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待望の“ドラゴン”が出現した「ハリー・ポッター:魔法同盟」初の公式リアルイベント「Fan Festival Indianapolis 2019」をレポート
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印刷2019/09/03 19:49

イベント

待望の“ドラゴン”が出現した「ハリー・ポッター:魔法同盟」初の公式リアルイベント「Fan Festival Indianapolis 2019」をレポート

 2019年8月31から9月1日にかけて,NianticとWB Gamesが運営するスマホ向けAR(拡張現実)ゲーム「ハリー・ポッター:魔法同盟」iOS / Android)初の公式リアルワールドイベント「Fan Festival Indianapolis 2019」が,アメリカ・インディアナ州のインディアナポリスで開催された。このイベントに参加し,街のど真ん中に位置するホワイトリバー州立公園を実際に歩き回ってきたのでレポートしよう。

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 「ハリー・ポッター:魔法同盟」は,「ポケモンGO」(正式名称はPokémon GO,iOS / Android)で知られるNianticと,J.K.ローリング氏の小説シリーズでお馴染み「ハリー・ポッター」及び「ファンタスティック・ビースト」の映像・ゲーム開発権を持つWB Games San Francisco(Portkey Games)が共同開発した最新のゲームアプリで,アメリカやイギリスでは6月21日にローンチしたばかりだ(日本配信は7月2日)。

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 Nianticの資産であるARと位置情報技術を活かした「探索」「フィットネス」,そして「現実世界でのソーシャルアクティビティ」を3本柱としたARゲームで,魔法が現実にあふれ出してしまう「カラミティ」という大災害が発生したマグルの世界を舞台に,国際魔法使い連盟のメンバーであるプレイヤーたちがタスクフォースを結成して,大災厄の謎を解き明かすストーリーになっている。

 この「Fan Festival Indianapolis 2019」においては,カラミティがかつてないほど異常な活動を始め,同サービスでは初めてドラゴンたちがマグルの世界に登場。魔法界のさまざまなクリーチャーや,アーティファクト,人々,さらには記憶の書までがわき出てしまったという。イベントの参加者は,今回の事件を終息させるために魔法省から監督官として選ばれた,ドラゴンの使い手であるチャーリー・ウィーズリーの指揮のもとで,マグルの世界に飛ばされたドラゴンを捕まえ魔法界に帰してやることが任務になるのだ。

イベント会場でアプリを起動すると,イベントが開始。何人の日本人が参加しているかは不明だが,アプリ内のイベントの文言が完璧に翻訳されていて感心した。紫色のアイコンはイベント用などに使われる「風変わり」のもので,これをタップすればドラゴンとの戦いが始まる
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後述するが,この看板をしっかりと読み込んでさえしていれば,すべてのドラゴンを10匹ずつ揃えることもできていたはずなのに!
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ついにマグルの世界にドラゴンたちが出現した!


 さて,「Fan Festival Indianapolis 2019」の初日だった8月31日は,雷を伴うちょっとした嵐だったが,30分もすると雨も上がって続々とイベント参加者たちが集まり始めた。イベント会場に受付はなく,チケットを購入していた人であればイベントがすでにアンロックされているという仕組み。そのため,当初筆者は何をして良いのか分からず,とにかくゲームをプレイしながら,人が多くいるほうへ向かおう……などと思いきや,受付同様に人が多く集まっている場所もない。イメージとしては,スタート地点のないジョギング大会といった感じで,とにかく朝から夕方までホワイトリバー州立公園を歩き回って,ドラゴンを確保し,その卵を回収してまわるのである。

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 会場となったホワイトリバー州立公園は,政府の関連建物が点在するダウンタウンの西側に,南北に流れるミシシッピー河の支流,ホワイト川を跨ぐように整備された公園だ。ホワイト川の東岸側には,南北戦争時の野営地として整備されて現在に至る“ミリタリーパーク”やインディアナ州立博物館があり,西岸側には州立動物園と,川に沿って続くウォーキングトレイルがある。

 「Fan Festival Indianapolis 2019」においては,北東のミリタリーパークが「Magical Games & Sports」,その南の州立公園緑地とセレブレーション広場が「Hogwarts School」,そのさらに南のコンサート緑地が「Dark Arts」,さらに西岸側の動物園の周囲と,そこに至るまでの橋が「Care of Magical Creatures」という4つのセクションに分かれており,それぞれ異なる種類のドラゴンたちが出現していた。

