左右側面のパネルを内部フレームの上端に固定しているネジを外す。片側2つ,両側で4つのネジを外せば側面パネルを外せるのだが,注意しなくてはならないのは,左側面パネルにはCPU用,右側面パネルにはGPU用のラジエータが取り付けられており,冷却液を流すチューブがつながっていることだ。乱暴に扱うと,チューブが破損したり外れたりしかねないので,ていねいに作業をする必要がある。

左側面のパネルを開けた状態(左)。電源ユニットのある側が下側で,CPUを載せたマザーボードがその上にあるのが分かるだろう。CPU上の液冷クーラーから伸びたチューブは,左側面パネルに固定してあるラジエータにつながっている。右はマザーボードを真上から見た状態。Mini-ITX仕様でMSI製のマザーボードを採用していた
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 マザーボード側では,2つのDDR4メモリモジュールとSerial ATA接続の2.5インチHDDにアクセス可能だ。ただ,メモリモジュールはともかく,HDDの側にはグラフィックスカードにつながるPCI Express(以下,PCIe) x16仕様のライザーケーブルがあるため,ストレージの交換は楽ではない。

CPUクーラーの横には,記憶容量16GBのCorsair製メモリモジュール「VENGEANCE LPX DDR4-2666」が2枚取り付けられていた(左)。CPUクーラーにつながるラジエータは,右側面パネルに固定されていた(右)。見てのとおり,ラジエータそのものにファンは付いていない
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マザーボードと電源ユニットの隙間にはめ込まれていたHDDは,Seagate Technology製の「ST2000LM015」(記憶容量2TB)だった。手前に見えるのは,グラフィックスカードにつながるライザーケーブルで,これを外さないと,HDDの付け外しはできない。内蔵する電源ユニットは,Corsair製の「SF600」(右)。SFXフォームファクタ準拠で出力600W,80 PLUS GOLD認証取得の完全モジュール式電源ユニットである
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 右側面パネルを開けると,内部には簡易液冷クーラーを取り付けたGeForce RTX 2080 Ti搭載グラフィックスカードがあり,右側面パネル内側の大きなラジエータとチューブでつながっていた。
 グラフィックスカードの下,マザーボードの裏面側にはM.2スロットがあり,PCIe x4(NVM Express)接続で容量480GBのSSDが取り付けてある。つまり,M.2 SSDを交換するには,グラフィックスカードを一旦取り外さなくてはならないわけだ。以下に掲載した写真を見ると分かるが,グラフィックスカードの周囲にはほとんど余裕がなく,取り外しの難度はかなり高い。

CORSAIR ONE i160の内蔵グラフィックスカード(左)。取り外しには,マザーボードに固定しているネジを外したうえで,PCIe拡張電源コネクタも外し,ライザーケーブルのPCIeスロットからカードを外すという手間がかかる。液冷用のチューブもあるため,難度は高い。右はグラフィックスカード用のラジエータ。CPU用と同じくファンは付いていないが,サイズはCPU用よりも大きい
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 テスト前の機材を撮影していたため,これ以上の分解はリスクが大きいと判断して手を出さなかったが,CORSAIR ONE i160のストレージ交換は,相応に難度の高い作業になると言えそうだ。その意味では,買ったままパーツの交換をすることなく,使い続けるデスクトップPCではないだろうか。


統合設定ソフトウェア「iCUE」で温度やファン回転数を確認できる


統合設定ソフトウェアのiCUE。CORSAIR ONE i160のカラーLEDをカスタマイズできる
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 Corsair製の周辺機器は,統合設定ソフトウェア「iCUE」を使って設定をカスタマイズしたり,LEDイルミネーションの制御を行えるようになっている。CORSAIR ONE i160もそれは同様で,本体前面パネルに埋め込まれたライン状のカラーLEDの発光パターンや発光色をカスタマイズ可能だ。
 今どきのカラーLEDらしく,CORSAIR ONE i160のイルミネーションは発色が良好で,気に入った色で光らせたいという要望に応えられるだろう。

iCUEでLEDイルミネーションの色を変更した例。左から赤,黄,緑,水,青,紫,白の順だ
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 ただ,CORSAIR ONE i160の場合,iCUEでは単にカラーLEDをカスタマイズするだけでなく,PC製品ならではの機能も利用できる。それが「グラフ」という機能で,簡単に言えばファン回転数やCPUおよびGPUの動作温度,簡易液冷ユニットのモーター回転数を確認するという機能である。
 実際に高負荷で動作させ続けて動作状況を確認してみたが,簡易液冷ユニットを標準装備しているだけあって,GPU温度が60℃を超える様子はなかった。適宜動作状況を確認することで,不具合が生じていないかどうか確認するのに役立ちそうだ。

