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「ぷよぷよファイナルズ SEASON4」レポート。今シーズン,好成績を残した8名のプロが最後の激突!
2021年4月に開幕したSEASON4の最終決戦には,計4回行われた「ぷよぷよチャンピオンシップ」の優勝者であるlive選手,ぴぽにあ選手,fron選手,SAKI選手に加え,公式認定大会で獲得する「ぷよぷよランキングポイント」上位のともくん選手,飛車ちゅう選手,meta選手,へーょまは選手が出場した。
なお,優勝者には賞金100万円,スポンサーからの副賞50万円を加えた,史上最高額となる150万円が贈られる。
出場選手8名は2つのブロックに分かれて,10勝先取のリーグ戦を行い,勝利数で順位を決定。上位1名ずつが決勝へと進出する。決勝は1セット10勝で,2セットを先取したほうが勝利となる。
Aブロックはチャンピオンシップ優勝経験者3名がひしめく激戦区となった。1戦ごとにファンの熱い声援が配信のコメント欄に飛び交ったが,その中でとくに目立った活躍を見せたのがともくん選手だ。直前のチャンピオンシップ優勝者であるSAKI選手を初戦で下すと,live選手とmeta選手にも大差をつけて勝利している。対する3選手の調子が悪いわけではないぶん,凄まじい勢いを感じた。
一方のBブロックで頭角を現したのはぴぽにあ選手だ。今シーズンはSTAGE2で優勝しながらも,以降2大会は四天王入りすら叶わず。しかし,ここに来てその実力を発揮し,飛車ちゅう選手を10-5,へーょまは選手を10-4,そして盟友であるfron選手をも10-5で下し,Bブロック唯一の全勝選手として決勝進出を果たした。
解説陣も思わず興奮するような素晴らしい試合が繰り広げられたので,ぜひ大会のアーカイブ映像を見てほしい。
決勝戦は,ともくん選手とぴぽにあ選手による全勝同士の好カードとなった。両者はファイナルズの優勝経験があり,2度目の年間王者という名誉がかかった一戦だ。
決勝戦は序盤から本線,セカンド,サードまで連鎖が続く,激しい応酬となった。中盤,ともくん選手が盤石の本線10連鎖を決めて6-4とリードを広げると,そこからさらに破竹の3連勝。セットポイントを迎える。ぴぽにあ選手は1ポイントを返し,続くゲームでも先に本線の10連鎖を打つが,ともくん選手は負けじと10連鎖をお返し。セカンドが組みきれなかったぴぽにあ選手が打ち負けてしまった。
1セットを先取し勢いづいたともくん選手は,次のセットもなんと開幕から3連勝。ぴぽにあ選手も決して調子が悪いわけではないが,MCの椿さんが“魔王”と呼ぶほどの強さを発揮するともくん選手が常にポイントを先行する流れが続き,9-6のスコアでマッチポイントとなった。
しかし,昨シーズンの覇者であるぴぽにあ選手も,ここであっさり崩れてしまうわけはなく,逆転のぷよの引きをたぐり寄せ,ともくん選手のミスも誘い2連勝。逆転を信じて食い下がる。
リーチをかけているともくん選手だったが,続く試合では解説のmomoken氏が「らしくない」と評した焦りが見られ,ぴぽにあ選手の2連鎖で3段のおじゃまぷよをもらってしまう。やや不利となったものの,ここから4連鎖で反撃すると,ぴぽにあ選手の本線を発火させることに成功。この直後,ともくん選手は本線の10連鎖を発火し,セカンドを組めなかったぴぽにあ選手は万事休す。ともくん選手が2度目のファイナルズ覇者となった。
今シーズンは結果を残せず悔しかったが,ファイナルズに向けて「迷わないように」練習をしてきたというともくん選手。10勝先取の長丁場ではミスもあったが,それを気にせずに突き進んだことが勝利に繋がったと語った。
4月には早くも次期シーズンのチャンピオンシップが開催される。また10月開催の「全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2022 TOCHIGI」のエントリーもスタートしている。今年の「ぷよぷよ」シリーズ大会も,大いに盛り上がることだろう。
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