幻想的な夜景が非常に印象的だったXbox One向けのパズルアドベンチャー「
NERO」を開発したイタリアの独立系デベロッパStorm in a Teacupが,新作となる探索アドベンチャー「
Lantern」のプレイアブルデモを,gamescom 2016の1C Companyブースで初公開した。
「Lantern」はその名称どおり,宙に舞うランタンをコントロールするだけという,直接的なアクションや頭をひねるようなパズルのない,“ユルい系”のラウンジゲームなどと呼ばれるジャンルに属するタイプのゲームだ。
物語は,独り身の美しいお姫様がその寂しさを紛らわすために,
「愛」と簡体字で書かれたランタンをお城から飛ばしたことに始まり,そのランタンが風に乗って自由に空中を舞いながら,その愛の力で灰色の世界に色付けしていくというシンプルな内容になっている。
Storm in a TeacupのCEOでありクリエイティブディレクターとして,幻想的な世界を描き続けるカルロイヴォ・アリモ・ビアンチ(Carloivo Alimo Bianchi)氏
![画像ギャラリー No.001のサムネイル画像 / [gamescom]アジアンテイストの世界に舞うランタンを追う探索アドベンチャー「Lantern」のプレイアブルデモが公開](/games/353/G035345/20160820012/TN/001.jpg) |
ゲーム内は,桂林のような岩山が連なるロケーション広がっており,中国風の建物に日本風の鳥居や太鼓橋が混在するといった,いかにも
ヨーロッパ人の考えるアジアといった雰囲気。お姫様も日本風の着物を,漢服のようにしっかりと着こなしている。カットシーンは存在するものの,台詞やテキストによるストーリーは用意されておらず,そもそもポイントを得るというゲーム的な要素も少ないのが特徴で,プレイヤーは自分の気の向くままにでゲームを進めていくことになる。
「Lantern」は,PCゲームとしてSteamで2016年11月に配信される予定になっており,HTCの
「Vive」およびOculus VRの
「Rift」向けのVRゲームとしてもリリースされる。ゲーム的な遊びを求めた筆者は,ランタンを高速で飛行させ過ぎたために,少し酔ってしまったが,実際にはスピードも自分好みに調整できるとのこと。無理に鳥居を潜ってやろうなどとは考えずに,あてもなく彷徨いながら,情景の中に溶け込んでリラックスしながらプレイするのが良さそうだ。