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[gamescom]「Homefront: The Revolution」のプレイレポート。ゲリラ戦のリアルな雰囲気は特筆もの
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印刷2015/08/07 13:43

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[gamescom]「Homefront: The Revolution」のプレイレポート。ゲリラ戦のリアルな雰囲気は特筆もの

画像集 No.001のサムネイル画像 / [gamescom]「Homefront: The Revolution」のプレイレポート。ゲリラ戦のリアルな雰囲気は特筆もの
 Deep Silver傘下のDambuster Studioが手掛ける「Homefront: The Revolution」PC / PS4 / Xbox One)のプレイアブルデモがgamescom 2015に出展されていたので,さっそくプレイしてみた。

 前作「Homefront」は2008年にTHQからリリースされたが,当時すでに激戦となっていたFPS市場でオリジナリティを十分に発揮するには至らなかった。その後2011年に続編の制作が明らかにされたものの,2012年末にTHQが倒産。「Homefront」の権利はCrytekへと譲渡され,Crytek UKによる「Homefront: The Revolution」の開発が始まったが,そのCrytek UKも経営難を迎えることとなり,「Homefront: The Revolution」の権利と開発チームは2014年の夏にDeep Silverへと移って再スタートすることになったという,なんとも複雑な経緯を辿っているのである。

 本作の舞台となるのは,北朝鮮軍によるアメリカへの侵攻が始まって4年後,そして完全に占領されてから2年後にあたる,2029年のフィラデルフィア。前作のクライマックスだった「サンフランシスコの戦い」も一時的なものでしかなかったという設定で,アメリカ各地ではKPA(Korean People's Army)が主導する強権政治と洗脳教育による抑圧が進んでしまっているようだ。

 そんな状況下で,アメリカ人の一部は旧式の武器や違法インターネット網を駆使してレジスタンス活動を展開しており,その最前線となるフィラデルフィアでの抗戦に身を投じていくのが,「ルーキー」というコールサインを与えられた主人公のEthan Grady(イーサン・グレイディ)となるわけだ。

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 gamescom 2015会場に設けられた本作のデモブースは,北朝鮮による占領という設定を強く印象付けるためか,さまざまな趣向が凝らされていた。KPAの兵士たちが来場者を内部へと“連行”するかのようにシアターに押し込めると,やがて非常警報が鳴り,レジスタンスの民間兵たちが乱入してくるという演出でムービーが始まる。それが終了すると,隣の部屋に置かれたプレイアブルデモを試遊できるという流れになっていた。ちなみに試遊台に設置されていたのは,Xbox Oneのコントローラが接続されたPCのようだった。

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 今回プレイできたミッションは「ゲリラ・トレーニング」という名前だったので,本作の序盤だと思われる。その内容は,「フィリー・アルファ」というコールサインを持っているらしい女性に指示される形で,廃墟となった工場地帯の中をネズミのように駆け回りながら,ほかの仲間たちとレジスタンス活動を展開するというもの。

 主人公は,装甲車と共にパトロールしているKPA兵士の頭上へ,ガソリン満タンのドラム缶を投下させるという役目を与えられ,その後地上に降りて生き残りのKPAやドローンたちと交戦しつつも,ひとまず逃げることになる。大きなゲリラ戦の中のほんの一部に参加しているという雰囲気が良く伝わってきて,オープンワールド型のゲームながらも,スクリプトシーンによってうまくストーリーが展開している印象だ。

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 さて,追っ手を振り切った主人公が画面に表示されたマーカーへと走っていくと,廃屋の中にフィリー・アルファが待機しており,今度はダートバイクを使って所定の場所まで行き,そこに捕らえられている仲間を救出するよう指示を受ける。

 ここでは事前に見たムービーにも収録されていた,トタン板で作られたスロープをバイクで走り抜けるというシーンを実際にプレイすることになったのだが,筆者はてんてこ舞い。今考えると,オープンワールドなので無理にその道筋を辿る必要もなかったと思うが,ゆっくり進むとうまくスロープを登り切れなかったり,スピードを保とうとすると,うまくコントロールできずにブロック塀や捨て置かれた旧アメリカ軍の乗り物にぶつかってしまったりという感じだ。
 KPA兵士は強力な武器を携帯しているうえ,こちらを見つけるとすぐに援護要請をして,さらなる兵士が登場するので,まずはステルス性重視で移動するのが無難だと思われた。

 苦労しながらようやくたどり着いた場所には,残念ながら仲間はいなかった。事前にみたムービーでは,敵の狙撃で負傷した仲間がいたのだが……。殺されたのか,別の場所へ連行されたのか,それとも別のレジスタンスが救出したのかは定かではないが,このゲーム世界の中ではリアルタイムでさまざまなイベントが発生しているようだ。

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 「Homefront: The Revolution」は,続編というよりリブート作品的な色が強いようだ。実際にプレイした印象ではレジスタンス活動の臨場感がうまく演出されており,ここにオープンワールド型のゲームプレイがどのように絡み合っていくのかに要注目と言えるだろう。
 2016年中の発売予定ということで,今後も詳しい情報が徐々に明らかにされるはず。何度も開発中止の危機に遭遇しながらもここまで来ているということは,そのポテンシャルの高さゆえかもしれない。今後も,その動向にはしっかりと注目していきたいところである。

「Homefront: The Revolution」公式サイト

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