iCUEのグラフ機能では,GPUやCPUの温度,ファンや簡易液冷ユニットの動作状況を確認できる
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CORSAIR Diagnostics
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 iCUE以外にも,CORSAIR ONE i160にはハードウェアやWindowsの設定を確認するツール「CORSAIR Diagnostics」がプリインストールされている。これは,PC診断ツールメーカーであるPC-Doctor製のシステム診断ツールを,Corsair製品向けにカスタマイズしたもののようだ。
 CORSAIR DiagnosticsWindows Updateの確認やセキュリティソフトの動作状態を確認したり,ハードウェアの信頼性テストを定期的に行ったりできるので,ユーザーが問題を早期に洗い出すのに役立つ。
 CorsairはPC専業のメーカーではないが,こうしたPCユーザーにとって役立つツール類をきちんと用意している点は,CORSAIR ONE i160の評価できるポイントであると思う。


RTX 2080 Ti+i9-9900Kのパワーは圧巻


 さて,そろそろ肝心の性能チェックを進めてみよう。
 冒頭でも触れたとおり,CORSAIR ONE i160はGPUにRTX 2080 Tiを,CPUにはi9-9900Kを搭載するという,現時点で購入可能なゲーマー向けデスクトップPCの中でもトップクラスのスペックを有する。テストに使用した環境はのとおりだ。

表 CORSAIR ONE i160のテスト環境
CPU Core i9-9900K(定格クロック3.6GHz,最大クロック5GHz,8C16T,共有L3キャッシュ容量16MB)
マザーボード 未公開(※Intel Z370チップセット採用)
メインメモリ Corsair VENGEANCE LPX DDR4-2666 PC4-21600 DDR4 SDRAM 16GB×2
グラフィックスカード 未公開(※GeForce RTX 2080 Ti採用,グラフィックスメモリ容量11GB)
SSD 未公開(※PCIe x4接続,容量480GB)
HDD Seagate Technology ST2000LM015(Serial ATA接続,容量2TB)
電源ユニット Corsair SF600(定格600W)
OS 64bit版Windows 10 Home(Build 17763.475)
グラフィックスドライバ GeForce 430.39 Driver

 これだけハイスペックなPCであれば,1920×1080ドットのフルHD解像度で使うのはもったいない。そこで今回は,CORSAIR ONE i160を4K表示可能な液晶テレビと接続して,4Kでのゲームプレイを想定した簡単なテストをいくつか行ってみることにした。

 まずは定番の3Dグラフィックスベンチマーク「3DMark」から,DirectX 11ベースで4K解像度のテスト「Fire Strike Ultra」を実行してみよう。総合スコアである3DMark Scoreは「8256」という非常に高い数値で,3DMarkのスコア検索ページ「3dmark.com」によると,「4K gaming PC」の標準的スコアを約49%も上回る結果となっている。

CORSAIR ONE i160におけるFire Strike Ultraのスコアを,3dmark.comに蓄積されたスコアと比較したグラフ
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 同様に,3DMarkのDirectX 12テスト「Time Spy」から,4K解像度を前提とした「Time Spy Extreme」を実行した結果が以下のグラフとなる。

CORSAIR ONE i160におけるTime Spy Extremeのスコアを,3dmark.comに蓄積されたスコアと比較したグラフ
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 これまた結果は圧倒的で,「6215」というスコアは,4K gaming PCの標準的スコアを約85%も上回った。
 また,グラフでの比較機能はないのだが,DirectX Raytracing向けのテストである「Port Royal」のスコアは「8345」と,オーバークロック仕様のPCを除けば,トップクラスの性能を発揮している。

 VR対応PC向けのベンチマークソフトである「VRMark」でもテストを行ってみた。今回は,DirectX 12ベースのテスト「VRMark Cyan Room」と,将来のVRコンテンツを想定した非常に高負荷なテスト「VRMark Blue Room」の2種類を実行している。

 まずVRMark Cyan Roomだが,総合スコアは「14116」で,3dmark.comに登録されている同一テストによる結果の上位2%に入るほど高いスコアを記録した。
 なにより,「Target Frame Rate」(目標平均フレームレート)が88.9fpsのところ,CORSAIR ONE i160の平均フレームレートは307.73fpsに達しているのも見どころだ。これだけ高性能であれば,既存のVRコンテンツを高画質設定で快適に楽しめること請け合いだろう。