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 イベント向けに出現スポットなどが増加されているのは,「ポケモンGO」と同様だが,「ハリー・ポッター:魔法同盟」では普段は出現しない「風変わり」(Oddities)というスポットのアイコンがマップ中に点在し,これらがドラゴンのいる場所となっていた。ドラゴンは,「ウェールズ・グリーン普通種」「A・N・オパールアイ種」「中国火の玉種」,そして「ペルー・バイパーツース種」の4種類で,それぞれを10匹,その卵を4種類ずつ集めて回ることで,登録簿の「風変わりIII」と「風変わりIV」のアートワークがアンロックされていく(プレイヤーレベルによって,ドラゴンを20匹,卵のかけらを12個ずつというように変化する)。今回のイベントでは,なぜか「風変わりII」のエルクリングやレプラコーンもランダムに発生していた。

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 卵は頻繁に遭遇できたので,筆者は午前中に4種類すべてを回収できたが,その時点でルールを十分に把握していなかったばかりに,ドラゴンの獲得に苦労することになる。15:00頃には州立公園の中央あたりでウェールズ・グリーン種とA・N・オパールアイ種を10匹ずつ獲得できたのだが,中国火の玉種やペルー・バイパーツース種がどこにいるのかまったく分からない。
 日も暮れ始めた頃になって,参加者が「ペルーはこっちだな」と話し合っているのが聞こえてきたので,「あ,なるほど。地図にあった4つの地域ごとに出現するんだ」とようやく気付いた次第で,結果としてはミリタリー公園でペルー・バイパーツース種が3匹,コンサート緑地にて中国火の玉種を1匹見つけてイベントは終わってしまった。

ドラゴンの攻撃を防御スペルで自衛すれば9ポイント,自衛に失敗すれば12ポイントを削られる。一方で,攻撃に転じると最低でも20ポイントの打撃を与えることができたので,倒すことそのものは難しくはなかった。今回は普通種ばかりだったが,今後ゲームが成熟していくうえで,さらに強力なビーストたちが出てくるはずだ
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「ドラゴンの日」開催決定。普段は出現しないドラゴンをその手に


 NianticとPortkey Gamesは,2日間のイベントで15万匹のドラゴンを魔法界に帰してやることができれば,マグルの世界中にドラゴンたちが出現するイベント「ドラゴンの日」を開催するという,グローバルチャレンジをアナウンスしていたが,ファンフェスティバル初日のファンたちの奮闘によって,15万匹はいとも簡単にクリアされてしまった。

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 このドラゴンの日は,各タイムゾーンで3時間に限定されたイベントであり,日本を含むアジア太平洋地域では2019年9月7日の12:00から15:00に開催される。加えて,ドラゴンの日には各地域に普段は出現しないドラゴンが現れるので,気になる人は奮って参加しよう。

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 またグローバルチャレンジでは,回収された卵の数がそれぞれ100万個集まると,全世界のプレイヤーに報酬が配布されるという特典付きだった。こちらもすべてアンロックされており,「獲得XPが25%UP」「ポートキーの距離が半分」「魔法薬調合時間が半分」,そして「闇検知器の時間が2倍」というボーナスが,日本時間9月10日2:00まで有効になる。来週にかけて日本のゲーマーもドシドシとプレイしていきたいところである。



 第1回となったファンフェスタ「Fan Festival Indianapolis 2019」にどれほどのファンが参加したかは不明ではあるものの,会場にはイベントに参加するためにブラジルからインディアナポリスまでやってきたという人もいたし,フランス語,スペイン語,中国語,韓国語,そして日本語も聞こえてくるなど,「ハリー・ポッター」が世界的に愛されているIPであるのが印象付けられた。

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 さらに言えば,おじいさんから子供までの幅広いゲーマー層を獲得しているのは確かなようで,親子三世代で参加している人も珍しくはなかった。ビッグサイズな人たちが,健康のためにプレイしているのも間違いないようで,ゲームを楽しみながらフィットネスにも役立つという,「ポケモンGO」と同じ効果もしっかりと感じられた。

 歩数計アプリの情報によると,日が暮れた20:00の時点で,距離14km,歩数にして2万686歩,そして840キロカロリーを消費して,筆者はこの日のイベントを終えたのだった。

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