【PR】中つ国の地形を再現したファンタジー戦略RPG「ロード・オブ・ザ・リング：戦いの幕開け」を紹介。軍勢を率いて，ひとつの指輪を手に入れろ

　NetEase Gamesは，J.R.R.トールキンの小説「指輪物語」と，ピーター・ジャクソン監督の映画「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズを題材にした“ファンタジー戦略RPG”「ロード・オブ・ザ・リング：戦いの幕開け」（iOS / Android）を2022年4月14日にリリースした。

「ロード・オブ・ザ・リング：戦いの幕開け」公式サイト

「ロード・オブ・ザ・リング：戦いの幕開け」ダウンロードページ

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　本作でプレイヤーは，中つ国に存在するローハンやゴンドール，ロスロリアン，それにモルドールやアイゼンガルドといった，10の勢力の中の1つに所属し，拠点となる領土を運営しながら，軍団を集め，「ひとつの指輪」を巡る戦いに挑む。巨大なマップに大勢のプレイヤーが参加し，それぞれが所属する勢力の勝利のために戦う，大規模なストラテジーゲームである。
　本作の舞台となるのは「中つ国」であり，時代背景は第三紀となる。エルフ，人間の同盟と冥王サウロンが激突した最後の同盟の戦いの後から，力の指輪が去るまでの時代だが，3000年以上続いた第三紀全体を扱っているため，映画の時点では滅びていた国や，戦いで命を落とした人物も登場する。

　本作最大の特徴は，中つ国の地形を可能な限り忠実に再現しているところだ。ホビットたちが住んでいる「ホビット庄」，旅の仲間が訪れた「裂け谷」やロスロリアンの都「カラス・ガラゾン」といったロケーションが再現されており，ファンはマップを眺めているだけでも楽しめるだろう。


　本作に登場する10の勢力は，「指輪物語」の設定に基づいて中つ国に存在しており，各々の拠点から勢力圏を広げていくことになる。原作では，自由の民の勢力と冥王サウロンの勢力による，中つ国の存亡をかけた戦いが繰り広げられるが，本作では“戦いにおいて”その区別はなく，すべての勢力が等しく敵になり得る，というifの展開が繰り広げられる。何と戦うかはプレイヤーの意志に委ねられており，原作ではありえなかった戦いの歴史が紡がれていくのだ。

　本作に現時点（2022年4月15日）で登場する10の勢力を，原作での設定とゲーム内での特徴を交えて紹介しよう。



　ゲーム内における，各勢力の違いを順番に説明しよう。
　まずひとつ目の違いは「自由の民の勢力」と「冥王サウロンの勢力」だ。どちらに就くかで仲間になるキャラクターが異なってくる。例えばアラゴルン2世やレゴラスといったキャラクターは，ゴンドールやロスロリアンといった自由の民側の勢力でしか仲間にならない。逆にサルマンやアングマールの魔王といったキャラクターは，冥王サウロン側の勢力でしか仲間にならない。

映画の名シーン。角笛城での戦いでエルフの援軍を引き連れてきたハルディア

ローハンの盾持つ乙女，エオウィン

　サウロンが自由の民を助ける……といった，小説・映画の根幹を覆すようなことはない一方，キャラクターは劇中で存命かどうかに限らず，登場するのも面白いところだ。アラゴルンやレゴラス，フロドといった，劇中の主要キャラクターはもちろんのこと，例えば，エルフの上級王であるギル＝ガラドや，アルノールの王エレンディルなど，映画のプロローグで描かれる「最後の同盟の戦い」で命を落とした人物も登場する。ゴンドールの最初の王イシルドゥアと，その遠い子孫であるアラゴルン2世が肩を並べて戦う，というようなこともできる。その他にも「え？　そんな人まで登場するの？」というようなマニアックなキャラクターも多い。

冥王サウロン勢力のマニアックキャラ，ゴルバグさん。オークの隊長で，劇中ではキリス・ウンゴルでシェロブに刺されたフロドたちを発見する

　これらのキャラクターはゲームでは「指揮官」として登場し，プレイヤーの軍勢を率いて戦ってくれる。各キャラクターは劇中での活躍を再現した固有のスキルを持っており，自分の軍勢をどのキャラクターに指揮させるかに頭を悩ませることになりそうだ。
　ちなみにキャラクターのビジュアルは映画と同じ。登場するキャラクターは基本的には映画に出てきているので，どこに出ているのか，改めて映画を見返してみても面白いかもしれない。


　ふたつ目の違いは「雇える部隊」だ。と言っても，各勢力によって初期に雇える部隊が異なるだけで，拠点が成長してくれば他の勢力の部隊も雇えるようになる。例えば，アルノールでは人間の部隊しか雇えないが，拠点を大きくしていけばエルフやドワーフの部隊も雇えるようになる。
　しかし，ここでも「自由の民の勢力」と「冥王サウロンの勢力」の違いはあり，ウルク＝ハイなどの部隊は自由の民の勢力では雇えない。その逆もまたしかりだ。