CORSAIR ONE i160におけるVRMark Cyan Roomのスコアを,3dmark.comに蓄積されたスコアと比較したグラフ
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 VRMark Blue Roomのスコアは「4570」で,これは同一テストによる結果の上位6%に入るほど高いスコアだ。目標平均フレームレートの109fpsには及ばなかったが,CORSAIR ONE i160における平均フレームレートは99.62fpsに達しており,設定次第では5K解像度を想定する将来のハイエンドVRコンテンツにも対応可能と言えよう。

CORSAIR ONE i160におけるVRMark Blue Roomのスコアを,3dmark.comに蓄積されたスコアと比較したグラフ
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 実際のゲームにおけるフレームレートも見ておこう。
 まず,ベンチマークレギュレーション22.0でも採用している「Far Cry 5」を,4K解像度かつ「最高」プリセットに設定したうえで,レギュレーション22.0では規定していない「HDテクスチャ」もオンにした負荷の高い設定でテストしてみた。
 画面は掲載できないのだが,3回計測して平均フレームレートは77fps,最小フレームレートは68fpsと,4K解像度でも快適なプレイが可能であることがうかがえよう。実際にプレイもしてみたが,敵味方の銃弾が飛び交う戦闘中の場面でも,V-Sync有効時のフレームレートは60fpsに貼り付いており,下がる様子がないほどだった。

 もう1つ,PC版「バイオハザード RE:2」でもテストを行っている。ベンチマークモードがないタイトルなので,ごく普通にプレイしただけだが,DirectX 12モードで4K解像度,グラフィックスメモリを非常に多く消費する「テクスチャ品質」を「1GB」にした以外は,すべての設定を最大まで上げた状態でのプレイとなる。
 すると,こちらもフレームレートはほぼ60fpsに貼り付きっぱなしで,ごくまれに59fpsに下がることもあるというくらいの安定した表示を実現していた。

 CORSAIR ONE i160であれば,4K解像度かつ最高品質でのゲームプレイも軽々とこなせるだろう。


高負荷でも動作音が静かな点は大きな魅力


CORSAIR ONE i160のテスト環境。動作音を確認すべく,あえて机の上に置いている
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 ゲームをプレイしていて気付いたのだが,CORSAIR ONE i160の大きな長所は,高性能でありながら静音性も高いという点にある。

 今回のテスト環境は,会議室の机にCORSAIR ONE i160を設置して,その前にキーボードを置くという状態だったのだが,動作音は実に静かで,エアコンの音に紛れてしまうほどであった。高負荷な状態が続くと,さすがに多少はファンノイズが聞こえるようになるものの,ゲームの音声でかき消されてしまう程度である。

 実際にCORSAIR ONE i160の動作音を録画した動画を掲載しておこう。テスト用アプリケーションには3DMarkを使用し,Port Royalのデモモードをループ設定で再生させ続けるという状況だ。録音用のビデオカメラは,テスト環境における筆者の頭と同じ位置に設置した。CORSAIR ONE i160とカメラの距離は,おおよそ60cmである。
 ベンチマーク開始直後は,ほとんど音が聞こえないはずだ。開始3分後にはファンの回転数が上がっているのだが,音量をある程度上げないと聞き取れない。1時間経過しても,動作音は3分後とほとんど変わっていないのが分かるだろう。


 ハイエンドのゲームPCといえば,高負荷時の動作音が気になるものだ。しかし,GPUとCPUのデュアル液冷を採用するCORSAIR ONE i160は,机の上に置いても騒音の発生源にならないのが大きな利点と言えよう。


コンパクトで静音で高性能。価格に見合った魅力を備えるCORSAIR ONE i160


CORSAIR ONE i160の製品ボックス
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 冒頭でも触れたが,CORSAIR ONE i160はかなり高価なPCであり,価格がハードルとなる点は否めない。しかし,値段分の価値はある製品であるのは間違いない。現時点で最高性能のCPUとGPUを採用し,それらを簡易液冷ユニットで冷却することで,20cm四方でも設置できるコンパクトな筐体と優れた静音性,そして高い性能を両立している点は特筆すべき利点だ。メインメモリ容量やストレージ容量も不足がなく,隙と呼ぶべき点が見当たらない。

 4Kディスプレイやテレビと組み合わせて,高画質に設定したゲームを満喫するのもいいし,机の上にも設置できるサイズと静音性を生かして,VRヘッドマウントディスプレイをつなげてVRゲームに利用するというもよさそうだ。
 価格の点で人を選ぶ製品であるのは確かだが,それだけの金を払ってでも買いたくなるPCとして,CORSAIR ONE i160のようなPCがあってもいいのではないだろうか。

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CorsairのCORSAIR ONE i160製品情報ページ

  • 関連タイトル:

    Corsair Gaming(旧称:Vengeance Gaming)

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