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スペクター氏は1980年代からテーブルトークRPGやゲーム業界でのキャリアをスタート。Origin Systemsにおいて「ウルティマ・アンダーワールド(Ultima Underworld: The Stygian Abyss)」(1992年)や「System Shock」(1994年)などの開発に携わり,3D空間を活用した自由度の高いゲームデザインを追求してきた。
その後,「Thief: The Dark Project」(1998年)などを手がけたLooking Glass Studiosを経てIon Stormに加入し,オースティンスタジオを設立。スタジオヘッドとして2000年に代表作となる「Deus Ex」をリリースした。プレイヤーの選択によって攻略手法やストーリーが大きく変化する「イマーシブシム(没入型シミュレータ)」と呼ばれるゲームデザインへのこだわりは,世界中で高い評価を受けた。
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近年では,ディズニー・インタラクティブ・スタジオで「Epic Mickey」(2010年)の開発や,OtherSide Entertainmentで「System Shock 3」(未発売)の制作に携わった。直近ではOtherSideの最高クリエイティブ責任者(CCO)として新プロジェクトにも携わるなど,精力的な活動を続けていた。
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スペクター氏のLinkedInへの投稿によると,キャリアは44年に及び,最終作となった「Thick as Thieves」までに17作と9つの拡張パックを手がけたという。
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それと同時に,業界の若き仲間たちに向かって「若い開発者の皆さん,以前にも言いましたが,皆さんの仕事は,私のような人間が存在したことさえ人々に忘れさせることです」と語りかけ,後進へのエールを送っている。
ゲーム業界における1つの時代を象徴するクリエイターの引退に,世界中のファンや関係者から惜しみない称賛と感謝の声が寄せられている。



