　そして，上記の勢力紹介の通り，各勢力には「特徴」と「特殊兵種」が用意されている。特徴は「資源産出にボーナスがつく」「徴兵コストが安くなる」といったもので，冥王サウロン側の方が効果が強い傾向にある。
　特殊兵種は「その勢力だけが雇える強力な部隊」で，終盤の戦いの要になりそうだ。

拠点が大きくなれば，自勢力以外の部隊も雇える。しかし，固有部隊だけは別だ

それぞれの勢力圏を広げ，ひとつの指輪を手に入れろ

　本作の地形はタイルで描かれており，拠点などの支配域から隣接する領地を獲得してプレイヤーの支配域を広げていくことになる。プレイヤーの初期配置は選んだ勢力が支配する地域となり，そこから領地を広げ，来るべき戦いに備えていくのだ。

　領地を獲得すれば，拠点の生産とは別に，それぞれのタイルから資源が得られる。領地を増やせば増やすほど資源獲得量が増えるので，より戦力を充実させて戦えるようになるというわけだ。
　領地には「戦力」という値があり，基本的には，この戦力値が高いほど，強い軍勢が守備し，占領が難しくなる。しかし，戦力値の大きさに比例して，得られる資源の量も増えるので，戦力を揃えて，徐々に戦力値の高い土地を占領していこう。


　また，この「戦力」はプレイヤーの成長にも欠かせない要素ともなる。プレイヤーにはそれぞれ指輪が与えられており，これを鍛えることで，例えば「土地の領有数」だったり，「資源の獲得量が〜％アップ」したりといった恩恵が得られる。この指輪を鍛えるために戦力値を消費する必要があるのだ。
　戦力値は占領した土地の戦力に応じて，その入手量も増えていく。より多くの土地を占領すれば，それだけ指輪も成長して，さらに土地を占領できるようになる。


　各地には，イシルドゥアとアナーリオンの巨大な石像がある「アルゴナス」や，劇中で旅の仲間が通った「モリア」などの有名なロケーションや，戦略上の重要拠点があり，それらも占領可能だ。例えば川を渡るためには「渡り場」を占領したり，山脈を越えるためには「地下道」を押さえたりする必要がある。初期の勢力圏は決められているため，地政学的に戦略を考える必要があり，このあたりは中つ国を舞台にした本作ならではの面白さになるだろう。
　また，勢力内の仲間同士で「フェローシップ」（ゲーム内の表記では「仲間」）を設立して，勢力よりは小さいまとまりで協力し合える。建築時間の短縮といった支援を受けたり，仲間の砦を築いたり，他の勢力に宣戦布告したり，といったことができるので，基本的には「仲間」に所属して戦いを繰り広げていくことになるだろう。

　ゲームはシーズン制で，1シーズンは約3か月で終了する。1シーズン内にも，時期に応じて，例えば「サーバー全体で18000体のモブを倒す」「サーバー全体で80000個の土地を占領する」といった目標が設定されており，それが段階的に進んでいく。
　また，最終的な戦いの目標が，「いずれかの勢力が，3勢力の首都を占領する」だったりするので，自由の民の勢力，あるいは冥王サウロンの勢力同士が争うこともある。


　また，ファンが楽しめる要素として「西境の赤表紙本」というコンテンツが用意されている。西境の赤表紙本は，劇中でビルボとフロド，サムによって書かれたもので，指輪戦争を始めとする彼らの旅の足跡が記されており，本作ではその足跡を追体験できるようになっている。
　コンテンツ自体はあらかじめ用意された軍勢を使って，敵を倒していくというもので，物語はチャプターごとに分かれており，クリアすることで報酬が得られるため，映画は穴があくほど見たという人もクリアしてみてほしい。


　「ロード・オブ・ザ・リング：戦いの幕開け」は，映画「ロード・オブ・ザ・リング」のファンなら間違いなく楽しめるタイトルだ。かくいう筆者も映画のファンであり，映画を繰り返し見たクチで，上述したようにマップを眺めているだけでも楽しかった。
　ストラテジーゲームとしてもしっかりと作られており，映画をただ追体験するゲームではなかったのも，特筆しておくべきだろう。原作をあまり詳しく知らない人なら，ゲーム各所に置かれた地理やロケーションの説明で，指輪物語や映画「ロード・オブ・ザ・リング」のことを知っていける。


　ファンとしては，中つ国で，自分の拠点を持って，軍勢を築き，他の勢力と指輪をめぐって戦いを繰り広げる，というのはなんとも胸が躍る。ゴンドールに所属して，悲願だった「オスギリアス」を奪還したり，あるいはモルドールの軍勢で，映画では攻略できなかった「ミナス・ティリス」を攻め落としたり，そういったifの物語を楽しめるのが本作の魅力と言えるだろう。

　本作は海外で先行リリースされ，4月14日に日本でもサービスが開始された。4月下旬には新シーズンとなる「シーズン4」の情報も公開される予定とのことで，「始めるなら今！」というタイミングになっている。この機会に，中つ国の戦いに身を投じてみてほしい。

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