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“ねぽらぼ”の4人がステージを駆け回った「re:VISION Holoearth Live」レポート。タレントと観客が作り上げるバーチャルライブがついに実現
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同イベントは,「ホロアース」がβ版だった頃からたびたび行われてきた,バーチャルライブの最新のものにあたる。同社のVTuberグループ「ホロライブ」から,5期生の桃鈴ねねさん,尾丸ポルカさん,雪花ラミィさん,獅白ぼたんさんがゲーム内に登場し,歌やダンスなどのパフォーマンスを披露した。
本稿では,このステージの模様をレポートする。
全7曲が披露された,「ホロアース」内ねぽらぼライブ
ホロライブ5期生によるユニット“ねぽらぼ”の4人が登壇した今回のライブ。開演時間は19:00だったが,その遙か以前から「ホロアース」にログインができない状態が続き,ログイン画面と格闘すること数十分。ログインに成功しさえすれば,以降はスムーズにライブ会場まで進めたが,これもまたライブの注目度の高さゆえだろう。
そして待ちに待った開演時間,ねぽらぼの4人による開始アナウンスでライブはスタート。
4人の代表曲である「Hyper Jumpin’」で幕が上がると,ライブ衣装の4人がステージを駆け回りながら,歌唱とダンスを披露した。
また曲後のMCでは4人の自己紹介に,観客たちも文字スタンプや特製ペンライトを振って応える一幕も。まさに「ホロアース」ならではの光景と言えるだろう。
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YouTubeでのチラ見せ配信が終了後は,4人それぞれがソロ曲を歌い上げたのち,再びねぽらぼメンバー全員で歌うグループ曲「ひとつになる声」を披露。ラストの「Cosmic Wonderful Tour!-Christmas Remix-」では,クリスマス用にアレンジされた編曲と,サンタクロース衣装で歌う4人の姿を観ることができた。
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なお,当日のセットリストは以下のとおり。
| 「ねぽらぼライブ re:VISION Holoearth Live」セットリスト(敬称略) | ||
|---|---|---|
| 1. | Hyper Jumpin’ | 桃鈴ねね,尾丸ポルカ,雪花ラミィ,獅白ぼたん |
| 2. | Ring-A-Linger | 桃鈴ねね |
| 3. | ペルソナ | 尾丸ポルカ |
| 4. | Fleur | 雪花ラミィ |
| 5. | Lioness’ Pride | 獅白ぼたん |
| 6. | ひとつになる声 | 桃鈴ねね,尾丸ポルカ,雪花ラミィ,獅白ぼたん |
| 7. | Cosmic Wonderful Tour! -Christmas Remix- |
桃鈴ねね,尾丸ポルカ,雪花ラミィ,獅白ぼたん |
なお7曲目の「Cosmic Wonderful Tour!-Christmas Remix-」終了後には,「ホロアース」内でライブに参加したプレイヤー限定の特別パートで,長めの撮影タイムも設けられていた。
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今回のライブがβテスト版の頃と大きく異なったのは,なんといってもアバターの存在だろう。タレント側が3Dモデルなのはもちろんだが,β版では三角のオブジェクトだったプレイヤー側も,しっかり人型アバターで参加可能となった。
さらにアバターには,今回のライブ用に作られたIDカードホルダーやライブTシャツ,特製ペンライトなどを身につけさせることができ,エモートやジャンプ,文字プレートなどを使って,「ホロアース」内でもリアルライブさながらの応援ができるようなったのだ。
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一方で,「ホロアース」内でのバーチャルライブならではと言えるのは,やはり観客とタレントの距離感の近さだろう。観客が入れるスタンディングエリアとステージには,ほぼ高低差がなく,超至近距離かつ,360度好きな角度からライブが鑑賞できるのは,バーチャルイベントならではだ。
さらにフォトモードや,会場内のアバター描画人数を調整すれば,タレントしか画面に描画されない,自分だけのためのライブのような感覚も味わえた。
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なお今回のライブでは,メディア向けにテスト中のクラウドゲーミング環境を用い,「ホロアース」に参加できる機会が用意されていた。
これはWebブラウザ上で動作するため,クライアントをインストールせずにゲームへ参加できる利点がある。とくにPCのスペック面で参加が厳しい人や,Mac環境の人にとっては福音となり得る仕組みといえる。
実際に試してみたところ,マウス操作などにやや違和感があったものの,ロビーへの移動やライブへの参加は問題なく行えた。なお今回はメディアのみだったが,今後のライブでは正式版として,一般公開も予定されているという。
またこれとは別に,スマートフォン対応に向けた開発も進められているとのことなので,こうしたプラットフォームの拡張によって,「ホロアース」の裾野がより広がることに期待したい。
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念願のバーチャルライブだけでなく,アバターを使った遊びやクラウドゲーミングの公開など,「ホロアース」の進化も垣間見えた今回の「hololive 5th Generation ねぽらぼライブ re:VISION Holoearth Live」。
なお,ライブの模様はSPWNもしくはZAIKOで,2026年1月21日まで動画が視聴できるほか,「ホロアース」内の3Dアーカイブにて,2026年1月4日まで1日5回のペースで再演が行われる予定となっている。
バーチャルライブだからこその体験に興味をひかれた人は,この機会に「ホロアース」にログインしてみてほしい。
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